職場の人間関係で悩んでいる人はたくさんいます。今回は職場の人間関係について少し楽になるような考え方を講師の舟橋正枝さんに解説とペアワークをしていただきました。
最初は事前に参加者から集めた質問に答える形で始まりました。
・全ての人に好かれることはありえない。
・相手にどう思われているのかと、人の心を深読みしすぎるとしんどくなる。
・効果的な笑顔の使い方など、好感を持たれるためのスキルを増やしていく。
・10人に1人は合わない人がいる。その関係のときには境界線が大切。
・人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ。
・自分とうまくいかない相手を、芝居を観るように観察する。
つぎに、人間関係で困ったことをペアになって話しました。そのときに感じていた気持ちや考え方を振り返りました。なかなか自分の気持ちがつかめない場合もありました。気持ちは自分を守るためのサインを出しているので、自分が今ここでどんな気持ちでいるのかを分かることが第一歩。
人間関係がうまくいかないとき、自分で自分をしんどくさせる考え方をしていることがあります。そういう時は主に次の5つの考え方をしていることがあります。全か無か思考・否定的思考・心の深読み・先読みの誤り・べき思考。これらの考え方を変えてみると、気持ちがずっと楽になります。
アルバート・エリスの理性感情行動療法のABCDE理論によるワークシートを使い、「人間関係が辛くなる考え方」を「楽になる考え方」にするペアワークをしました。他の人と話しながらワークすることで自分勝手な思いにとらわれていることの発見もできました。
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