農業水産振興課

新着情報

ツキノワグマ注意喚起について

今年度の奈良県におけるツキノワグマ出没状況については、例年と比べて多く報告されているところです。

この度、上北山村の大峰山系において、登山者がクマに体当たりされて30m下の斜面に滑落したとの報道がなされています。

クマとの突発的な遭遇、人身被害を避けるため以下の内容に注意していただきますようお願いします。

 

○クマはこんな動物(「豊かな森の生活者 クマと共存するために」より抜粋)

クマは基本的には人を避ける動物です。しかし、突発的に出会うと自分を守るための攻撃を招き、危険な場合があります。

このため、クマのことをよく知ることが重要です。

クマは季節や年によって食べ物を柔軟に変化させます。クマの餌場となる場所にはできるだけ近づかない、また近づく必要がある場合は十分に注意してください。

また、子グマがいる場所の近くには必ず母グマがいます。母グマは子グマを守るために特に攻撃的になりやすいです。

子グマを目撃した際は速やかにその場から離れてください。

 

~季節毎の食物~

春(冬眠明け)…………山菜などの草本類

夏(親離れ、繁殖期)…草本類、昆虫類、果実類

秋(飽食期)……………堅果類、果実類

冬(冬眠、出産)………穴の中で過ごします

 

○クマと出会わないために(「豊かな森の生活者 クマと共存するために」より抜粋)

・自分の存在を知らせる

→クマ鈴やラジオなど、音の出るものを携帯する。

→見通しの悪い場所や、沢沿いなどの音が聞き取りにくいところでは、声を出したり手を叩いたりして存在を知らせる。

・クマの生態や行動についてよく知る

→各季節のクマの食べ物や生態を知ることで、遭遇を避ける。

・目撃、出没情報のあったところには近づかない

・クマの新しい痕跡(糞、食痕、爪痕など)があった際には十分気を付ける

・食物の匂いでクマを誘引しない

 

○クマに出会ってしまったら(「豊かな森の生活者 クマと共存するために」より抜粋)

・距離が離れていた場合(クマがこちらに気付いていない)

→ゆっくりと静かに立ち去る

・比較的距離が近い場合(50m程度)

→両腕を振りこちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。森林内であれば万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにする。

・距離が近い場合(20m程度)

→クマがパニックになり突発的な攻撃をする可能性があるため、刺激しないことが大切です。走ったり大声を出したりせず、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。

・クマが突進してきたら(威嚇突進)

→威嚇突進の場合は、途中で止まり後退することが多い。落ち着いてクマとの間に障害物がくるようにゆっくりと後退する。

・クマが突進してきたら(本当の攻撃)

→クマスプレーを目や鼻にめがけて噴射する。クマスプレーがない場合は、防御姿勢(両腕で顔や頭をガード)をとる。

 

以下に参考資料を掲載いたします。人身被害を防止し、自身の身を守るために御確認よろしくお願いします。

 

環境省作成パンフレット「豊かな森の生活者 クマと共存するために」

 docs5-kuma.pdf (env.go.jp)

クマ類に遭遇した際にとるべき行動(環境省)

chpt3.pdf (env.go.jp)

 

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