
県橿原文化会館において、「今、記紀万葉が語ること」をテーマに、古事記完成1300年記念プレ・イヤーフォーラムを開催しました。
県では、712年の古事記完成から1300年を迎える2012年と、日本書紀完成1300年の2020年をつなぎ、「記紀・万葉プロジェクト」として、「古事記」「日本書紀」「万葉集」に代表される奈良県ならではの歴史素材を活用し、奈良の魅力を再発見する取り組みを展開します。
今回はそのキックオフイベントとして、中西進・県万葉文化館館長と千田稔・県図書情報館長のお二人に基調講演をして頂きました。冒頭、この度の大震災の発生を受け、参加者一同による1分間の黙祷が捧げられました。
その後、「出雲神話の世界」と題して、藤岡大拙・島根県荒神谷(こうじんだに)博物館館長のお話しの後、島根県西部に伝わる石見神楽の「大蛇(おろち)」が演じられました。
ご来場の皆さまには「奥深い本物の奈良の魅力」をじっくりと体感して頂けたかと思います。今後も「記紀・万葉プロジェクト」関連事業を展開してまいりたいと思います。