奈良県の取り組みについて

令和6年度 奈良県アレルギー疾患講演会の開催について

日本では現在、国民の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患を持つといわれています。アレルギー疾患は、症状の悪化を繰り返し、生活に大きな影響を及ぼします。

奈良県でも、「アレルギー疾患対策基本法」のもと、県内の医療機関等と連携し、アレルギー疾患を持つ方が安心して暮らせる体制づくりに取り組んでいます。その一環として、県民向けにアレルギー疾患講演会を開催します。


今年度の講演会は、『みんなで学ぼう!「アトピー性皮膚炎とスキンケア」』をテーマに、アレルギー専門医が最新の治療法について、皮膚疾患ケア看護師が「スキンケア」についてわかりやすく解説します。みなさま、ぜひご参加ください!


講演会の内容について

  • 対象者:アトピー性皮膚炎を有する患者とその家族、及び一般県民 先着200名
  • 日時:令和6年6月30日(日曜日) 14時00分~16時00分(開場13時30分)
  • 場所:奈良公園バスターミナル 2階レクチャーホール
  • 申込み締切:令和6年6月26日(水曜日)

【講演会内容】

  「アトピー性皮膚炎の基礎知識と新しい治療法」

 講師 奈良県立医科大学   皮膚科学教室 教授 浅田 秀夫先生


  「アレルギーがあっても、なくても、今からできるスキンケア・薬、保湿剤の塗り方のコツ」

 講師 藤田医科大学医学部 先端アレルギー免疫共同研究講座  皮膚疾患ケア看護師  久野 千枝先生


申し込み方法

講習会申込QRコード画像


奈良県アレルギー疾患医療提供体制整備事業について

平成27年12月に施行された「アレルギー疾患対策基本法」では、国、地方公共団体、医療機関その他の関係機関がそれぞれの役割を果たし、アレルギー疾患患者の状態や置かれている状況に応じた生活の質の維持向上を図ることとされています。

また、「アレルギー疾患医療提供体制のあり方に関する検討会報告書」(平成29年7月)及び「都道府県におけるアレルギー疾患の医療提供体制の整備について」(平成29年7月28日 厚生労働省健康局長通知)では、地域の実情に応じたアレルギー疾患対策を推進するための地方公共団体等の具体的な役割が示されました。

奈良県では、アレルギー疾患を有する方が、居住する地域に関わらず等しくその状態に応じて適切な医療を受けることができるよう、アレルギー疾患医療全体の質の向上を進めることを目的に、アレルギー疾患医療提供体制整備事業を推進していきます。


奈良県アレルギー疾患医療提供体制のイメージ図(jpg 399KB)


アレルギーについて

アレルギーとは?

アレルギーとは、「免疫学的な機序によって体に症状が引き起こされる」ことを指します。

私たちの体には「免疫」という病気を引き起こす異物(例えば、ウイルスや細菌など)から体を守る仕組みがあります。この仕組みが、ある特定の異物(ダニやスギ花粉、食物など)に対して免疫が過剰に反応して、体に症状が引き起こされることを「アレルギー反応」といいます。


主なアレルギー疾患について

※解説は外部サイトへ

ぜんそく


奈良県アレルギー疾患医療拠点病院/診療科別支援病院

アレルギー疾患対策基本法では、国民が居住地域に関わらず適切なアレルギー疾患医療を受けることができるよう、アレルギー疾患医療全体の質の向上を進めることが謳われており、県ではアレルギー疾患医療提供体制の整備を進めています。

そこで、重症及び難治性アレルギー疾患の専門的医療(診断・治療・管理)を行うとともに、診療連携体制の推進に中心的な役割を果たす「奈良県アレルギー疾患医療拠点病院」を、平成31年3月に指定し、また、診療科別の専門的医療の提供等を行う「奈良県アレルギー疾患診療科別支援病院」として、令和2年3月に9カ所の病院を指定しました。


奈良県アレルギー疾患医療拠点病院・診療科別支援病院について


奈良県アレルギー拠点病院・診療科別支援病院 アレルギーに関するホームページ

奈良県アレルギー指定医療機関

その他の医療機関・診療所等検索「なら医療ネット」

奈良医療情報ネット 奈良医療情報ネットから病院・診療所・薬局など検索できます。


リンク

一般社団法人日本アレルギー学会 アレルギーポータルサイト(厚生労働省補助事業)

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