片付けられない、すぐに散らかってしまうなど、整理整頓に関する悩みはつきないもの。仕事や生活の中で、モノを整理し、きれいな状態を維持するコツをマスターライフオーガナイザーの吉本とも子さんに教えていただきました。
整理というと収納グッズを揃えたり、掃除をしたりするものと考えがちですが、モノを買うよりもまず、どう暮らしたいか、どんな空間にしたいかを考えることがきれいな状態を保つポイントだとか。化粧にたとえると、収納グッズを揃えるのは化粧品を買うようなもの。どう暮らしたいかを考え、生活環境を見直すことはバランスのとれた食事や規則正しい生活で体質改善をはかるようなものなのだそうです。
利き脳によって整理の方法も違ってきます。個人の癖や行動パターンをチェックし、R(右脳)タイプかL(左脳)タイプ、両方併せ持ったタイプかを知ります。Rタイプは色で分類するなど五感に訴えるような整理法が、Lタイプはファイリングなど具体的なルールに基づいた整理法が得意です。得意な方法を使うと片付けのストレスが軽減されます。
実際に片付ける作業をするときは、ゴールを明確にすること、習慣づけるためにも一気にやらないことなどが大切です。決めた場所を決めた時間だけ整理することによって、片付けることができたという小さな成功体験を積みます。それを続けることによって、整理の習慣が無理なく身についていきます。たとえば、今日は机の一角を15分だけ片付けると決めて、片付け終わったら、「私はできた。大丈夫」と自分を認め、その後コーヒーブレイクなど自分にご褒美をあげます。
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