ブックタイトル名所図会 日本書紀ことはじめ編

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概要

名所図会 日本書紀ことはじめ編

と誓う約けい(※注)を行いようやく認められました。争う気持ちがないことを示すために、天照大神と恐れ、武装して対峙しました。素戔嗚尊は、した。天照大神は弟が攻めてきたのではないかめる姉・天照大神のもとに別れを告げにいきま父母のもとを追われた素戔嗚尊は、天上を治尊を根の国に追放しました。残忍な性格であったため、父母の二神は素戔嗚最後に素す戔さの嗚おの尊みことを生みましたが、勇ましく強く弓ゆみの尊みこ(と月つく夜よ見みの尊みこと)を生みまた天上に上げました。天あま照てらす大おお神みかみ)を生み天上に上げ、次に月の神・月つく尊は相談して、日の神・大おお日ひ?るめの貴みこと(またの名をくさんの神々を生んだあと、伊奘諾尊と伊奘冉生み、そして森羅万象の神々を生みました。たした。二人はその島に降り立ち、日本の国土をて引き上げると、その滴りによって島ができま二人が天あまの浮橋から天あまの瓊ぬ矛ほこで海をかき回し誕生し、伊い奘ざ諾なきの尊みことと伊い奘ざ冉なみの尊みことも生まれました。粋な男神でした。続いて男女一対をなす神々がそして豊とよ斟くむ渟ぬの尊みことが生まれました。この三神は純のが生まれ国くにの常とこ立たちの尊みこととなり、次に国くにの狭さ槌つちの尊みことが、いました。その天地に、まず葦の芽のようなもれたとき、国はまだ水に遊ぶ魚のように漂ってく濁っている気が地となりました。天地が生ませんでしたが、自然と明るい気が天となり、重太古の世界は、はじめ天と地が分かれていまあめつちの始まり巻第一神代たまきじんじゃ玉置神社▲MAP P28吉野郡十津川村玉置川1標高1076mの玉置山の頂上付近に鎮座する社で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる。神社名は、神武天皇(じんむてんのう)が東征のときに、十種神宝(とくさのかんだから)のうちの「玉」をこの地に鎮め(置き)て、武運を祈願されたことに由来する。主神・国常立尊は、「天地ができた世界の始まりに現れた最初の神」として記されている。※正邪や当否を決定するために神意をうかがう占い。を剥はがされて天照大神のもとから追放されました。素戔嗚尊はその罪により、髪を抜かれ手足の爪び光を取り戻しました。ち構えていた手た力ちから雄おの神かみが外へ引き出し、国は再るのかと天照大神が顔をのぞかせた瞬間に、待に舞うなど皆で祈祷を行い、なにが行われてい原に集って相談し、磐戸の前であ天まの鈿うず女めの命みことが巧みなくなりました。八や十そ萬よろずの神かみたちは天あまの安やす河かわの河ると、国中が暗闇につつまれ昼夜の区別もつかり、磐いわ戸とを閉じて中に籠こもってしまいました。す藉ぜきを働きました。怒った天照大神は天あまの石いわ窟やに入関わる神聖な空間をけがすなど、数々の乱暴狼ろうしかしその後、素戔嗚尊は天照大神の祭さい祀しに神様が続々と誕生して1ことがわかります。も、さまざまな神話があった「一書」をそれぞれ比較してれば全く違うところもあり、事記』と似ているところもあが、『日本書紀』の内容は、『古『古事記』が思い浮かびますと伝えてくれる書物といえば日本の創世神話を生き生き所もあります。もの「一書」が掲載されている箇のストーリーに対し、最多で十一していく方法がそれで、ひとつて、本文とは別解釈の話を並記物が伝えるには)」と前置きし文のあと、「一書に曰く(ある書著述されています。主となる本に「神代」は独特な記述方法で考に編集されたと考えられ、特代に存在した複数の書物を参『日本書紀』は、編纂された時一あ書るふみに曰いわくとは?神代彦ひこ波な瀲ぎさ武たけ??う草かや葺ふき不あえ合ずの尊みこと誕生尊みこと釣り針・弓を取り替える兄・火ほの闌すそ降りの命みこ、と弟・彦ひこ火ほ火ほ出で見みの杵ぎの尊みこをと降臨させる高皇産霊尊、天あま津つ彦ひこ彦ひこ火ほの瓊に瓊にらせるの高たかた皇みめ産むす経霊ひふの大お津尊みつほこ己あ主、とぬしなの貴む神か葦あし原はら中なかつけ甕み国くかに槌づちの神かみを遣わしちのみ神かとみに武た国を譲平定を素退戔治嗚す尊る、出雲国で八や岐またの大おろ蛇ちれ素る戔嗚尊、高天原から追放さ戸が開くるが、神々の祀りにより再び磐天照大神、怒りあ天まの石いわ窟やに隠れを素働戔く嗚尊、高天原で乱暴狼藉行天う照大神と素戔嗚尊、誓う約けいをを素訪戔ね嗚る尊、高たか天まの原はらの天照大神素戔嗚尊、根の国へ追放される天あ生伊まむ照てらす奘大お諾お神み尊か・み・月つ伊く弓ゆみの奘尊み冉こ・と尊素すが戔さ相の嗚お談の尊みこしをと、森羅万象の神々を生む1伊い奘ざ諾なきの尊みこと・伊い奘ざ冉なみの尊みことが国土と男女対になった神、八柱誕生天あめ地つち開かい闢びゃ、く三柱の男神誕生日本書紀年表巻第二巻第一10