情報処理技術や通信技術の著しい発展により、個人情報が大量かつ迅速に処理され、しかも広範囲に伝達されるようになっています。こうした技術の進歩は、様々な事業やサービスを通じて、わたしたちの生活に便利さや豊かさをもたらしましたが、その一方で、個人情報の不適正な取扱いや誤った個人情報の使用によって、私たちの権利や利益を侵害するおそれがあります。
●奈良県においては、
個人情報を適正に取り扱うためのルールとして、平成12年3月に「奈良県個人情報保護条例」を制定しました。この条例では、この制度を実施する機関(実施機関)が個人情報を取り扱う事務を行う場合に守らなければならない基本的なルールを定め、また、個人情報の本人が自己の個人情報について開示、訂正及び利用停止を求めることができる制度を設けています。
さらに、民間部門における個人情報の保護を図るため、事業者が取り扱う個人情報の保護に関する責務等を定めています。
