個人情報保護条例の概要

更新日:平成22年12月24日

個人情報とは?

 生存する個人に関する情報で、これに含まれる住所、氏名、生年月日その他の記述等により、特定の個人を識別することができるものをいいます。

個人情報を保護する必要性

 情報処理技術や通信技術の著しい発展により、個人情報が大量かつ迅速に処理され、しかも広範囲に伝達されるようになっています。こうした技術の進歩は、様々な事業やサービスを通じて、わたしたちの生活に便利さや豊かさをもたらしましたが、その一方で、個人情報の不適正な取扱いや誤った個人情報の使用によって、私たちの権利や利益を侵害するおそれがあります。

●奈良県においては、
 個人情報を適正に取り扱うためのルールとして、平成12年3月に「奈良県個人情報保護条例」を制定しました。この条例では、この制度を実施する機関(実施機関)が個人情報を取り扱う事務を行う場合に守らなければならない基本的なルールを定め、また、個人情報の本人が自己の個人情報について開示、訂正及び利用停止を求めることができる制度を設けています。
 さらに、民間部門における個人情報の保護を図るため、事業者が取り扱う個人情報の保護に関する責務等を定めています。

個人情報を保護することはみんなの責務です。

 個人情報保護制度の円滑な実施のためには、実施機関だけでなく、県民の皆さんや事業者の方が三者一体となって取り組む必要があります。そこで、条例では、実施機関、県民、事業者それぞれの責務として、次のように定めています。

 

県民の責務 実施機関の責務 事業者の責務

 個人情報の保護の重要性
 を認識し、自己の個人情
 報の適正な管理に努める
 とともに、他人の個人情
 報を取り扱う場合には、
 その権利利益を侵害する
 ことのないよう努めなけ
 ればなりません。

 この条例の目的を達成
 するために、個人情報
 の保護に関し必要な施
 策を講じなければなり
 ません。

 個人情報の保護の重要性
 を認識し、個人情報を取
 り扱う場合には、個人の
 権利利益を侵害すること
 のないよう努めるととも
 に、個人情報の保護に関
 する県の施策に協力する
 よう努めなければなりま
 せん。

  

国における個人情報保護は?

国においては、個人情報の保護の法制化が進められ、平成17年4月1日に「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)等が全面施行されています。
       詳しくはこちら(別のウインドウで開きます) >> 個人情報保護委員会のホームページ