女性翻訳者養成塾修了者を対象とした「起業・就労セミナー」を2月1日(水曜日)奈良県文化会館で開催しました。 第1部は、(株)ブルーオーキッドコンサルティング代表取締役 渡辺 淳さんより、翻訳者として起業するにはどうすればよいかをご講義いただきました。 起業というと「自分にはとても…」と思っている受講者も多かったのですが、そのノウハウをご自身の体験談を交えてお話してくださったので、少し身近に感じられたようでした。 第2部は、得意な英語を活かしてお仕事をされている女性のロールモデルとしてお二人にご講話いただきました。 お一人目は、岩崎工業株式会社で、海外向けカタログの制作や海外展示会への出展業務等に携わっておられる辰巳 季子さん。 岩崎工業株式会社では、プラスチック家庭日用品のデザイン開発・品質管理・製造・販売を一貫して行っておられます。 海外向けの販売の際も、製品説明やカタログの翻訳等すべて社内だけで作成されています。その際、英語が得意な辰巳さんが中心となり、社内で検討を重ねながら販売に至るそうです。辰巳さんは「製品のことをよく知っている社員が英訳することで、その製品のいちばんよいところをアピールできると思います」と、自社で翻訳することの大切さを語っていらっしゃいました。 「採用のときは、英語を使う仕事ができるとは思ってませんでしたが、面接のときに『英語が得意』と言ったことでこのような仕事に就くことができ、よかったなあと思います」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。 お二人目は、翻訳本を2冊出版され、「いじめの加害者をつくらない子育て塾 ノブリの森」で子育てに関する講演を行っておられる 森 かほりさん。 翻訳の勉強をされ、さまざまなハプニングを乗り越えて、翻訳本を出版された様子をドラマチックにお話いただきました。 翻訳本を出版されるまでのご自身の気持ちが表情や声でよく伝わり、参加者の皆様は、森さんのお話に引き込まれていきました。 「子育てをしながらの翻訳は締め切りに追われてイライラの連続だった」と話されていましたが、翻訳本を手に取った時は言葉では言い表せないくらいの喜びだったそうです。 参加者からは、「パワフルかつ魅力的な講師の方々のお話を聞かせていただき、エネルギーをたくさんいただきました」「一歩踏み出す勇気が出ました」等の感想をいただきました。 講師の皆様方、ありがとうございました。
約半年間開催された女性翻訳者養成講座も1月17日が最終日となりました。みなさまで受講する講座もこれで最後です。通学講座で毎回午前中の授業を担当していただいていた、マイケル・オーエン先生と女性翻訳者養成塾受講生とで記念に写真を撮りました。 先生も受講生の皆様もすてきな笑顔です。 最後に、修了証の授与式があり、健康福祉部こども・女性局米田次長から修了証が手渡されました。 女性翻訳者養成塾を通じ、出会った20名の受講者の皆様。 これからも、このつながりを大切に翻訳者として輝いていただきたいと思います。
平成28年度女性翻訳者養成塾は、選考試験を通過された女性20名で9月13日開講されました。カリキュラムは、通学講座9日間、通信講座11課題。毎回講師への質問も飛び交い、みなさまとても熱心に受講されていました。 通学講座は、午前中はネイティブ講師、午後は日本人講師による授業で、ネイティブ視点の英訳と日本語を的確に読み取る力をつけることができる構成になっています。 午前中は、マイケル・オーエン先生がご担当。授業はすべて英語で行われ、ネイティブならではの言い回しや、ニュアンスの違いについても詳しく教えていただけました。 午後のご担当は岡友子先生。岡先生には、実際に翻訳する際のポイントや翻訳者としての心構えも教えていただきました。通学講座では、全員の翻訳文を共有するので、「こういう翻訳はどうですか?」といった幾通りもの翻訳を学ぶことができます。初めは、少し緊張していた受講者のみなさまも、回を重ねるごとに自由に意見を言い合えるようになり、とてもいい雰囲気で授業がが進んでいきました。 また、奈良女子大学准教授の吉川仁子先生による森鴎外や志賀直哉についての講座や、NPO法人文化創造アルカ理事長 倉橋みどり先生による記紀万葉についての理解を深める講座では、奈良にゆかりのある文献についてわかりやすく解説していただきました。受講者からも、「なかなかゆっくり読み解くことのない古典を学ぶことができてよかった」との感想をいただきました。
(6月24日)
翻訳などの語学力を活かした仕事は、身近な場所での就労や、仕事と家庭を両立する多様で柔軟な働き方を可能にすることから、子育て中の女性等の活躍につながります。 奈良県では、翻訳者として就業・起業等を目指す女性等を対象に、「女性翻訳者養成塾」を半年間にわたり開講します。 日本語から英語へのより実践的な翻訳スキルを取得していただくことで、翻訳実務に携わるとともに、日本の優れた文献を英語に翻訳し、海外に情報発信できる人材の養成を目指し、「女性翻訳者養成塾」の受講者を募集します。 開催要項(pdf 295KB) 受講案内(pdf 272KB) 申込書(doc 118KB)
(3月20日) 県では、日本の優れた文献を英語に翻訳し、海外に情報発信できる人材を養成するため、「翻訳者養成塾」を半年間にわたり開講し、12名の方に受講いただき、奈良県ゆかりの文献について講義を含め特色ある内容のカリキュラムを修了されました。 今回、修了者への修了証授与式を行い、国連世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センター様のご協力を得て、フォローアップセミナーを実施します。 1.日時 平成27年3月23日(月曜日) 13時30分~15時50分 1 修了証授与式 13時30分~13時40分 2 フォローアップセミナー 13時40分~15時50分 2.場所 奈良シルキア2階会議室 3.受講者 平成26年度翻訳者養成塾の修了者 4.内容 13時30分 翻訳者養成塾修了証授与式 13時40分 「世界観光の動向とUNWTOにおける翻訳・通訳業務のニーズについて」 国連世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センター 事業・広報部課長 ハーモニー ラム 氏 14時40分 「ネイティブから見た日本人が間違いやすい表現」 奈良県外国人支援センター 国際交流員 オルモンド バン マリウス氏 ※フォローアップセミナーは英語のみで行います。
(7月31日)
翻訳などの語学力を活かした仕事は、身近な場所での就労や、仕事と家庭を両立する多様で柔軟な働き方を可能にすることから、子育て中の女性等の活躍につながります。 奈良県では、翻訳者として就労を目指す女性等を対象に「翻訳者養成塾」を半年間にわたり開講します。 日本語から英語へのより実践的な翻訳スキルを取得していただくことで、翻訳実務に携わるとともに、日本の優れた文献を英語に翻訳し、海外に情報発信できる人材の養成を目指し、「翻訳者養成塾」の受講者を募集します。 翻訳者養成塾の詳細・申込方法については下記をご覧ください。 翻訳人材の養成について(PDF 271KB) 開催要項(PDF 291KB) 受講案内兼申込書(PDF 413KB) 受講案内兼申込書(WORD 90KB)
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