【レポート】テーマは「雨」。古民家とアジサイを“和傘”をさして散策しませんか?(県立民俗博物館)

より見やすく!「県立民俗博物館」が再開館

【ナラプラス現地リポート】(令和3年6月)

大和郡山市の「奈良県立民俗博物館」で、企画展「雨降る季節のくらしと言葉」が開催中です。
この企画展では、雨に関する言葉や風習の紹介を交えながら、初夏の農作業の様子や雨の日に使われた道具の展示、記録映像の上映などが行われています。
大和に暮らした人々が、どのように梅雨時を過ごしてきたのかが伝わってくる、とても興味深い展示内容でした。

ナラプラス現地リポート

奈良の風俗や風習などを学べる「奈良県立民俗博物館」。約1年間の耐震改修工事を終え、2021年3月から再開館しています。

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同館では、大和に暮らす人々が風土の中で育み、改良工夫をかさねながら維持してきた生活用具など、貴重な民具の数々を収集・保存し、展示公開しています。常設展示のコーナーは、再開館にあたってレイアウトが一新され、すっきりと見やすくなりました。

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近代の家庭で使われていた道具を展示したコーナーも人気です。身近な道具であっても、いつの間にか見かけなくなるものも少なくありません。懐かしがったり珍しがったりして、大人もお子さんも楽しめるでしょう。

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人々の生活に密接した “お祭り” などの民俗的な資料も。伝統的な風習を後世へ伝える役割も果たしています。
こちらは桜井市高田の「いのこ祭りのお仮屋(かりや)」です。竹の枠に農具や生活用具の作り物が吊り下げられ、それを子どもたちが争うようにもぎ取り、最後には仮屋を壊してしまうのだとか。

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近代の家庭で使われていた道具を展示したコーナーも人気です。身近な道具であっても、いつの間にか見かけなくなるものも少なくありません。懐かしがったり珍しがったりして、大人もお子さんも楽しめるでしょう。

企画展「雨降る季節のくらしと言葉」開催中

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企画展「雨降る季節のくらしと言葉」では、夏のはじまりを告げる田植えの道具や、雨と付き合うための和傘・蓑・笠など、実物資料約30種類と写真パネル・映像資料などが展示されています。

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雨の少ない奈良盆地では、農業用水の確保は重要な問題で、各地でさまざまな雨乞いの儀式が伝わっています。
こちらは5~6月に県内各地で豊作を祈願して行われる「野神祭り」に使用された道具類です。藁で編んだ牛や馬、素朴な絵柄の絵馬、ミニチュアの農具など、興味深い品々が展示されています。

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雨の季節の道具といえば、やはり「傘」でしょう。かつては奈良県でも盛んに生産されており、昭和20年代には70軒近くの和傘店があったそうです。和傘から洋傘への過渡期に作られたという、珍しいビニール製の和傘も展示されています。この他にも、シックなアメンボ柄などの日傘が見られました。

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雨の多い日本では、雨を表す言葉が400種類を超えるほど存在すると言われています。「電雨(でんう)」「夏時雨(なつしぐれ)」「天泣(てんきゅう)」「喜雨(きう)」「栗花落(つゆり)」など、どの言葉も清く美しい雰囲気ですね。
企画展期間中には、これらの言葉を用いた「雨の名前しおり作り」というイベントも開催されます(※新型コロナウィルスのため中止となる可能性があります)。

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天理市「中山田の虫送り」、東吉野村「木津川の祈祷念仏」、旧都祁村「上深川の富士垢離(ふじごり)」などの貴重な記録映像も上映されています。いずれも2~5分程度と短くまとめられていますので、ぜひご覧ください!

“和傘”を手に記念撮影してみませんか?

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企画展「雨降る季節のくらしと言葉」にちなんで、“和傘”に触れられるイベントも行われています。館内には五色の美しい和傘が飾られており、

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実際に手にとって記念撮影を行うこともできます!

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また、会期中の“雨の日”限定で「和傘をさして古民家を散歩しよう」(無料・申込不要)という楽しい企画も開催中です。
博物館のある大和民俗公園には、昔懐かしい江戸時代の民家15棟が移築されています。和傘をさしながら園内を散策し、古民家の前で記念撮影ができるのです。

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大和民俗公園内の「しょうぶ園」もお勧めです。植えられている花しょうぶはすでに見頃を終えてしまいましたが、風情ある水車小屋や八つ橋は、絶好の撮影スポットです。

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まさに見頃を迎えている「アジサイ」との写真もいいですね。ぜひご家族やお友達と、雨の日の撮影会を楽しんでみてください!

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■企画展「雨降る季節のくらしと言葉」

●会期:2021年6月5日(土曜日)~7月25日(日曜日)
●開館時間:9時~17時
●場所:奈良県立民俗博物館 企画展示室
●観覧料:一般 200円、大学生等 150円、高校生以下および65歳以上は無料

●展示内容:
[1] 夏のはじまり - 田植えの道具、野神まつりの作り物、ミニチュア農具など
[2] くらしの中の「雨」 - 和傘、泥よけ付きの下駄、蓑、笠、防水の知恵の紹介、傘作りの道具など
[3] 映像上映 - 「虫送り」「雨乞い」「夏越の祓い」に関する記録映像(各2分~5分程度)

●【関連催し】雨の名前しおり作り
・開催日:7月3日(土曜日)・4日(日曜日)・17日(土曜日)・18日(日曜日)
・時間:いずれも【午前の部】10時~12時、【午後の部】13時~15時
※無料・申込不要・各日先着20名(※混雑時は整理券を配布)
※6月の開催は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止となりました。7月も中止となる可能性があります。
●【関連催し】和傘をさして古民家を散歩しよう
・開催日時:会期中の雨の日のみ(9時~16時 随時)
※無料・申込不要

※新型コロナウイルスにより開館状況が変更になる場合があります。
※ご来館の際は、「うつらない」「うつさない」の予防措置の徹底をお願いします。



■交通案内

「奈良県立大和民俗公園」(大和郡山市矢田町545番地)は、近鉄郡山駅、またはJR大和小泉駅を下車。奈良交通バスターミナル1番のりばより、バス停「矢田東山」下車、北へ徒歩10分です。無料駐車場もご利用いただけます。


(リポート・写真 / ナラプラスライター N)


(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 中路・林野
電話番号 0742-27-8325

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〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
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