【レポート】古民家と博物館を舞台に「ならみんぱくのひなまつり」が開催されています

懐かしい昭和の生活用品なども体験できます

【ナラプラス現地リポート】(令和4年3月)

ナラプラス現地リポート

大和民俗公園内の古民家に雛飾りを展示する「古民家でひなまつり」(※すでに終了)、そして奈良県立民俗博物館を会場とした「博物館でひなまつり」(※3月27日まで)が今年も開催されています。
幕末期に製作された豪華な「御殿雛」、江戸時代の古風な「立雛」、愛らしい一刀彫奈良人形、昭和の8段屏風飾りの華やかなお雛様など、制作された手法や時代もさまざまな雛飾りが展示され、来場者の目を楽しませていました。

ナラプラス現地リポート

「博物館でひなまつり」は、奈良の風俗や風習などを学べる施設「奈良県立民俗博物館」での開催です。同館では、大和に暮らす人々の生活用具など、貴重な民具の数々を収集・保存し、展示公開しています。

ナラプラス現地リポート

来館者から人気だったのが、今やすっかり見かけなくなったダイヤル式の黒電話です。大人には懐かしく子どもには目新しい、こうした生活道具に触れることもでき、幅広い年齢の方が楽しめるでしょう。

「博物館でひなまつり」では御殿飾雛人形などを展示

ナラプラス現地リポート

3年ぶりの開催となった「博物館でひなまつり」では、江戸後期~昭和10年代のお雛様15組を中心に、約100点の資料を展示しています。取材日(3月3日)はひなまつり当日ということもあり、たくさんの来館者で賑わいました。

ナラプラス現地リポート

圧倒的な存在感を誇っているのが「御殿飾雛人形」です。御所寺内町の薬問屋が所蔵していたもので、幕末ごろに製作され、3代にわたって受け継がれたとか。御殿の部分だけで約130点ものパーツを使っており、宮中の雅な様子だけではなく、武士の詰め所まで再現しているという、庶民のお雛様としては破格の御殿です。

ナラプラス現地リポート

豪華な御殿飾雛人形は、同館が博学連携協定を結んでいる京都芸術大学歴史遺産学科の協力により、御殿部分が修復されました。欄間や襖など、本物の建築物さながらに丹念に修繕され、華やかな姿が蘇りました。会場では作業の様子なども紹介されています。

ナラプラス現地リポート

こちらは、江戸末期(19世紀中頃)の「内裏雛」です。冠や衣装などが優雅で、古式ゆかしい雰囲気が感じられます。
なお、関西では戦前は男雛を左(向かって右)、女雛を右(向かって左)に飾られてきましたが、戦後は左右が入れ替わるようになりました。これは宮中において西洋のマナーが取り入れられた影響といわれているそうです。
展示中の雛飾りの並び方は、製作年代にあわせているそうですので、ぜひご注目ください。

ナラプラス現地リポート

手前が、五條市南阿田で受け継がれている「流し雛」で使用されるもの。晴れ着に身を包んだ少女たちが吉野川に雛を流します。後ろは、江戸時代の古風な「立雛」。雛人形の初期の姿とされる祓えの人形の面影を残す、とても貴重なものです。

ナラプラス現地リポート

こちらは、奈良らしい「一刀彫奈良人形」の雛飾りです。昭和6年(1931)に作られたもので、小さくて愛らしく、現代的な印象も受けます。
この他にも、個性豊かな内裏雛や、小さいながら精緻な豆雛など、さまざまな雛飾りが見られ、とても楽しい展示内容となっています。

博物館でひなまつり

会期:2022年2月19日(土曜日)~3月27日(日曜日)
時間:9時~17時(入館受付は 16時30分 まで)
会場:奈良県立民俗博物館 企画展示室
観覧料:一般 200円、大学生等 150円(※高校生以下および65歳以上、障がい者と介助者1名などは無料)
※詳しくはこちらをご覧ください



風情ある古民家には昭和のお雛様が飾られました

ナラプラス現地リポート

 

奈良県立大和民俗公園内にある江戸時代(18世紀)の町屋・旧臼井家住宅(重要文化財)では「古民家でひなまつり」が開催されました(※3月6日まで)。古民家のお座敷に雛飾りがある様子は、古き良き時代にタイムスリップしたかのようです!

ナラプラス現地リポート

こちらでは、昭和50年代に百貨店で購入されたという、8段屏風飾りの華やかなお雛様が展示されました。昭和の第2次ベビーブームの頃に主流だったもので、懐かしいと思われる方も多いでしょう。

ナラプラス現地リポート

昭和の雛飾りなので、顔立ちは現代的に、素材もプラスチックなどが多用されるようになっています。住宅事情などにより、現代ではこうした大きな雛飾りは減ってきており、時代の変遷が感じられます。

古民家でひなまつり(※終了しました)

会期:2022年2月12日(土曜日)~3月6日(日曜日)
時間:9時~16時
会場:旧臼井家住宅(奈良県立大和民俗公園内)
観覧料:無料


恒例の写真展も開催中!梅の花も見頃を迎えます

ナラプラス現地リポート

また、別の古民家を会場として、今年で10回目を迎える写真展「私がとらえた大和の民俗」が開かれています(3月27日まで)。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、2年ぶりの開催となります。

ナラプラス現地リポート

写真展では、毎回展示テーマにちなんだ奈良の民俗行事・風景を切り取った作品を展示していますが、今回はテーマ設定はせず、写真家それぞれが想う奈良の民俗や風景の写真作品が持ち寄られました。題材も個性的でとても見応えがあります。



ナラプラス現地リポート

梅の季節ですが、今年は例年よりもやや開花が遅れ気味。これから古民家と梅の花という風情ある光景も楽しめます。



ナラプラス現地リポート

奈良県立大和民俗公園の梅園も、3月上旬ごろから見頃を迎えそうです。



第10回 写真展「私がとらえた大和の民俗」

会期:2022年2月23日(水曜日・祝日)~3月27日(日曜日)
時間:9時~16時
会場:奈良県立大和民俗公園 旧萩原家住宅・旧赤土家離座敷
休園日:月曜日(3月21日は開園、22日は休園)
観覧料:無料
展示内容:作品点数 22点
※詳しくはこちらをご覧ください


※新型コロナウイルスの状況により内容が変更に、また開催が中止となる場合があります。
※ご来館の際は「うつらない」「うつさない」の予防措置の徹底をお願いします。


交通案内

「奈良県立民俗博物館」(大和郡山市矢田町545番地)は、近鉄郡山駅、またはJR大和小泉駅を下車。奈良交通バスターミナル1番のりばより、バス停「矢田東山」下車、北へ徒歩10分です。
無料駐車場もご利用いただけます。





(リポート・写真 / ナラプラスライター N)



(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 辻本・林野
電話番号 0742-27-8325

この記事を読んで「いいね!」と思ったらお友達にシェアしていただけると嬉しいです。



このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらで更新情報をお届けしています!

Facebookページ まるごと奈良県リンク先(Facebookサイトへ移動します) Twitter せんとくんのつぶやき(twitterサイトへ移動します)

スマホアプリ『ナラプラス』で奈良県の最新情報をゲット!

スマホアプリ「ナラプラス」

このアプリでは、奈良県の地域の話題、奈良の観光や食、文化など、おでかけの情報や、くらしに役立つ情報、災害情報などを中心に記事を配信しています。

アプリの紹介記事ページへ移動する

ナラプラス春ver.

このアプリでは、奈良県の地域の話題、奈良の観光や食、文化など、おでかけに情報や、くらしに役立つ情報、災害情報などを中心に記事を配信しています。

アプリの紹介記事ページへ移動する

 

お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報紙係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報制作係 TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100