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3121.境内には美しい尾の鶏(にわとり)がたくさんいます2.鎌倉時代に建てられた拝殿は国宝に指定されています3.古代の有力豪族・物部氏(もののべし)の神様として信仰(しんこう)を集めてきました石上神宮いその....

3121.境内には美しい尾の鶏(にわとり)がたくさんいます2.鎌倉時代に建てられた拝殿は国宝に指定されています3.古代の有力豪族・物部氏(もののべし)の神様として信仰(しんこう)を集めてきました石上神宮いそのかみじんぐうじんむすいにん『古事記』の神武天皇や、垂仁天皇の記事などに「石上神宮」の名で記される、日本でもっとも古い神社の一つです。かむやまといわれびこのみことじんむくまの神倭伊波礼毘古命(のちの神武天皇)が熊野で、巨大くまあらじゃきききな熊の姿をした荒ぶる神に邪気を浴びせられて危機におちいたかくらじいりょく陥った時、高倉下という人物から、不思議な威力があふつのみたまのつるぎてわたなんのがる布都御魂剣を手渡され、難を逃れました。石上神宮ふつのみたまのおおかみではその布都御魂大神を主祭神としてまつっていまほんでんはいでんこうほうふす。かつては本殿がなく、拝殿後方の足を踏み入れてきんそくちはならない禁足地に主祭神をまつっていました。MAPP92天理市布留町384JR・近鉄天理駅から奈良交通バス石上神宮前停下車、徒歩約5分大神神社おおみわじんじゃ古くから“神の宿る山”として信仰を集める三輪山をほんでんはいご神体とする、日本最古の神社の一つ。本殿はなく拝でんきじゅつ殿のみ。『古事記』には、神社と関連のある記述が多おおものぬしのおおかみおそえきびょうはやく登場します。大物主大神は、恐ろしい疫病が流行っなげすじんていることに嘆き悲しんでいた崇神天皇の夢の中に現おおたたねこれ、「意富多々泥古によって我をまつらせれば、国がおだおおたたねこさが穏やかになる」と告げます。天皇は意富多々泥古を探し、大神をまつる神主にしました。大神は主祭神として今もまつられています。MAPP92桜井市三輪1422JR三輪駅から徒歩約5分3121.良縁(りょうえん)と円満を願う縁結(えんむす)び・夫婦(ふうふ)円満の絵馬(えま)2.拝殿前の「巳(み)の神杉(かみすぎ)」には巳さん(蛇)(へび)の好物の卵や酒がお供えされています3.『古事記』『日本書紀』にもっとも早く祭祀(さいし)が整えられた神社の一つとして描(えが)かれています12多神社おおじんじゃしゃいきを奈良盆地のほぼ中央に位置し、古くは広大な社域おおしほんきょちおおし誇った大社。古代、多氏の本拠地といわれ、多氏につかむやいみみのみことかむやまといわれびこのみことじんむながる神八井耳命、神倭伊波礼毘古命(神武天皇)、かむぬなかわみみのみことすいぜいひめみかみおおのやすまろ神沼河耳命(綏靖天皇)、姫御神、太安万侶をまつっかむやています。『古事記』と『日本書紀』によれば、神八みみのみことかむぬなかわみみのみことこうい耳命は神武天皇の第二皇子で、弟の神沼河耳命に皇位ゆずさいししゃを譲って、自らは祭祀者になったそうです。い井31.春は境内に美しい桜が咲きます2.二の鳥居をくぐって拝殿(はいでん)へ。なお、一の鳥居は参道前の道を東へしばらく行ったところ、三輪山の真正面にあります3.三輪山・多神社・二上山(にじょうざん)はほぼ東西一直線に並んでいて、奈良盆地を四方に見渡(みわた)せる場所にありますMAPP92磯城郡田原本町多570近鉄笠縫駅から徒歩約16分74