奈良県トップページ > 奈良県の農林業・農山村 > 奈良の「食」行動計画 > はじめに
はじめに このたび、「奈良の新たな食文化の創造と味覚の情報発信」を目標とする『奈良の「食」行動計画』を策定いたしました。 この計画は、「日本文化の再生と新たな創生」を目指す平城遷都1300年に向け、「食」の分野における「関西の憩いのオアシス」を目指そうとするものです。 本県では、平成16年中には「紀伊山地の霊場と参詣道」が3つ目の世界遺産登録となる予定です。また、平成22年(2010年)には、「奈良・平城京」に遷都されてから1300年という記念すべき年を迎えるなど、日本国内だけでなく世界から注目される出来事が続きます。観光立県である本県にとって、視覚・聴覚・味覚の面からの奈良のホスピタリティー 〜「奈良らしさ」づくり〜 を確立することが重要になっています。 一方、私たちの「食」を取り巻く環境の変化には、近年、目を見張るものがあります。 BSE問題や企業モラルの欠如などによる食品の虚偽表示等に関連して、「食」の安全・安心の確保と消費者の不安の解消、信頼の回復が大きな課題となっています。 また、都市化の進展等による農業に接する機会の減少や、食の外部化・サービス化等の結果、消費者の食料・農業に関する知識や関心が低下するなど、「食」と「農」のへだたりが著しくなるとともに、その反省から、地産地消やスローフード、食育など、生産・流通・消費が一体となった「食と農の共生」が見直されてきています。 こうした状況を背景に、県では、この計画に沿って、奈良を訪れる人や県民が奈良らしさを体感できる「奈良のうまいもの」づくりと、奈良特産品・安全安心づくりを着実に推進してまいりたいと考えています。 併せて、県民の方々の積極的な参加をはじめ、関係機関・団体がお互いの役割を活かしつつ、連携した取組を展開していただきますよう、ご理解・ご協力をお願いする次第です。 計画の策定にあたり、熱心にご審議いただきました奈良の食づくり行動計画策定委員会をはじめ各専門部会の委員やアドバイザーの方々、さらに、様々な機会を通じてご協力いただきました多くの皆様に、厚くお礼申し上げます。 平成16年3月 |
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奈良県知事 柿本 善也 |
奈良の「食」行動計画 | |||||
| 目次 | はじめに | <1> 奈良の「食」行動計画とは | <2> めざす方向 | <3> 推進方策 | <4> 運動推進体制 | | |||||
| 参考〔背景、環境、経緯〕 | 奈良の食づくり行動計画策定委員会名簿 | 奈良の「食」行動計画年次別計画表 | |