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「食」を支える農業従事者は、高齢化が進み、年々減少しています。また、耕作放棄地も増加して、このままでは、農業・農村は元気がなくなってしまいます。
今回は、元気な農業をめざして頑張っている方々を紹介します。 |
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非農家の挑戦ー
農業を生涯の職業に |
―農業を始めたきっかけは?
コンビニ経営をしていましたが、一生続けられる仕事とは?と考えた時、ひらめいたのが農業でした。
―実家も非農家だと伺いましたが、どのような形で農業に参入したのですか?
大和高田市で農業を応援している「担い手確保協議会」のあっせんで、ベテラン農家で1年間の研修を受けました。それから集落の農家組合に入れてもらい、地域の方々に農地を貸していただいたり、農作業のアドバイスをいただいたりとお世話になっています。
―現在、何を栽培されていますか?
市特産野菜5品目のうち、こまつなとほうれんそうを作っています。3,600uの借地に年間5回栽培しています。安定した収穫ができるよう試行錯誤しています。
―今後の目標は?
総菜加工会社と契約しているので、絶対に欠品を出さないよう心がけています。信用を失えば、何もなくなってしまいます。これまでは、何とかやれてきましたが、さらに経験を積んで経営を安定させていきたいと思っています。身近な目標としては、環境に配慮した農業を行う「エコファーマー」の認定を受けることです。 |
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若い力が産地を支える
可能性は無限大! |
―現在、何を栽培されていますか?
両親と3人で、柿・梅・桃の栽培をしています。桃は私が就農してから、両親と相談して始めたものです。
農業大学校卒業後、視野を広げるために全国各地の果樹農家にホームステイをして、りんご・ミカン・サクランボなどの勉強をしました。この時、さまざまな経営技術を教えてもらったことが現在に役立っています。
―農業大学校で学んだことはどう活かされていますか?
2年間で、果樹栽培の技術を学んだほか、先輩や同級生など横のつながりが出来ました。新たに桃の栽培を始めたのは、農業大学校の先輩からいろいろ教えを受けたことが大きいです。今後は桃の生産性を高め、自分の直売所をつくって販売していきたいです。
―どのようにしたら若い人たちが農業に魅力を感じると思いますか?
農業はつらい作業もありますが、丁寧に手をかければ形となって戻ってきます。収穫の喜びは大きいですよ。
―今後、県に期待することはありますか?
奈良県には、柿・梅・お茶・イチゴ・菊など全国的にはあまり知られていないけれど、いいものがたくさんあります。今以上に、県産のPRをしてもらえたらうれしいです。 |
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農業に関する相談窓口 |
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県では、担い手ワンストップ窓口を設置し、農業に関する相談にお答えしています。農業に興味のある方は、ぜひご利用ください。 |
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農業に参入したい方を応援します〜産地実践研修〜 |
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イチゴ・柿・ナスなどの産地で実践的な研修(1年間)を受けることができます。各産地で、プロ農家が今まで培ってきた技術や経営について教わります。また、就農に際して、自立への手助けをします。
*選抜があります。 |
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農業大学校(桜井市池之内) |
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農業後継者の育成に加えて、新規に就農を希望する人や栽培実践のスキルアップを目指す人たちを対象に農業の担い手を養成する各種研修を行っています。
*入学案内はこちらに掲載しています。 |
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農業の経験があっても、さらに知識や技術を高めたい方をサポートします。公社の実践農場で技術や販売に関する勉強を行い、研修後は、農地の紹介などを支援します。 |
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(財)奈良県農業振興公社 |
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0742・23・6148 |
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0742・23・9355 |
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県農林部総務室 |
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0742・27・7406 |
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0742・26・6265 |
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