知事のひとこと

県民だより奈良
2021年2月号

知事のひとこと
 聖徳太子が、第33代推古天皇(在位592~628年)の摂政でおられた時、遣隋使が派遣されました。第1回目が600年、第2回目が607年です。今年が成立1301年目にあたる日本書紀には、第1回遣隋使のことは記されておらず、第2回目についても出発のみが記されています。また、遣隋使と大国隋とのやりとりの内容は、隋書に記載されています。
 中国大陸を統一した隋とその東の島国倭との出会いは、大変緊張したものであったに違いありません。しかし、どのような関係であれ、外交上のお付き合いが始まり、小野妹子が答礼使裴世清(はいせいせい)をともなって帰国しました。隋書では、倭王の姓名がアメタリシヒコという男性名になっていることから、摂政である聖徳太子が遣隋使を主導したものとも考えられています。
 遣隋使の派遣とともに、冠位十二階(603年)、憲法十七条(604年)の制定など、後の律令制につながる改革が実施されました。推古天皇、摂政聖徳太子、それを補佐する蘇我馬子の体制のもとで、新しい国家形成の動きが始まったこの時代は、このくににとって大事な時代であったに違いないと思われます。
奈良県知事 荒井 正吾
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