イオンリテール株式会社

イオンリテール

株式会社イオンリテール(橿原市ほか)


店舗や社員の強い「個」が集まり
変わり続ける、働き続ける

金融、不動産など様々な方面に事業を広げるイオングループ。その出発点でもあり中核を担うのが小売り事業のイオンリテールです。県内にも9店舗展開しています。

イオンリテールはお客さまのため、従業員のため日々変化を遂げているそう。「変わり続けるイオン」「働き続けられるイオン」をご紹介します。



イオンリテール
(取材で伺ったイオンスタイル橿原)


変わり続けるイオン
総合としての強さから「個」としての強さへ

イオンリテール
イオンスタイル橿原 人事教育マネージャーの森奈央(もりなお)さんにお話を伺いました。

「個々が強くならなければならない。それが今年の経営方針です。個々で自分たちの役割を果たし独自の強みを見つける、その強い『個』が集まってさらに大きく強い力になることを目指しています。そのため、それぞれの店舗は自立して、自分たちにできることを考えていますし、従業員も常に考えて行動する必要があるんです。」



ここイオンスタイル橿原でも「個」として、この場所ならではの工夫を凝らしているのだとか。

「このイオンスタイル橿原は奈良県の真ん中に位置しています。これを生かして、普段奈良の南までは行くことのない県北中部にお住まいのお客さまに向けて吉野フェアを開催しています。吉野杉のまな板や割り箸、家具などを売って吉野の企業を知るきっかけを提供しているんです。こうして奈良の人も知らない奈良のことを知ってもらうことを目指しています。」


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変わらないことは 「お客様第一」

イオンの理念は「お客様第一」。大切にしていることは「声掛け」なんだそうです。

「とにかくこちらから声掛けをしてお客さまの話をよく聞くことを心掛けています。元々『いらっしゃいませ』というお声がけは得意でしたが、その先のお困りごとを尋ねるまでは苦手なところがありました。今はお客さまが求めていることを探り、今自分ができる最善のことを考えつくすように取り組んでいます。お買い物の最中にすこし疲れた様子の方に従業員がお声かけをし、車いすをお貸しするなど、当たり前のことなんですがこういったことをしっかりやっていこうと取り組んでいます。」

さらにこういったエピソードがあれば全従業員に配布される給与明細の表紙に載せ、共有されているのだとか。そのことで全国に理想のあり方が広がり実践されていくのだそう。



働き続けられるイオン

全国に店舗を展開するイオンだからこそ転勤もあります。転勤は夫婦で働く社員には大きな壁でもあります。イオンでは夫婦ともに社員の場合は、パートナーの勤務地を考慮に入れて夫婦ペアでの転勤を希望することが可能なのだといいます。

「私の夫はイオンの職員なので、ペアで転勤することができます。例えば夫が東京に転勤になった場合は、私も夫と同じ生活拠点を置けるようにそこから通える範囲の店舗に転勤するよう配慮してもらえます。このペアで転勤できる仕組みにより、単身赴任になる心配がないので、それを理由に仕事を辞めるということにはならないんです。」



「キャリアアップ」より、「やり続けること」が今の目標 女性ロールモデル 森奈央さん

イオンリテール
2度の育休を経て復職し、現在時短勤務を利用しながら主任として勤務している、森さんに、引き続き女性ロールモデルとしてのお話を伺いました。


- お仕事と、お二人のお子さんの子育てとの両立で、大変なことはどんなことですか。

「子どもが小さい間は、夜間や休日の子どもの預け先探しに苦労しました。
イオンは朝7時から夜11時まで開いていますし、お客さまが多くいらっしゃる週末は店が忙しく、子どもがいるからといって平日昼間だけの勤務というわけにはいきません。
保育園がやっていない時間、子どもをどうするのか?ということが悩みのタネでしたね。夫だけでなく互いの両親にもローテーションを組んでやってもらいました。時には近所の人の力も借り、さらにイオン備え付けの託児所も利用して、使えるものは全て使いました。やはり、普段からのコミュニケーションは大事です。職場や近所の人と普段からコミュニケーションをとり、良好な関係を築いているといざというときに快く助けてくれます。」


あとは、全力で仕事に取り組む姿勢を見せておくことも、大事だと森さん。


- イオンで働いていて良かった、と思えることはありますか。

「全員が○時から○時という働き方ではなく、シフトで調節できるので、特に平日の子どもの行事に参加することができたところです。参観日にもほとんど行きましたし、PTAの役員も務めました。
またシフト制だと人によって出勤退社の時間がバラバラなので、時短勤務であることが目立たず気持ち的に楽です。今は主任となってチームを動かす立場なので、自分で都合を付けやすくなりましたし、判断業務のみに専念して、集中して短時間で仕事を終わらせることもできます。」


このようにシフト勤務に辛さを覚えることもある一方で、シフトに救われることもあるそうです。シフト勤務のイオンだからこその強みと言えるようです。


- 森さんのおすすめのイオンの制度を教えてください。

「休日や夜間に託児を利用した場合、半額を会社が補助してくれる制度があります。やはり土日も勤務が多いのでありがたいですね。
それから、『キャリハグプロジェクト』というのがあり、各店から育児中の社員が集まり講演を聴いたり、意見交換をしたりする場が設けられています。私自身もプロジェクトに参加し、『管理職になるだけがキャリアではない。できることを続けることも立派なキャリア。』というお話を聞いて、すごく気持ちが楽になりました。」


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- 最後に今後の目標を教えてください。

「キャリアを積むって何だろう?と悩んでいたときに、先ほどお話ししたとおり『続けることもキャリア』という考え方に出会い、私自身もそう考えるようになりました。今できる自分がやりたいと思っていることを『やり続けること』を目標にしています。
一見するとそれは停滞しているように見えますがそうではなく、それもきちんとキャリアを積んでいることになるのだと。とりあえず今は子育てを優先していて、育児と仕事のバランスがちょうどいい感じなので、この調子でこのまま続けていきたいです。イオンは働き続けるというキャリアを積むにはすごく環境がよく、おすすめの職場です!」



編集後記
-大学生プロジェクトメンバーより-

森さんにインタビューして印象に残っていることは、「育児がしんどかったけど仕事を辞めようとは思わなかった」とおっしゃっていたことです。その理由は本人でもよく分からないということですが、お話を伺う中で、こんな働く環境であれば!こんな周りとの関係性があれば!こんな気持ちを持っていれば!そう思えるかもしれないと感じる点がたくさんありました。

またキャリアの捉え方も大変勉強になりました。キャリアという言葉の意味合いを広げていくことが、色々な働くカタチを生み出すことにつながるような気がします。

小売業は、土日も夜間も仕事があり大変かも、と思っていませんか?シフト勤務だからこそ、長く働き続けることができるメリットもたくさんありますし、デメリットを補う制度や仲間の支えもあるようです。ぜひEXPOでその実情を聞いていただききたいと思います!



イオンリテール株式会社

所在地:
イオンスタイル橿原:橿原市曲川町7-20-1、ほか県内に8店
(本社:千葉市美浜区中瀬1-4)
従業員数 正規職員21,727人(女性9,245人)非正規職員105,000人(女性88,000人)(平成30年2月20日現在)
事業内容 総合小売業
HP https://www.aeonretail.jp/

取材担当 奈良女子大学3年生 渡辺真奈、1年生 矢部まどか


記事作成:平成30年10月15日


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