第 1 1 8 号


    ▲   ■ ▲     ◇ 奈良県教育委員会メールマガジン ◇  
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        発行:奈良県教育委員会事務局 総務室
         http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
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                  「E−夢 はっしん!」第118号html版
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no118.html
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【 巻 頭 言 】
 ○ 「正々堂々と生きる子ども」を (県教育委員会 教育長 冨岡 將人)

【 教育委員会の動き 】
 ○ 平成20年度 教育委員会事務局組織の改編について (総務室)
  ○  平成20年4月 教職員の人事異動について  (教職員課)
 ○ 平成19年度 奈良県児童生徒の体力テスト調査結果  (保健体育課)

【 今、学校では・・・ 】
 ○ 豊かな自然と心豊かな地域の人の中で (御杖村立御杖中学校長 田中直貞)

【 お知らせ 】 【 新着情報 】 【 県政公開ニュース 】

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 【 巻 頭 言 】
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□■ 教育長就任のあいさつ ■□

          「正々堂々と生きる子ども」を
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  県教育委員会 教育長 冨岡 將人

 このたび、奈良県教育委員会教育長を拝命し、その責任の重さに身の引き
締まる思いがいたします。

 「子どもを自立した社会人に育てること」「子育てや子どもの教育に責任
をもつ社会づくり」の2つを大切にしながら、安定した質の高い本県教育の
更なる充実・発展のためにお役に立てるよう努力する覚悟です。皆様方の一
層のご支援・ご協力をお願いいたします。

 子どもたちへの教育は、人に対する「愛」を基盤として行われなければな
らないと考えています。子どもたちが「誰かに認められている、愛されてい
る。」という思いをもつことで、心に安らぎを感じ、自尊感情が高まるとと
もに他者への思いやりがはぐくまれます。

  私は、そのような「愛」を基盤にして、「知力・体力・忍耐力を身に付け
て、正々堂々と生きる子ども」を育てたいと思います。
 まず、「知力」については、基礎的な知識・技能を身に付けさせ、自ら学
び考えようとする態度をはぐくみ、知識・技能を活用する力を養いたいと考
えています。
 「体力」は、生きていくための基本となる力です。人生をしっかり生き抜
くたくましい心身を育てることが重要だと考えています。
 また、最近の子どもたちは、つらいことや苦しいことを避けようとする傾
向があるように感じています。物事に積極的に立ち向かおうとする姿勢や困
難にも耐えていける強い精神、あきらめない心など、「忍耐力」が必要だと
考えています。
 仲間から自分の存在を認めてもらっている、親や先生から愛されている、
これまでできなかったことができるようになったなどの思いを感じたとき、
子どもたちは自分に対し自信をもてるようになります。自分に対する誇りを
もち、正々堂々と生きる子どもたちを育てたいと思います。

 子どもたちの教育は、社会全体で取り組まなければなりません。
 私は、21世紀を生きる子どもたちのために教育行政は何ができるか、ま
た、何をなすべきかを考え、皆様とともに歩んでいきたいと思います。

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 【 教育委員会の動き 】
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    平成20年度 教育委員会事務局組織の改編について
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                              総務室

 県教育委員会事務局では、事業の振興や業務の効率化、新規事業等に対応
するため、大幅な組織改編を行いました。概要は、次のとおりです。

 ○学校教育課と教育研究所の業務の見直しにより、教育研究所が行ってい
  る学校教育に関する事務のうち、施策立案に係る事務を担当していた小
  学校教科指導係と中学校教科指導係を義務教育係として、高校教科指導
  係を高校教育係として、特別支援教育部の一部を特別支援教育係として
  学校教育課に移管。また、生徒指導係も学校教育課に移管し、学校教育
  課のアドバイザリーチームを教育研究所に移管。
 ○主幹課機能の強化のため、総務福利課の総務調整係、秘書人事係、予算
  経理係と、教育企画課を統合して総務室とした。
 ○総務福利課の施設管理係及び授業料の関係、学校教育課の奨学金係を統
  合し、学校支援課を新設。畝傍寮、かぐやま寮、吉野寮の総合寄宿舎を
  所管。
 ○高校総体開催推進室の体制強化をはかるため、企画広報係、競技係、式
  典係、宿泊輸送係を新設。
 ○人権教育課と生涯学習課社会教育係を統合し、人権・社会教育課を新設。
  社会教育センターを所管。
 ○総務福利課の福利企画係と共済給付係を総務福利課から分離し、公立学
  校共済関係業務を所管する福利課を新設。
 ○教員免許が更新制になることに対応するため、教職員課に教員免許係を
  新設。
 ○高校再編事業の減少により、県立学校企画調整室の企画調整係を廃止。

 また、全県的な取組を行う等のため、事務の所掌及び組織の一部を教育委
員会事務局から知事の事務部局に移管しました。概要は、次のとおりです。

 ○スポーツ振興のため(学校における体育を除く)保健体育課の生涯スポ
  ーツ係、橿原公苑、県営プールを移管。
 ○生涯学習の振興のため、生涯学習課生涯学習係、図書情報館、青少年野
  外活動センターを移管。
 ○世界遺産の登録推進及び文化財の活用のため、文化財保存課文化財企画
  係を移管。
 ○大規模営繕工事を一元的に執行するため、総務福利課技術検査係を移管。

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    平成20年度4月 教職員の人事異動について
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                                                          教職員課

 教育委員会事務局を含む本年度の異動総数は、1,794件(昨年度は1,962件)
で、特色は次のようになっています。

 ○長期勤務者の解消をすすめ、小・中学校では、同一校10年以上の勤務者
  の比率が8.2%となった。
 ○県立高校の特色ある学校づくりを人事面から支援するため、意欲と情熱
  をもって当たることのできる教員を県立学校全体から公募した上で、2
  校に2人配置した。
 ○小学校と中学校の校種間交流、小・中学校と県立学校との校種間交流を
  積極的に推し進め、教諭で37件の交流を図った。
 ○教員の経験と視野を広げ、指導力のより一層の充実強化と公立学校の活
  性化を目指し、三重県・和歌山県との人事交流、奈良市立一条高校、天
  理高校、奈良学園とも人事交流を行った。

 ■異動件数
          小・中学校   県立学校   事務局    合計
  異動総数     1,064      582     148    1,794
  退職 校長          63             15                        78
     教頭           15              2                        17
     一般          224             90           19          333
  転勤                762            475          129        1,366

 ■校長・教頭への昇任件数    ※( )は女性で内数
          小学校    中学校    県立学校    合計
  新校長      48(4)         14(3)          16(3)         78(10)
  新教頭           50(9)         21(2)          21(4)         92(15)
  


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     平成19年度 奈良県児童生徒の体力テスト調査結果
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                                                      保健体育課

 このたび、平成19年度奈良県児童生徒の体力テスト調査報告書を作成しま
した。

 1 調査の概要
   (1) 本調査は、昭和41年度から毎年実施しており、本年度で42年目です。
   (2) 調査する内容は、小・中・高等学校で実施されている体力テストで、
   テスト項目は、次のとおりです。
        握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、50m走、立ち幅とび
    20mシャトルラン(中・高等学校では持久走も可)、ボール投げ

  (3) 平成19年度の調査対象校数、及び調査件数は次のとおりです。

         ┌──────┬────┬────┬────┬────┐
         │            │ 小学校 │ 中学校 │高等学校│ 全 体 │
         ├──────┼────┼────┼────┼────┤
         │ 調査校数 │ 115校 │ 33校  │ 22校  │ 170校 │
         ├──────┼────┼────┼────┼────┤
         │ 調査件数 │22,230件│ 7,515件│16,881件│46,626件│
     └──────┴────┴────┴────┴────┘

 2 データ処理と活用  
  調査対象校から収集したデータを保健体育課で個人別・学校別に処理し、
 その結果を各市町村教育委員会と調査対象校にフィードバックして、体育
 の指導等に活用してもらっています。

 3 調査結果の概要   
  ○ 定常状態になった小学生の体力
     小学生の体力の年次推移をみると、昭和60年以降低下が続いていまし
  たが、ここ数年は定常状態に移りつつあります。項目別にみると、小学
  校1年生〜小学校4年生では、50m走は定常状態ですが、ソフトボール
  投げは向上しています。また、小学校5・6年生のソフトボール投げも
  向上傾向が見られます。
  ○ 定常状態にある中・高校生の体力
   中・高校生の体力の年次推移をみると、昭和60年から続いていた低下
  傾向が、ここ数年定常状態にあります。中学生男子の50m走の低下を除
  きほとんどの項目で定常状態です。高校生では、ハンドボール投げ、握
  力は定常状態ですが、男子の50m走は、向上傾向が見られます。
  ○ 運動好きな小学生は、体力が高い。
   運動愛好度(運動に対する「好き・嫌い」)と体力との関係を調べた
  結果、年齢・男女にかかわりなく、運動愛好度が高いほど体力が高いこ
  とが分かりました。特に、小学生では、運動愛好度による体力の較差が
  顕著にみられました。
  ○ 運動部・スポーツクラブ等で活動する児童生徒は、体力が高い。
   運動実施時間と体力及び運動部・スポーツクラブ等への所属の有無と
  体力の関係を調べた結果、年齢・男女にかかわりなく、運動実施時間が
  長い児童生徒、運動部・スポーツクラブ等に所属している児童生徒の体
  力が高いことが分かりました。また、年齢による運動実施時間の変化を
  見てみると、男女とも中学生になると、運動実施時間が大きく増加して
  います。
  ○ 生活習慣に関する調査結果
     本年度は、生活習慣(就寝時刻・起床時刻・朝食摂取)についてのア
  ンケートも行いました。小学生では11時までに就寝している者がほとん
  どですが、中学校3年生になると12時以降に就寝している者が30%を越
  えています。7時まで起床している児童生徒は、小学生では80%ですが、
  中学生になると急激に減少します。また、小・中学生とも80%は毎日朝
  食を食べていますが、中学3年生女子では、毎日食べる者が急激に減少
  しています。

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 【 今、学校では・・・ 】 
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┃中学校┃       豊かな自然と心豊かな地域の人の中で
┗━━━┛     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                御杖村立御杖中学校 校長 田中 直貞

 御杖村は、奈良県の最東端、大阪湾に流れる淀川の最上流地域にあたり、
空気、水が大変きれいで、豊かな自然に囲まれた所です。また、東西に細長
い村を横断する道は、昔は伊勢本街道とよばれ、多くの参詣者が通行し、宿
場としてにぎわったと伝えられている歴史ある村です。
 そんな豊かな自然と歴史ある村の学校として、心温かな村の人たちに見守
られながら、60名あまりの生徒が学んでいます。
 本校は、この恵まれた環境を生かし、総合的な学習の時間に「ふるさと学
習」という取組を行っています。平成19年度には,全体のテーマを「みる・
つかむ・える〜たくましい御杖っ子として輝こう〜」として、全校生を5つ
のグループに分け、異学年集団による課題別学習をしてきました。
 5つのグループの学習内容を簡単に紹介します。

 1 歴史グループ・・・・・村の歴史を調べ、知らせる。
 2 環境産業グループ・・・観光スポットを調べ、村のよさを発信する。
 3 自然グループ・・・・・御杖の自然を伝える。
 4 特産物グループ・・・・特産物を育て、農家の人の思いに近づく。
 5 人々グループ・・・・・村内で働く人々の思いを知る。

 各グループの活動では、多くの村の方々に仕事ぶりを見せていただいたり、
お話を聞いたり、先生役として指導いただいたりするなど数々のお世話をか
けてきました。活動の総まとめとして、昨年の12月に、地域の方々や保護者
の方々など多くの人たちに来校いただいて、報告会を実施しました。
 このような中で、生徒たちは地域の人たちの思いや願いを知り、御杖村の
良さを再確認しています。
 生徒が将来自分の生まれ育った村に誇りを持ち、この村の一人として、自
らの生き方を考えられる若者に育ってくれることを願って、平成20年度も一
層充実した取組を進めたいと思います。

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 【 お 知 ら せ 】
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■ 「はにわ 人と動物たち−大和の埴輪 大集合−」 県立橿原考古学研究所附属博物館 ■
■ 「自慢のワンシーン」「感動のエピソード」を募集  教育企画課 ■

*「お知らせ」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no118.html#oshirase

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 【 新 着 情 報 】
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◎県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。

○公立高等学校入学者一般選抜等合格者数及び第2次募集による選抜等募集人員について
                                  (学校教育課)
○公立高等学校入学者第2次募集による選抜等実施状況について (学校教育課)
○「人権教育ってなぁに?」のページを更新  (人権・社会教育課)
○「大会PR」のページを更新 (全国高校総体開催推進室)
○「愛称・スローガン・シンボルマーク・ポスター原画表彰式」のページを更新
                            (全国高校総体開催推進室)
○「土木工事をおこなうときは」のページに各種申請書の様式集を掲載 (文化財保存課)
○公立高等学校入学者第2次募集による選抜等合格者数について  (学校教育課)

*「新着情報」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。 
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no118.html#shintyaku

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 【 県政公開ニュース 】      ◇ 3月14日〜3月30日 ◇
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■3月19日 県立法隆寺国際高等学校の「平成19年度英語教育優良学校文部
     科学大臣表彰」について (教育研究所)   
■3月19日 平成19年度財団法人奈良県体育協会会長賞・奨励賞について (保健体育課)   
■3月21日 重要文化財の新指定及び登録有形文化財の登録について (文化財保存課)

*「県政公開ニュース」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no118.html#kensei

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 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします! ◇
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 *読者登録のページ  http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html

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 【 編 集 後 記 】
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 読者の皆さん、こんにちは。奈良公園の桜が美しく咲き誇っている中で新
年度を迎えました。4月は人生の節目、入学や就職、転勤などで、環境が大
きく変わる方も多いと思います。思いも新たに晴れ晴れとした気持ちでスタ
ートを切りたいものです。

 さて、【教育委員会の動き】でも紹介したように、教育委員会事務局も組
織改編を行い、冨岡新教育長のもと、業務の効率化と新たな事業に積極的に
取り組んでいきます。今後とも「E−夢 はっしん!」が皆さんと教育委員
会をつなぐ架け橋となるよう努めますのでよろしくお願いします。

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◎「E−夢 はっしん!」ウェブページは、こちらへ。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/mailmagaweb1.htm

◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message31.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。 
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の
 対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r116.html

◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。
 http://www.mag2.com/ 「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、
 こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/

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        発行:奈良県教育委員会事務局 総務室
          〒630-8502 奈良市登大路町30番地
         TEL 0742-22-1101(代表)内線 5353
           0742-27-9830(直通)
         mail:kyoikuk@office.pref.nara.lg.jp
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