第6回奈良県教育懇談会(平成13年8月31日付 議事速報)
◇懇談会日時
平成13年8月31日 13:30〜16:00
◇場所
奈良市登大路町「奈良県文化会館」
◇議事概要
○主な意見
専門調査部会がまとめた「教育懇談会(具体的な施策案)」(以下に掲載)をもとに活発な議論があった。主な意見は次のとおり。
(1.教育懇談会からのアピール)
(2.家庭教育と就学前教育)
- 父親学・母親学マニュアルの中で、家庭内憲法を作る運動のようのものを入れてはどうか。
- 三世代同居の良さをアピールしていくべきだ。
- 大筋として異議なし。
(3.学力向上)
- 完全修得すべき重要な基礎・基本について、小学3年生までに限定する必要性は疑問。
- 算数の加減乗除や概念の抽象化の視点を勘案すると小学3年生までは妥当。完全修得を目指すべき。もちろん、基礎・基本は小学校高学年も、それ以降もある。
- 全県一斉の学力調査を実施してはどうか。素晴らしいテストを作ることは、現場にもいい影響を与える。
- 習熟度別授業をやっているが、成果が出ている。子どもたちは生き生きしている。
- 学力だけでなく心の教育も大切だ。次の議題になっていく。
(4.学校の経営)
- 教育目標について、学校現場では年度当初にこういうことはやっている。校長・教員の義務だ。書いてあるとおり。
- 外部監査システムはショッキングだ。慎重に取組んでほしい。
- 教育というファジーなものを評価するのは難しい。何らかの内部・外部の評価は必要だが、外部監査システムはどうだろうか。
- 子どもはいつも受身の立場にいる。彼らの意見を誰が代弁するのだろうか。評価には成果を誉める面も含んでいる。
- 目標を立てて、実行して、評価するというプロセスをきっちりやっていけば教育はよくなる。
(5.高校の特色づくり)
- 高校の入試問題を学校毎に当該学校で作った方がよいと思っている。
- 学校毎に入試問題を作ることは、並大抵の業務量ではない。しかし、高校が中学校の学習内容を知るという大きな収穫がある。
(6.信頼される教師)
- 大筋はこれでよいとして、細かい点はさらに専門調査部会で検討する。
◇次回の開催について
- 日 時 平成13年10月22日(月) 13:30〜
- 場 所 春日野荘
- テーマ 「アンケート調査」、「高校教育、職業教育、大学教育、生涯学習」
◇備考
- 初回からの懇談会の議事概要をHPにて公開中。奈良県教育懇談会へのご意見も募集中。
- URL → http://www.pref.nara.jp/somu-k/kondankai/
- 教育懇談会メールアドレス → somu-k@pref.nara.jp
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