最初に甲田恭子さんから、キャリアには「人がその生涯においてたどる社会的地位と役割の系列」(広義)と「職業に焦点を当てた生き方やポリシー」(狭義)の2つの意味があること、また、キャリアの80%が偶然の出来事によって形成されていること、さらに、偶然の出来事をチャンスに変える方法があるとのレクチャーがありました。
その後、参加者が、自分にとって転機とはどんなことだったのか、何を考え、どう行動したのかについて話されました。大変だったけれど、それが今の自分につながっていることに気づかれ、転機を受け入れていく強さや柔軟さを身につけている働く女性の姿がありました。いきなり管理職として登用され不慣れな仕事にとまどっていた時、体調不良の時や出産の時に退職を考えた人も何人かいましたが、先輩や同僚など職場の協力や温かい言葉で仕事を続けようと思いなおしたそうです。
女性が働き続けるには、制度だけでなく、互いに支え合える職場の人間関係が必要ではないでしょうか。この情報交換会が働く女性の仲間作りのきっかけになればと願っています。
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