第3回 「知事と県民のつどい」 概要
日 時 平成22年 8月21日(土) 13時〜15時
会 場 奈良県社会福祉総合センター 研修室
| 知事県政説明 | 説明資料 ◇(仮称)ポスト1300年祭構想 1・2・3・4 ◇平城遷都1300年祭開催効果等 中間まとめ |
||||
| 意見@ | 奈良における「ツアーオペレーター」組織の必要性について | 発言概要 | |||
| 意見A | 奈良の観光力向上と中南部振興について 「歴史文化を観て回る観光から住民と交流する観光へ」 |
発言概要 | |||
| 意見B | 明日香における歴史展示の推進について | 発言概要 | |||
| 意見C | 明日香村伝承芸能保存について | 発言概要 | |||
| 意見D | 中南和エリアにおける観光振興策について | 発言概要 | |||
| 会場からの意見 | 発言概要 | ||||
【意見@ 】奈良における「ツアーオペレーター」組織の必要性について
| (奈良市 男性) ポスト1300年祭の構想は、それぞれを互いに関連付けて旅行商品に仕立て上げて、それをPRすることが必要になってきます。つまり、自前のデスティネーション・キャンペーンをしなければならないと思います。そのためには、観光情報を発信したり、自ら旅行商品をプランニングしたり、ツアーを実施したりする、旅行プランナー、ツアーオペレーターといった組織が必要になってきます。イメージ的には、旅行業の資格を持った半官半民の組織です。また、県下には、たくさんの観光ボランティアガイドさんがいらっしゃいます。このようなボランティアとタイアップして、旅行商品を組み上げるということも、旅行プランナーの仕事の1つです。 観光業の振興は、奈良県の経済活性化の残された数少ないカードの1枚です。このカードを生かすも殺すも、1300年祭のあと、ポスト1300年の取り組みに向けた活動いかんにかかっています。ぜひ、強力な奈良の「ツアーオペレーター」を組織していただきたいと思います。 |
|
| (知事) 観光振興の組織をどうするかというのは、奥深くて難しい課題です。 ツアーオペレーターはいい組織ですが、県内には熱心にいろんなことをされている人がいますので、そのような元気な人とマッチングして、一生懸命やるのを続けて自然と伸びるのも一つだと思います。もちろん、その中で「ツアーオペレーター」があっていいと思います。地域おこしは、若者、よそ者、ばか者とよく言われます。地域で、熱心にする人、よそ者、元気に頑張る人が仲間を作り、それが何かの組織になるというのが、大事かと思います。半官半民のような組織はどうかというご提案がありましたが、これはなかなか味のあるご提案だと思います。官は何、民は何、協会は何と、形でやっていったらだめだと思います。 それから、インターネットで情報を取って、観光に来られる方が多い。いい企画をインターネットで見つけて、予約までして来られるようです。パンフレットをたくさん家に持って帰るという旅行の仕方は古くなってきているので、インターネットでどれだけ展示をしているか、その通りの信頼性のある商品、サービスを提供できるかという繰り返しに掛かっていると思います。来られた時のサービスの質を上げるのに、現地での対応については、まだまだやることがたくさんあります。とにかく悪いサービスは引っ込んでもらって、いいサービスを提供し、インターネットで情報を発信して、お客さんに来てもらうということになれば、評判が確実に良くなると思います。 (文化観光局長) ご提案いただいた「ツアーオペレーターの設置」については、現在、奈良県ビジターズビューロー内に商品企画部を設置し、旅行会社等に対して魅力ある旅行商品の企画、提案や、旅行業の許可を有する奈良交通と連携した着地型のバスツアーやカルチャーツアーを実施しています。ビジターズビューローにおいて旅行業の許可も取得し、トータルにツアーの企画・催行が可能な組織とすべきかについて、関係者も交え、検討していきたいと考えています。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○奈良県ビジターズビューローにおいて、旅行会社等に対して旅行商品の企画・提案を実施。平成22年度においては、「奈良のむかし町まち歩き」をテーマとした企画などを提案。 また、平成23年3月14日には官民連携による巡る奈良実行委員会を設立。同委員会では、県内各地のイベントや観光素材に関する情報を収集・共有し、テーマ性・ストーリー性を加味して編集を行い、着地での統一的な情報発信を行っていく予定。 【観光振興課】 |
|
| このページのTOPへ |
【意見A 】奈良の観光力向上と中南部振興について
「歴史文化を観て回る観光から住民と交流する観光へ」
| (高取町 男性) 奈良の観光力向上と中南部振興を図るためには、歴史文化を観て回る観光から、住民と交流できる観光への、観光行政の方向転換を提案します。観光の流れは、名所旧跡を観て回る観光から、地元住民と交流・体験ができる観光へと変化しています。観光を地域の総合産業として、住民が主体的に振興することが地域の活性化に大きく寄与し、地域が持続的に発展する原動力となり、地域づくりに多大な効果があります。住民が積極的に観光客と交流することが、地域を活性化させるとともに、高齢者住民の心身機能の活性化にも繋がります。観光交流地域の創出には、ビジネス感覚を持ってマネジメントすることが望まれます。まずは、お客様を考えることであり、地域をマーケットの観点から考えることです。「お客様は誰か」と考えることが最も重要なことです。そして、地域づくりの手順を間違えないで、「目的を明確にし」「現状を分析して」「基本方針を決め」「戦略を立て」「実行し」「効果的な広報を行い」「結果を検証して」「戦略を修正する」といった一連の手順を踏んで行えばどこの地域ででもできます。 そのためには、県として、最重点マーケットを、少数の来県者である東京や外国ではなく、多数の来県者が見込まれる大阪をはじめとする関西圏に設定し、限定地域情報や、一地域では話題性が乏しいので、市町村の垣根を越えて、季節やテーマ等をキーワードに他の地域を繋げて、付加価値を高めた地域情報をマスコミやフリーペーパー、そして他地域のコミュニティ団体、旅行会社、バス会社等に、効果的に情報発信できる体制づくりをすることが急務です。観光交流地域づくりは、県の観光力向上にも、中南部の地域振興にとっても切り札になると考えますので、検討いただくようお願いします。 |
|
| (知事) ご意見をうかがって、プロにまかせてはいけないと思われているのではないかと感じました。プロとアマの大きな違いは、地域を愛しているかどうかということです。地域を誇りに思う人が説明するのか、お金を儲けたいと思う人が説明するのかで、親切心の伸びが違います。 関西圏をターゲットにしてはどうかということですが、平城遷都1300年祭のプロモーションをしていて、1番人気が高いのは関東なんです。関西圏は、近いけれども奈良をどれだけ愛でてもらえるのかという点で、心配は残っていますが、大事なターゲットだと思います。 情報発信についてですが、県からだとどうしても市町村、行政の情報になるのですが、首長さんが熱心だとものすごくやりやすいです。これが一般のボランティアの人がされることとなると、県が直接何か補助することは、順位的に難しいので、公募して一緒にやる協働事業であれば、わずかなお金ですが県が負担します。市町村だと、「複数の市町村が広域的に事業をするので、県も応援しないか」といわれると、とてもやりやすいです。これは、健康づくりでも、まちづくりなど全て同じです。1つの市町村とだけ一緒に事業をすると、どうしてそこだけやるのかと言われます。協働してやるというのが、それを乗り越える1つの手法ではないかと思います。 (文化観光局長) 観光を地域の総合産業としてとらえ、住民が主体的に参画することにより地域経済の活性化に大きく寄与し、地域が持続的に発展する原動力になるというご意見には同感ですし、「まちづくり」や「地域づくり」の観点から観光を考えることはとても重要だと認識しています。 「なら燈花会」や「なら瑠璃絵」などの取り組みは、商工会議所青年部や観光関係事業者、地元住民の方々を中心とした実行委員会が主体的に参画することにより、観光を通じて地域経済の活性化に取り組んでいただいている例です。 また、平城遷都1300年祭を契機に、県内各地においては、市町村、関係団体、地元住民を中心に、多くのイベント等の取り組みを行っていただいており、このような流れを維持・継続していくことが必要であると思います。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○「なら燈花会」「なら瑠璃絵」については、平成23年度も継続実施する予定。 【ならの魅力創造課】 |
|
| このページのTOPへ |
| (明日香村 男性) 明日香は、都があった地として日本書紀の文献に記述されているという部分で評価が高く、日本全国からたくさんの来訪者があります。しかし、埋蔵文化財が多く、お見えいただいた方に、その歴史について、理解していただいていない部分が多くあるように思います。 明日香は自然の風景がすばらしく、ボランティアガイドも熱心ですが、もっと良くするために、歴史をわかりやすく、楽しんでいただくよう、視覚的に見えるものとして展示することは良いことだと思っています。十数年前に、明日香村の教育委員会の事業で、子どもたちに埋蔵文化財の体験発掘をさせてもらいました。その体験によって、子どもたちは、明日香のすごさを認識し、誇りに思い、大きくなってくれていると実感しています。 県を含めた市町村と連携させていただいた中で、埋蔵文化財を含めた歴史展示のあり方をもう一度考え直して、私たち明日香村民だけの明日香だけでなく、明日香にお見えになられた方に、明日香の歴史を体験していただけたらと思っています。 |
|
| (知事) 明日香には、すごい値打ちがあると思います。しかし、例えば石舞台には「蘇我馬子の墓だと思われる」という程度の説明があるだけで、「蘇我馬子というのは、こういう目に遭って、こういう勢力を張って…」ということは書かれていません。仏教のことや、戦いのこと、政治のことなどを言わないと歴史にならないところが難しく、明日香の歴史をどのように展示するのかというのは、まだまだ奥深い課題であります。 明日香の値打ちを一番感じているのは韓国の人だと思います。韓国の人は、百済には何も残っていないけれど、明日香にはこれだけ跡があると言っています。また、韓国語で「アスカ」を発音すると「飛ぶ鳥」という意味と音が似ているから、アスカに「飛鳥」という字を当てたという学者もいます。それほど縁が深いのですが、韓国の人に「明日香に来ても、ゆかりの説明がないじゃないか」と言われるのが、とても心痛みます。 また、奈良の値打ちは、京都の値打ちと全然違うと思います。京都は「内向き」ですが、奈良は国際交流が一番盛んな時代で「外向き」でした。明治時代は受け身での国際交流ですが、奈良は日本の歴史で唯一と言っていいほど積極的に国際交流し、東アジア世界の緊張感の中で、明日香に国家が成立したのです。そこまで説明すると、「明日香ってすごいな」とわかってもらえます。その説明には「韓半島との交流」というのは欠かせない要素です。 きっちり保存することはもちろん、これからの歴史展示は物を見せるだけでなく、その歴史的意味を説明する時代になるだろうから、専門家で囲い込んでしまうのではなく、「明日香の値打ち」を前提に研究すべきです。並行して、我々奈良県民も、「明日香の値打ち」を深く知る必要があると思っています。 (地域振興部長) 明日香村の歴史、意義を来訪者にわかりやすく伝えるため、昨年度、議論・検討を行い、その結果を「明日香における歴史展示等のあり方基本方針」として、今年の3月に公表しました。 この「基本方針」では、一般の方に“わかりやすく楽しく明日香の歴史そのものを体感してもらう”ため、テーマを設定し、ストーリー性を持った内容を映像や音声等を用いわかりやすく解説するとともに、学んだ歴史を実際に体感できるよう、飛鳥京跡苑池の復原など遺跡の整備を進めていくこととしています。 また、公的展示施設の役割分担として、「県立万葉文化館」を「歴史の総合展示施設」とし、歴史テーマや人物等により明日香の歴史の概要を総合的に学んでいただくとともに、観光のゲートウェイに、また、奈良文化財研究所の「飛鳥資料館」を「歴史物の総合展示施設」とし、国営飛鳥歴史公園事務所が現在整備に取り組んでいる「キトラ公園」を「歴史を体感・学習する施設」と位置づけたいと考えています。 これら明日香における展示施設のネットワーク構築を図ることで、明日香の歴史を多面的・重層的に展示していきたいと考えています。 これらの取り組みにより、明日香を「歴史展示における南の拠点」と位置づけ、歴史展示の取組を全県に広げていくことで、「奈良の歴史展示力強化」を図り、1300年祭で発信してきた奈良の魅力をさらに多くの方々に伝えていきたいと考えています。 |
|
| ☆対応状況 |
|
| ○平成22年7月に策定した「第4次明日香村整備計画」の基本理念の一つに「歴史展示の推進」を掲げている。 ○平成22年度には、「明日香における歴史展示実施計画」を策定。 ○平成23年度には、万葉文化館(歴史展示の拠点施設)整備基本計画の策定等を予算化し、明日香における歴史展示を推進するとともに、奈良全体の歴史展示力を強化。 【地域づくり支援課】 |
|
| このページのTOPへ |
| (明日香村 男性) 明日香村では、多くの埋蔵文化財が指定されています。それと同じく無形の文化財も非常に大事ということで、9年前に「明日香村伝統芸能保存会」という会ができました。 明日香村には、「南無天踊り」、「八雲琴」、「飛鳥蹴鞠」、「万葉朗唱」の4つの伝承芸能があります。この4つの芸能を、後世に伝えて行くとともに、観光立村としては、ぜひとも明日香のこの生活文化を、明日香を訪れるお客さんに見ていただきたいと思っています。私も他へ旅行しますと、むこうの伝統文化を拝見します。泊まったホテルなどは忘れてしまいますが、そこで体験した伝統文化というのは、いつまでも頭から消えません。それを明日香に来られるお客さんに体験をしていただこうと、数年間、工夫して会場をいろいろと変えながら公演を続けています。 なんとか明日香の伝統文化を訪れるみなさま方に見ていただきたいと思っていますので、県の施設も使わせていただけるようにするなど、舞台づくりに協力をお願いします。 |
|
| (知事) 「万葉朗誦」ですが、富山県高岡市では、三日三晩かけて万葉集を4516首全部を朗誦するイベントを10年続けておられ、全国の名物行事になっています。奈良時代中期に越中守として赴任した大伴家持は、ふるさとをしのんで、高岡市で223首を作ったそうです。鳥取県では、大伴家持が万葉集の最後の歌を詠んだ地だということで、「因幡万葉歴史館」ができています。鳥取県は一首だけですが、他にそういう無形の文化財がないので、1つを大事にされています。奈良はありすぎて、どれを選んだらいいのか、選び方が難しいくらいもったいない県です。 明日香は凍結的保存で何も作ってはいけないといわれていましたが、何か展開する場所をつくらないとできません。南和の周遊の拠点は、明日香になると思っていますので、明日香から始まって、奈良の南和の観光は充分巡ることができると思います。舞台のことで、展示、活動する施設については、第4次明日香整備計画が、今年から10年間を計画期間としてスタートしますので、この10ヵ年のうちで、今までの3次、30年の明日香計画と違う味が出ればいいなと思っています。 (文化観光局長) 本県には多くの有形、無形文化財がありますが、有形の文化財とともに古代から伝えられてきた貴重な無形の文化財を後世に伝えていくことは、大変重要なことであると考えています。 発表する会場のことですが、県有施設として、明日香村には「万葉文化館」があります。企画展示室や万葉庭園の野外ステージでは、年間を通じて、他の関係団体との共催で施設を使い地域全体の活性化につながる催しに取り組んでいます。 今後とも、明日香村においては村まるごと博物館構想にのっとり、文化伝承芸能の公演等に県の施設が活用できるようにするなど、明日香村と連携して文化活動の発掘や人材の育成、文化芸術発表の場づくりに協力していきたいと考えています。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○平成22年7月に策定した「第4次明日香村整備計画」において、万葉文化館を「歴史展示の総合施設」と位置づけるとともに、今後、人々が集い賑わいのある場所として整備する方向で検討を行う。 【地域づくり支援課】 |
|
| ○中南和地域の観光拠点として、万葉文化館内エントランスに「インフォメーション明日香」を設置し、観光及びイベント案内を行うとともに、平成21年度から関係市町村との連携により館内で地域全体の魅力を紹介するイベントを開催。平成23年度も継続して実施する予定。 ○その他関係団体との共催により地域全体の活性化につながる催し(平成22年度は、万葉ひろば、奈良まちおこし結び会、飛鳥坐神社おんだ祭り神事の一部を館内で実施)を開催。 【文化課】 |
|
| このページのTOPへ |
| (橿原市 男性) 本年、1300年祭が盛大に開催されており、平城宮跡や奈良市内周辺は盛り上がっているように感じますが、中南和エリアにおいては、その波及効果が若干少ないと実感しています。 観光客が中南和エリアをまわっていただけるよう、平城宮跡をゲートウェイとして、県内各地を巡っていただく「巡る奈良」という施策は、ぜひ来年以降もやっていただきたいと考えています。 中南和エリアをもう少し活性化するために、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産に向けた取り組みの強化や、今井町の伝統的建造物の保存地区の観光資源活用化について、市町村とともにバックアップをお願いします。 高速道路無料化により、これからマイカーでの観光客が増えると考えられます。橿原市周辺では、南阪奈道路や、京奈和道等が整備されていますので、その辺りを中心に観光客の誘客をしていただくようお願いしたいと思います。 近年の健康ブームで、ウォーキングやジョギング等のイベントが盛んになっています。観光資源を活用して宿泊に結びつけたイベントを開催すると、まわりに波及効果があると考えています。観光と健康を一緒に楽しんでいただけるようなものをぜひやっていただきたいと思います。 現在、橿原市の商店街でイルミネーションの事業に取り組んでいます。観光と商店街の活性化を一緒に行うようなものを考えています。県内には、いろいろ商店街がありますので、そういうところにスポットを当てて、取り組んでいただければと考えています。 |
|
| (知事) 色々なアイデアをいただいたと思います。県庁では、具体的な知恵を具体的な行動で示し、更なる知恵をもらうようにと言っています。有意義な失敗をして、いいものを身につける。失敗はできるだけ官がすればいいと思ってますが、官民で共同して失敗しないと、失敗の有意義な体験が身に付かないと思います。 観光客の中南和周辺へのマイカーでのアクセスですが、マイカーやバスで来られると、車から降りないとよく観られないし、お金を使われないので、車から降りてもらわないといけません。そのためには、地域の駐車場を道の案内板でお知らせするというのが基本です。駐車場で降りて、コミュニティバスや自転車でまわるというように、とにかく降りて足を使ってもらう。場合によっては、財布を使ってもらうというのが基本戦略です。マイカーで動くのに便利にしすぎると駄目ですし、中南和では特にマイカーから降りてもらわないといけません。このようになるには、時間がかかりますが、していかなくてはいけないと思います。 橿原公苑をスポーツのメッカにしたいと思っています。古くなった橿原公苑事務所の宿泊施設を改修して、ジョギングやウォーキングする人が、シャワーや更衣室を使えるジョガーズステーションを作ろうと計画しています。また、平城宮跡の近くの郊外の駐車場で自転車の貸し出しをすると、大変好評でした。この秋も、秋のレンタサイクル事業を行います。平地だけでなく、ヒルクライムといって山の上も自転車で登る人が、最近増えていますので、南部の山への観光も含めて、自転車は大きなポイントとなると思います。山へ登って、ふもとに下りてくると、お風呂がある、休める、食事があるという場所が必ずいります。運動と休息、宿泊というのは、1つの大きな結びつきがあり、大事なテーマです。 奈良マラソンで、1万人来られると、奈良市内だけでは泊まれませんので、必ず南和に来られます。その時にインターネット等で広告しておかないと、大阪に行ってしまいます。あとは、ラグビーです。花園の高校ラグビーに50校ほど出場しますが、18校ほどが奈良市内に泊まっています。去年気づいたので、近鉄奈良駅前に激励幕を張ったり、宿舎に激励に行ったりしました。花園が近いというので、このように奈良はおもてなしをするということを観光を結びつけたい。花園に出場できない人でも奈良で練習をしようとか、奈良で強豪と試合をするといったようなイベントできないかと考えています。 (文化観光局長) 本県観光のさらなる発展のためには、中南和への誘客促進が重要な課題と認識しています。現在、「はじまりの奈良、めぐる感動」をテーマに平城遷都千三百年祭を開催していますが、その中で「奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」「祈りの回廊」の事業は、「飛鳥・藤原・宇陀エリア」など5つの中南和エリアで実施しています。 また、本年から、自動車旅行者を中南和をはじめ東部へ誘うため、道の駅・iセンターにデジタルサイネージ(電子掲示板)を設置し、観光情報や交通情報などを発信しています。 また、「歩く・奈良」推進事業では、「飛鳥・藤原の宮都と古墳群、古代大和のロマンを体感する旅」などのルートを、ホームページ、パンフレット、書籍などで紹介しています。 一方、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」のユネスコ世界文化遺産登録に向けた推進協議会を設立し、学術調査などにも取り組んでいます。 また、2012年には古事記完成1300年を迎えることから、古事記・日本書紀や地域に伝わる伝承なども組み合わせて、旅行業者や旅行雑誌社などと連携し、地域の魅力を積極的に発信していきたいと考えています。 |
|
| ☆対応状況 |
|
| ○県内の自転車による周遊観光を促し、滞在型観光の拡大による観光振興、地域活性化を図ることを目的に、平成22年12月に「奈良県自転車利用促進計画」を策定。 ○平成23年度からは、既存の道路を活用し、案内誘導や注意喚起サインの設置によるネットワークの構築を進め、併せて、利用者への支援サービス(荷物、自転車の配送サービス、広域レンタサイクルの実施等)の充実による利用環境の創出に取り組む予定。また、南部地域においても、南部振興計画(平成23年3月策定)に自転車利用促進を位置付けており、吉野・五條地域における幹線ルートを構築するとともに、インターネット、観光マップの作成等による情報発信の充実を図り、観光振興や地域の活性化を推進していく予定。 ○さらに、高速道路を活用した中南和地域へのドライブ旅行の広報展開に取り組む予定。 ○また、ICT(情報通信技術)等を活用した周遊観光の促進により、中南和への観光誘致の展開を検討。 【道路・交通環境課】 【道路建設課】 |
|
| ○橿原公苑本館にジョガーステーション機能を整備するため、平成23年度から予算化し、改修事業を進める。 ○高校ラグビー全国大会の開催時期に合わせて、奈良で全国の強豪チームを招き交流ゲームなどを実施するため、平成22年度に試行的に実施。平成23年度から本格的に取り組む予定。 【スポーツ振興課】 |
|
| ○「オフシーズンのスポーツを活用した宿泊推進事業」を平成21年度から実施し、全国高校ラグビー大会(花園)への出場校の県内宿泊を誘致。平成22年度は奈良県代表を含む18校が奈良に宿泊。
平成23年度も継続して実施し、歓迎ムードの醸成を行い、県内宿泊校の増加を図る。 ○平成22年度は(社)平城遷都1300年記念事業協会において、各社寺における秘宝・秘仏特別開帳や地域イベントなどを支援する「巡る奈良」を推進。 平成23年度は「巡る奈良実行委員会」により、日本の源流・奈良をテーマに新基軸イベントを企画。各種情報の取りまとめ、観光プロモーション企画等を実施予定。 【 観光振興課】 |
|
| ○県推奨のウォークルートを順次造成しており、従来の推奨ウォークルート(50ルート)に加え、平成23年3月16日からは「記紀・万葉」で楽しめる17ルートをホームページで新たに追加公開中。(公開ルート数 67ルート) ○平成23年2月2日には「記紀・万葉プロジェクト基本構想」を報道発表。歴史素材の多角的な情報発信を図り奈良の魅力の再発見に繋げる。 ○平成23年2月7日に開催した奈良県観光見本市では招待した首都圏、東海圏、関西圏のメディア各社、旅行会社に対し、「記紀・万葉」をテーマにした県内観光素材資料を提供。今後も持続的・積極的に情報提供を実施。 【ならの魅力創造課】 |
|
| ○平成19年1月に暫定一覧表に記載された「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けて明日香村、桜井市、橿原市とともに協議会を設立し取り組みを実施中。 平成22年度は、世界遺産としての価値を証明するための国内外の類似の文化遺産との比較研究を実施。 平成23年度は上記事業を引き続き行うとともに、新たにMR技術等による遺跡の復元など最新のデジタル技術を使った映像を活用したイベントなどを行い、「飛鳥・藤原」の価値の理解を広げる。 【文化課】 |
|
| 1 | (高取町 ) 学生には、歴史よりも、南へ呼んでグリーンツーリズムをしてもらってはどうか。川遊びや山遊びをして、自然の豊かさを勉強してもらいたい。 大人の修学旅行をテーマに中高年をターゲットに歴史をプッシュした方が面白いのではないか。 |
| (知事) 奈良は川辺などにキャンプ場がありますが、これまでは、どちらかというとキャンプ場はごみを落とす人ばかりで川が汚れるからあまり歓迎ではないというような発想がありました。最近は、若い人が都心から来ると地域が元気に見える、金が落ちる落ちないに関係なく、来てもらうのはいいことだというような反応があります。自然や歴史を楽しんでもらうサービスを提供するというのは、とてもいいことだと思います。奈良はそのような素材をまだ生かしてないように思います。 森林条例をつくって、森林を生産林と環境保全林に分けて、環境保全林に小道をつくって立ち入りできる場所をつくろうとしています。訪れてもらえるよう、何かストーリーのあるところに道ができないかと考えています。 奈良は修学旅行で行ったからもう行かないという人が多いです。平城遷都1300年祭に来る人は、修学旅行以来だという人が結構多いようです。中高年をターゲットにもう一度の修学旅行という形で来てもらうというのも一つの商品かと思いました。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○農山村地域での農業体験等の取り組みを都市住民に向けて積極的に情報発信し、集客を支援するため、県庁ホームページ内に「ならグリーン・ツーリズム」ホームページを開設(平成23年2月)。平成23年度においては、農村の地域資源の発掘・活用、魅力ある体験交流プログラムを企画・運営できる人材を育成するため、グリーン・ツーリズムの先進事例の紹介や演習、現地研修等を実施予定。 【担い手・農地活用対策課】 |
|
| ○環境保全林に立ち入りできる場所をつくる取り組みとして、平成23年度に"立入利用のための森林"と"眺望活用のための森林"各10箇所程度の箇所選定と全体計画の策定を行い、平成24年度以降整備を推進予定。 【林政課】 |
|
| ○平成21年度から、奈良県ビジターズビューローにおいて、中高年齢層をターゲットとした旅行企画を、首都圏を中心とした旅行会社・雑誌社等に対し、積極的にプロモーション。 ○時間と金銭にゆとりのある中高年をターゲットとした、大和のかくれ里を巡る商品企画を、奈良県ビジターズビューローにおいて平成23年度プロモーション予定。 【観光振興課】 |
|
| このページのTOPへ |
|
| 2 | (斑鳩町 女性) 「首都圏まほろば計画」は、首都圏だけでよいのか。 さわりだけを説明をして、「続きは自分で奈良を感じてください」という方法でやってはどうか。 万葉集は多少高尚なので、電車のプリントなどで見てもらって、鉄道好きに興味を持ってもらってはどうか。 食の向上について、古民家で農業体験をして、自分で作ってそれを料理していただくようなしくみを応援していただけないか。 |
| (知事) 「首都圏まほろば計画」について、首都圏だけではないのですが、奈良に宿泊される38%の人は関東のお客さんですので、首都圏を大事にしたい。また、阿修羅像のように首都圏でヒットが出ると、関西や奈良の人にも、「そんなにすごかったのか」と意識します。奈良の一番の愛好者は、首都圏におられるというのが実状としてはあろうかと思います。 「続きは奈良で」というのは、本当にその通りで、現地で見てもらうようにしたいと思います。 食の向上に関して、著名なシェフ等に来ていただいて、県が応援するというぐらいの値打ちがあることではないかと思います。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○東京における情報発信拠点「奈良まほろば館」において、平成21年4月より企画展やイベントなどを継続して実施。 ○奈良ファンの質問等にも的確に対応できるよう、観光コンシェルジュを2名配置し、情報発信機能を充実。 【観光振興課】 |
|
| ○奈良フードフェスティバルで構築した食のネットワーク(著名シェフなど)の方々をプランナーとして総合的に農家レストランや食の体験など(食の向上)へ支援を予定。 【マーケティング課】 【担い手・農地活用対策課】 |
|
| このページのTOPへ |
|
| 3 | (奈良市 男性) 「記紀・万葉プロジェクト」は、テーマが少し一般的ではない。もう少し、源氏物語のように一般化してはどうか。続日本紀ならわかりやすいが、古事記・日本書紀については神話の部分が多く記載されているので、扱いが難しいのではないか。 |
| (知事) 歴史と神話をどう分けるかという課題もありますが、神話を神話として受け取るということをまだ日本人はクリアしてないところがありますし、日本の神話は信じるけれど、他国の神話は信じないというようなことがありますので、これは我々日本人の課題です。 古代の物語に思いをはせるのは大事な課題だと思って、慎重に扱いながらチャレンジしていきたいと思っています。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○平成23年2月2日には「記紀・万葉プロジェクト基本構想」を報道発表。「本物の古代と出会い本物を楽しめる奈良」の実現に向け歴史素材の多角的な情報発信を図り奈良の魅力の再発見に繋げる。平成23年度は「記紀・万葉」PR事業を予算化のうえ推進・展開を図る予定。 【ならの魅力創造課】 |
|
| このページのTOPへ |
|
| 4 | (大淀町 女性) 明日香村に宿泊施設をつくってはどうか。中南和地域に宿泊できるようにしないと、客が素通りしてしまう。 県内で働く意欲のある若者の就職できる場をつくって、中南和地域で生活を可能にしていただきたい。 |
| (知事) 中南和地域は、医療と雇用が大事な話になると思います。 最近、郡山にイオンができて、2800人の雇用がありました。 南部の雇用は、スーパーが来るというのも一つ、工場もいいのですが、ホテルなど観光産業が来るというのも一つです。雇用を確保するというのは大事だと思います。 |
|
| ☆対応状況 | |
| ○中南和地域への宿泊施設誘致に向け、融資制度等により支援を実施。 【企業立地推進課】 |
|
| このページのTOPへ |