活動日誌

活動日誌 ― 知事の動き ―

知事が出席した行事等を写真入りで紹介します。


2016年2月」で絞込み
 平成27年度第5回目の奈良県・市町村長サミットを桜井市内で開催し、出席しました。
 今回は、今年度「奈良モデル」の重点課題として取り組んできた「奈良県地域医療構想」についての県からの報告と、医療と介護の連携について、グループ討議形式での意見交換を行うとともに、「(仮称)聖徳太子プロジェクト」、「子ども医療費助成事業の対象拡大(案)」及び「県と市町村とのまちづくりに関する連携協定」についての情報提供などを行いました。
 地域医療を充実させていくことは大変重要な課題であり、コミュニティで支え合う地域包括ケアシステムの構築が求められます。今後も積極的な意見交換、情報交換を重ね、県と市町村、あるいは市町村同士が連携し、「奈良モデル」として実現していきたいと考えています。

2016年2月25日

  今年度、県が奈良県繊維工業協同組合連合会と一緒に取り組んできた奈良県産エコスタイル創出事業から誕生した「咲良史歌鹿(さくらしかじか)」の試作品が完成し、試着しました。
 「咲良史歌鹿(さくらしかじか)」の試作品は、奈良県に縁のある吉野葛のクズ粉を絞ったあとの葛根部分を直径20ミクロンのパウダー状に粉砕し、和紙に漉き込んで「葛和紙」を作り、スリットを入れて細い短冊状にした「葛和紙」と天然素材の糸を撚糸した繊維から作られています。もともと、廃棄されていたクズ粉を絞ったあとの葛根部分を利用することで、エコを強く意識した素材として採用されました。
 特長は、素材の良さを強く感じる麻のようなシャリ感と軽さです。また、カラー展開を、吉野の桜=ピンク、奈良墨=グレー、金魚=赤など、「奈良」をイメージできる色を取り揃えることで、鹿の子シャツ、ケーブルニットベスト、ニットタイ、ソックスなどアイテム同士の組み合わせやすさも考慮されています。
 今後、地域ブランドとして確立すべく、試作品のブラッシュアップ、商品販路の開拓・拡大といった同連合会の取り組みを県としても支援していきます。
 今回の取組が、奈良県の代表的な地場産業である繊維産業の活性化に繋がることを期待します。

2016年2月24日

 若手音楽家の登竜門として知られるコンクールの一つ、「第25回日本クラシック音楽コンクール(ヴァイオリン部門小学校中学年の部)」で第3位(第1・2位該当者なし)に入賞された増田創一さんが県庁でその腕前を披露されました。
 増田さんは現在小学4年生で、県立ジュニアオーケストラの楽団員として活動されています。現在は3月27日に県文化会館で開催される「奈良県立ジュニアオーケストラ第5回定期演奏会に向けて、楽団員の皆さんとともに練習に励まれています。演奏会では、観客の皆様に感動をお届けできるような音色を奏でていただくことを期待しています。

2016年2月24日

  奈良県と大淀町は、「まちづくりに関する包括協定」を締結しました。まちづくりに関する包括協定は、天理市、大和郡山市、桜井市、奈良市、五條市、橿原市、大和高田市、高取町、御所市、三宅町、明日香村、宇陀市に続き13例目となります。
 大淀病院跡地及び近鉄下市口駅周辺地区は、県南部への玄関口にあたり、今後駅周辺における交通機能の強化や賑わいの創出について検討が必要なほか、今年四月には福神駅前に南奈良総合医療センターが開院し、これに伴い大淀町立病院が閉院するため、その跡地利用についても検討が進められています。
 このような中、大淀病院跡地及び近鉄下市口駅周辺地区のまちづくりを県と一緒に進めていきたいという熱心な思いをいただき、包括協定を結ぶ運びとなりました。
 県では、今後も引き続きまちづくりに前向きで熱心な市町村を支援するため、奈良モデルの発想の延長である「県と市町村とのまちづくりに関する連携協定」を積極的に進めてまいります。

2016年2月22日

 五條市市民会館にて第5回目、川上総合センターやまぶきホールにおいて第6回目となる地域フォーラムを開催しました。
 地域フォーラムは、県民の方々にとって身近な地域課題の解決につなげることを目的に平成25年度から実施している事業で、今回は「健康・医療・介護」「教育」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。
 コーディネーターとして、公立大学法人奈良県立大学の副理事長で学長の伊藤忠通氏、パネリストとして五條市、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村(第5回)、吉野町、大淀町、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村(第6回)の市町村長と、各テーマの専門家の立場から奈良県立五條病院の松本昌美院長と京都大学大学院教育学研究科・教育学部の高見茂教授をお招きし、意見交換を行いました。
 今後も議論を活発にし、地域の課題解決につなげていきたいと考えています。

2016年2月21日

 奈良市のホテルリガーレ春日野で奈良マラソン2015第3回実行委員会総会を開催し、出席しました。
 昨年12月12・13日に開催された2015大会の結果報告のほか、「奈良マラソン2016」の開催日程等について審議を行い、平成28年12月10・11日に開催することが決定しました。ランナーの定員は2015大会と同様で、県民枠2,000人を含む17,500人です。募集日程等については4月に開催する総会で決定する予定です。
 「ランナーにやさしく、楽しい大会」を目指し、2015大会の課題改善や参加者満足度の一層の向上に取り組んでまいります。

2016年2月19日

 巡る奈良実行委員会では、官民が連携して滞在周遊型観光を推進するため、平成23年3月の設立以来、委員同士による情報共有や意見交換を重ねています。
 奈良市の奈良ロイヤルホテルにおいて、平成27年度巡る奈良実行委員会総会を開催し、出席しました。
 今回の会合では、「観光客の満足度向上に向けた奈良県の観光サービスの課題及びその改善策」をテーマに意見交換を行いました。
 本会合を通じて連携を深め、東京オリンピック・パラリンピック開催の年であり、記紀・万葉プロジェクト集大成の年でもある2020年に向けて、一丸となって奈良の魅力を国内外に発信し、観光振興に取り組んでまいります。

2016年2月19日

 県や市町村、交通事業者などでつくる奈良県地域交通改善協議会の第9回協議会を桜井市立図書館で開催しました。
 今回の協議会では、今年度策定に取り組んできた、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく「奈良県地域公共交通網形成計画」が承認されました。本計画は地域ごとの「公共交通とまちづくりのデッサン」が柱となっています。「奈良モデル」の取り組みとして、県と市町村が連名で進めていますが、このように全県域を対象とした形成計画は全国でも初めてです。
 引き続き皆様との連携を深めつつ、ニーズに応じた新しい交通サービスの実現に取り組んでまいります。

2016年2月17日

 「自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワーク」の第9回会合が品川インターシティホール(東京都港区)にて開催され、出席しました。
 今回の会合では、石破地方創生担当大臣をお招きし、都市から地方への人の流れをつくり、活力ある地方を実現するために必要な政策を提言するとともに、出席知事と石破大臣との間で意見交換を行いました。私からは、文化資源を活用した本県の地域づくりについて、一層の理解と支援をお願いしました。
 また、その後Uターン・Iターン就職情報満載イベント「ふるさと・いいこと・フェア」のオープニングイベントにも出席し、就職活動期を迎える首都圏在住の大学生に対し、奈良県で暮らし、働く魅力をアピールしてまいりました。
 「住んで良し」「働いて良し」「訪れて良し」の奈良県を実現するため、これからも精一杯取り組んでまいります。

2016年2月11日

 国、県、流域市町村からなる大和川流域総合治水対策協議会が開催され、国土交通省近畿地方整備局長、流域の市町村長とともに出席しました。
 県では、現在「大和川流域における総合治水に関する条例」の制定を目指して検討を進めています。同条例には、河川整備や、雨水貯留浸透施設、ため池の治水利用の整備と適切な維持管理及び開発に伴う防災調整池の設置、土地利用対策などについて定めることを考えています。そこで会議では、市町村長や関係者の方々に圏域ごとに分かれていただき、これらの検討内容について議論していただき、圏域ごとに意見を発表していただきました。
 その他に、国が進めている大和川中流遊水地の進捗状況などが情報提供されました。
 国、県、流域市町村が一体となって力を結集し、大和川流域における総合的な洪水対策を進めてまいります。

2016年2月10日

 第7回しあわせ回廊なら瑠璃絵のオープニングセレモニーが奈良春日野国際フォーラム甍にて開催され、出席しました。
 オフシーズンにおける誘客促進を目的としてスタートした本イベントは、関係者の皆様の「奈良を活性化したい」という熱意とお力添えにより、奈良の冬のイベントとしてすっかり定着してまいりました。「若草山焼き」、本年よりスタートした「奈良大立山まつり」とともに、今後も奈良の冬に彩を添えるイベントとして継続していきたいと考えています。
 本日から14日までの7日間にわたり、春日大社、東大寺、興福寺という奈良を代表する三社寺を幻想的な光の道でつなぎ、美しい瑠璃絵の世界へと誘います。早春の奈良の夜を、多くの方に楽しんでいただきたいと思います。

2016年2月8日

 奈良県教育サミットは、教育版「奈良モデル」を推進するために、教育行政における県と市町村との連携強化による教育の充実と発展を目指して開催しているものです。市町村長、県教育長および市町村教育長の皆様と本年度より開始された「総合教育会議」における議論を踏まえた情報交換・共有を行っています。
 今回のサミットでは、「奈良県教育振興大綱(素案)」について協議していただきました。いただいたご意見を参考に、引き続き大綱の策定を進めて参ります。

2016年2月8日

 古代歴史文化の魅力を多くの人にわかりやすく伝える書籍を表彰し、歴史文化への関心を高めることを目的とした「古代歴史文化賞」の第3回受賞作決定を記念したシンポジウムを、銀座ブロッサム(東京都中央区)にて開催しました。
 シンポジウムでは、大賞受賞作『アイヌ学入門』(講談社現代新書)の著者である瀬川拓郎氏の講演のほか、落語家の桂文我氏による「古事記」落語、そして古代史ゆかりの奈良、島根、三重、和歌山、宮崎の各県知事が、それぞれの地域の豊かな古代歴史文化について語り合う知事サミットを行いました。
 シンポジウムを通じて古代歴史文化の奥深さや豊かさに触れていただき、そこから生まれた感動を多くの方と分かち合っていただければ幸いです。

2016年2月6日