奈良公園一帯に灯される約2万個のロウソク
【ナラプラス現地リポート】(令和元年8月)
奈良の夏の夜を彩る『なら燈花会』(8月5日~14日)。21回目の開催となった今年も、古都の夜はやさしく照らすほの灯りに包まれ、期間中にはたくさんの方が奈良を訪れました。
華やかな浴衣姿の方、海外からの旅行者の方の姿も多く見られ、みな幻想的なロウソクの灯りの中で記念撮影をしたり、美味しいグルメに舌鼓をうったり、楽しい夜を過ごされていました。

昨年は約95万人もの来場者を数えた、奈良の夏の風物詩『なら燈花会』。今年も夕暮れ時からたくさんの人が行き交いました。

日が落ちて、奈良県庁前でも「県庁ほのあかり」の準備が進んでいました。揺らめく灯りの向こうに若草山も見られます。

県庁の屋上の「奈良県庁屋上広場」から眺めた夕暮れ。なら燈花会にあわせて夜間も開放されました。景色は抜群ですし、涼しい風が吹き抜けて快適でした。
夏の夜に揺らめくロウソクの灯り。手づくりの絶景です

竹のオブジェの間を通り抜けられる「浅茅ヶ原会場」。落ち着いた和の雰囲気で、人気の記念撮影スポットです。

「浮見堂会場」では、鷺池に浮かぶ浮見堂などに灯りが並べられます。水面への反射が美しく幻想的です。なら燈花会の期間中は、貸しボートで夜の池へ漕ぎ出すこともできます。

浮見堂を正面から。なら燈花会の期間中はこの先は立ち入ることはできません。日中や他の季節でも気持ちのよい場所ですが、やはりなら燈花会の期間中の美しさは格別です。

「浮雲園地会場」の入口部分には、今年も「なら燈花会」の文字を描いたスポットが登場しました。

ロウソクの灯りが広がる「浮雲園地会場」では、並べられたカップの間に入ってたくさんの方が記念撮影を楽しんでいました。

「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~会場」の前では、食べ物や飲み物のショップが並びました。

「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~会場」の庭園部分には、色鮮やかなカラーカップが並べられ、幻想的な灯りが楽しめます。

カラーカップが、チューリップ型やハート型に並べられたエリアも。シンプルながらもとても可愛らしく、多くの歓声が上がっていました。
なら燈花会でもっとも大きな会場となる「春日野園地会場」。東大寺の大仏殿が遠くに見える広々としたエリアに、美しい灯りの文様が描かれます。
緩やかなカーブを描いて美しい灯りが配置され、ゆったりと流れる大きな河のほとりにいるかのようでした。奈良の空の広さが実感できます!
なら燈花会2019(※終了しました)
●期間:2019年8月5日(月曜日)~8月14日(水曜日)
●時間:19:00~21時45分(雨天・強風の場合中止)
●料金:無料
●会場:浮雲園地/浅茅ヶ原/浮見堂/猿沢池と五十二段/奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~/春日野園地/興福寺/奈良国立博物館前/東大寺鏡池(13日・14日のみ)/春日大社参道(14日のみ)
奈良の夏の夜は歴史的建造物のライトアップも開催中!

夜のライトアップイベント「ライトアッププロムナード・なら2019」も開催中です(7月13日~9月29日)。興福寺や東大寺、平城宮跡など8のエリアで、歴史的な建造物が美しく照らされます。写真は「奈良国立博物館仏教美術資料研究センター」です。
こちらは「奈良国立博物館なら仏像館(本館)」のライトアップ。夜に出歩いている宵っ張りの鹿たちの姿も見られます。ぜひ“古都の夜さんぽ”をお楽しみください!
ライトアッププロムナード・なら2019
●期間:2019年7月13日(土曜日)~9月29日(日曜日)
●時間:19:00~22時00分(9月は18時00分から)
●料金:無料
●開催エリア:春日大社(一之鳥居)/興福寺(五重塔)/東大寺(大仏殿・中門・南大門)/奈良国立博物館(なら仏像館・仏教美術資料研究センター)/猿沢池/浮見堂/平城宮跡(第一次大極殿・朱雀門)/薬師寺(東塔・西塔)
※薬師寺東塔は現在修理作業中のため、西塔のみライトアップを実施しています。
http://www.lightup-nara.jp/index.html
●「ライトアッププロムナード・なら」のお問い合わせ先
・ライトアッププロムナード・なら実行委員会(奈良県奈良公園室内)
・電話:0742-27-8677
(リポート・写真 / ナラプラスライター N)
(記事投稿者)
奈良県庁広報広聴課 杉原・山田
電話番号 0742-27-8325