クマは冬眠に入る前の10月から11月にかけて、餌を求めて人里まで行動圏が拡大すると一般的に言われています。
このため、紅葉狩りやきのこ狩り等の秋の行楽シーズンを迎え、これからの時期は山野に入る機会も多くなりますので、クマとの不良の遭遇を避けるため、以下のとおり注意喚起します。
※注意喚起
○クマと出会わないために
・クマ鈴やラジオなどの音の出るものを携帯し、自分の存在を知らせる。
・各季節のクマの食物など、生態や行動を知ることで遭遇を避ける。
・目撃、出没情報のあったところに近づかない。
・クマの新しい痕跡(糞、食痕、爪痕など)があった際には十分に気をつける。
・山林に入るときは二人以上で行動する。
○クマと出会ってしまったら
・子グマを見つけたら速やかに立ち去る。
・距離が近い場合は刺激しないよう走ったり、大声を出したりせず、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。
※ツキノワグマの保護管理重点地域
ツキノワグマの恒常的生息地域(旧西吉野村、旧大塔村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村)に、黒滝村、下市町、旧五條市の吉野川以南および吉野町の吉野川以南の地域を加えた地域。
環境省作成パンフレット「豊かな森の生活者 クマと共存するために」
http://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5/docs5-kuma.pdf