大学生ボランティア指導員養成事業
大学生をインターネット利用における危険性と安全な利用方法についての指導者として養成して、小・中学校に講師派遣し、大学生が自身の経験を交えながら講習を行うことで、小・中学生に安全なインターネット利用を啓発します。
第1回 内容検討会
日時 令和3年9月25日(土曜日) 9時30分~12時30分
場所 奈良県中小企業会館 会議室(1)
参加 大学生ボランティア指導員 7名
内容 講義「青少年のネット・スマホの現状と課題」 帝塚山大学経済経営学部 日置慎治教授

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ネットやスマホには5つの危険がある。
(1)悪い大人から性(からだ)を狙われている。自撮り被害が増加している。被害防止にフィルタリングが有効。
(2)健康が害される。ネット・スマホ依存になると、集中力の低下、寝不足、学力低下が生じる。使い方のルール作りが重要
(3)命が危険にさらされる。ネットいじめで自殺した子どももいる。見て見ぬふりをしないことが大事。
(4)将来が危険にさらされる。ネットに書き込んだ情報は永久に消せない。投稿前に再考すること。
(5)個人情報が狙われている。不正アプリが個人情報を抜き取る。アプリをインストールする前に、安全かよく調べること。
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大学生の意見・感想等
ネットへの書き込みは削除しても永久に残ることを知らなかった。
知らないことが多かった。アプリには気をつけなければならないと思った。
情報をしっかり整理しないと、小・中学生には伝わらないと思った。
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資料作成

第2回 内容検討会
日時 令和3年10月23日(土曜日) 9時30分~12時30分
場所 奈良県中小企業会館 会議室(1)
参加 大学生ボランティア指導員 6名
内容 講義「大学生が行う啓発講座について」 特定非営利活動法人奈良地域の学び推進機構 石川千明氏

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情報モラル教育は、行動をどのように変えていけば良いか、イメージできるようにすること、自分事と感じるようにさせることが大切。怖さだけを伝えるのも良くない。正しく怖がらせて、賢く使うことを教えること。
安全教室では、SNSトラブル、写真のトラブル、ネットでの出会い、時間の使いすぎを取り上げている。困ったときは、必ず大人に相談するよう伝えている。
プレゼンでは、文字を読ませない、聞かせるもの。字体は、UDデジタル教科書体を使い、ルビをつける。挿絵は、流行りものを使うと、挿絵に子どもの興味が移るので、極力使わない。
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模擬授業

啓発資料事前発表会
日時 令和3年11月3日(水曜日) 9時30分~12時30分
場所 奈良県中小企業会館 会議室(1)
参加 大学生ボランティア指導員 7名
内容 啓発資料発表


スマホ・ケータイ出前講習会
(1)令和3年12月10日(金曜日) 明治小学校

(2)令和3年12月13日(月曜日) 田原本南小学校


(3)令和3年12月16日(木曜日) 王寺北小学校


(4)令和3年12月17日(金曜日) 帯解小学校


(5)令和3年12月20日(月曜日) 安倍小学校


(6)令和3年12月21日(火曜日) 御所小学校


(7)令和4年1月11日(火曜日) 下市中学校


(8)令和4年1月14日(金曜日) 大正中学校


(9)令和4年1月21日(金曜日) 朝和小学校


(10)令和4年1月24日(月曜日) 上牧第二中学校


(11)令和4年1月31日(月曜日) 下市小学校


実施校から寄せられた感想
(1)小学校5年生(pdf 171KB)
(2)小学校6年生(pdf 198KB)
(3)中学生(pdf 217KB)
感謝状贈呈式及び反省検討会
日時 令和4年2月18日(金曜日) 18時30分~20時30分
場所 奈良県文化会館 集会室
参加 大学生ボランティア指導員 7名
帝塚山大学経済経営学部 日置慎治教授
内容:感謝状贈呈式
青少年・社会活動推進課長 挨拶
感謝状贈呈


反省検討会
意見交換

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大学生が話すことで、子どもたちに親近感を持ってもらい、SNSの危険性やインターネット・リテラシーの重要性を感じてもらえた。中学生の感想に、「インスタグラムでDM来て、怖いので鍵つけようと思う」があった。講習をして良かった。
人前に出て話しをすることは得意ではなかったが、小学校に実際に行って話をしてみて、今まで苦手意識があったことが意外とできるのかなという方向に発想が変わった。事業に参加して良かった。
資料は大学生の観点で作成していた。小中学生目線での資料作成や話し方に取り組みたい。
講習に行ったら、怖がらせる講習は警察や他の団体がするから、大学生にしかできない講習をして欲しいとの要望があった。企業や団体ではできない、年齢が近い大学生だからこそできることを、楽しく、興味を持ってもらえるように、授業していけばよいと思う。今年度の経験などを次年度に活かしたい。
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講評 帝塚山大学経済経営学部 日置慎治教授

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色々反省点はあったかも知れないが、この事業に参加し、この場にいることだけで素晴らしい。振り返りを聞いてい
て、冷静に自己分析がよくできている、非常に感心している。児童からの感想で「大学生に講習してもらってよかっ
た」とある。私たちには真似できない。しかし、子どもたちはすぐ忘れる。子どもたちへの啓発は継続しなければな
らない。今後も頑張っていただきたい。
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