はたらく女性応援サイト なら

作成日:平成20年9月24日
働く女性の応援講座 第2回 開催日:平成19年2月17日(土)

第2回 今の時代をしなやかに~はたらく生きるわたしの場合、わたしたちの子育て~

講師:広岡守穂氏  中央大学法学部教授・佐賀県立女性センター

第1部は先輩ママパパ体験談。県内の、共に働きながら子育て中の2組のご夫婦に現在の体験を語っていただきました。一組は、外出したりするのが好きな妻が一日中の子育てに疲れているのを夫が感じ、「妻一人の時間」をプレゼントしたというご夫婦。夫は普段早く帰宅できないので、疲れていたけれど休日に子守りをしたそうです。もう一組は二人目の出産で夫も1ヶ月の育児休業を取ったご夫婦でした。自ら志願した育児休業だったのに、二人の子を育てる大変さに、公園で遊ぶ我が子らをこのまま置いていこうか・・・という考えが頭をよぎったという夫のエピソードに会場は大爆笑。子育てを通して、互いに思いやる気持ち、時にはけんかもしながら夫婦の絆が深まっていくお話に会場全体が温かい雰囲気に包まれました。

第2部は広岡氏の講演。反対されながら始まった結婚生活、5人の子を育てる夫婦のやりとり、そして「妻が僕を変えた日」。笑いと涙で会場全体が盛り上がりました。かわいい我が子と過ごす子育て中の女性がその状況に満足していないはずがない、という世間や多くの男性たちの思い込みの中、「自分育て」ができない歯がゆさや虚しさを抱えた「妻」の気持ちに共感した受講生も大勢いらっしゃったようです。

最後にお互いが納得できるパートナーとの関係を作るために「会話」が重要であるということを改めて考えさせられました。「私は今こんなに大変だ」「私はこんな風にしてほしい」「私はこういうことがしたい」とパートナーに話したことがありますか?

 

参加者の声(アンケートより)
● ご自分の大変な体験をベースに、男女共同参画の理念をわかりやすく話していただき感動しました。
● とてもステキなお話でした。現在育児休業中の母です。職場復帰に不安もありますが自分の決断を信じてやっていきたいと思います。先生のような考え方が社会に浸透していくことを願っています。
● 地域の子育て支援をしています。夫婦や子育てのあり方、自分育ての大切さなど本当にたくさんのことを学ばせていただきました。何かの役に立てたいと思うと同時に、自分自身のことも反省させられました。
● 「育児」と「育自」の考え方はとても勉強になりました。私達夫婦にはまだ子どもがいませんが、できた時には「妻の時間」を少しでも長く確保したいと思いました。


講師の広岡守穂氏

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