感染予防・拡大防止に最大限留意しての開催に
【ナラプラス現地リポート】(令和4年2月)

古都・奈良の冬の夜を、幻想的な瑠璃色のLEDで彩るライトアップイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』が、2月8日~14日の7日間にわたって開催されました。
13回目の開催となった今年は、新型コロナウイルスのため、瑠璃絵マーケットや夜参り提灯、しあわせココアの飲料販売(※持ち帰り用の粉末ココアの販売のみ)などは中止に。恒例となった2月14日の「奈良公園バースデー花火」も実施が見送られるなど、感染予防・拡大防止に最大限留意しながらの開催となりました。
イベント期間中は、庭園内にイルミネーションが敷き詰められる「冬七夕ロード」、春日大社・興福寺・東大寺という、奈良を代表する三社寺の「夜間特別法要・祈願」などが実施され、静かな祈りが捧げられました。

第13回目の『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』。冬の夕暮れが訪れた18時から「光の演出」の点灯が始まり、興福寺 北参道などに暖かな光が灯りました。

奈良国立博物館の本館、仏教美術館などのライトアップが実施されました。いつもは静かな冬の夜の奈良公園ですが、この日は普段よりも人気があったためか、奈良の鹿たちもソワソワしていたようです。

春日大社の参道(鹿道の辻~二之鳥居)でも、美しい光の演出が行われました。普段は闇に包まれる夜の参道ですが、この日はなら瑠璃絵の文字が明るく照らしだされました。さらにその先へ進むと、

提灯を用いたこんな幻想的な演出が頭上に現れます!刻々と色が変わる仕掛けのものもあり、たくさんの方がカメラを向けていました。

今回は、春日大社・興福寺・東大寺の3ヶ所に「デジタルスタンプラリー」のチェックポイントが設置されました(※写真左)。スマートフォンでQRコードを読み込むだけで応募が完了する仕組みで(※写真右)、達成数に応じてプレゼントと交換できました。手軽に参加できて、夜のお散歩が楽しくなる企画です。
一面の瑠璃色!光の海に漕ぎ出したかのよう

メインエリアとなる「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」では、無料エリアは廃止され、「願いの花たんざく」(大人1人500円/小学生以下無料)購入者のみが入場可能となりました。

「庭園イルミネーション」では、広々としたお庭全体が鮮やかなLEDの灯りで彩られました。その中を歩いていると、まるで光の海に漕ぎ出したかのようでした。

見渡す限り広がる、美しい瑠璃色の灯り。幻想的です!

美しい光の絨毯の中に、愛らしいイルミネーションの鹿たちの姿も。

幻想的な灯りに包まれるような体験に、「きれい!」という感嘆の言葉が多数聞こえてきました。

願い事を書き込んだ「願いの花たんざく」は、庭園イルミネーションの奥へ結んでおきます。イベント終了の翌日、春日大社でご祈祷いただいたそうです。

多くの方が、新型コロナウイルスの終息を願っていたことでしょう。その願いが叶って、来年こそ以前のような賑やかさに戻るといいですね。
しあわせ回廊 なら瑠璃絵(※終了しました)
開催期間:2022年2月8日(火曜日)~2月14日(月曜日)
点灯時間:18時~21時
夜間特別拝観・拝観:17時~20時
主なイベント内容
冬七夕ロード
デジタルスタンプラリー
春日大社、興福寺、東大寺 夜間特別法要・祈願
光の演出 など
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、今年の瑠璃絵マーケット・夜参り提灯・しあわせココアの飲料販売は中止となりました。
(リポート・写真 / ナラプラスライター N)
(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 辻本・林野
電話番号 0742-27-8325