第 158 号
    ▲   ■ ▲     ◇ 奈良県教育委員会メールマガジン ◇
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        発行:奈良県教育委員会事務局 総務室
         http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
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        「E−夢 はっしん!」第158号html版
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no158.html
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【 巻頭言 】

  「おはよう」から始まる
                   (教育委員  平田 静太朗)
【 教育委員会の動き 】

 〔1〕本年度の奈良県教育委員会選奨、13名が受賞
              (総務室)

 〔2〕奈良県民教育フォーラムにおけるシンポジウムについて
                           (総務室)

【 今、学校では 】

  2009年度版「ネットショップ奈良朱雀」がOPENしました
             (県立奈良朱雀高等学校 校長 大西利文)

【知っておきたい 高校入試情報】第7回

  定時制課程・通信制課程について
                          (学校教育課)

【 奈良県の先生になろう 】第23回

  奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第3回ワークショップ
                 (教職員課)

【 おしらせ 】

  教育広報番組「教育ならニューズルポ」今後の放送予定
(県立教育研究所)

【 報道発表資料 】【 編集後記 】

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【 巻頭言 】

  「おはよう」から始まる
                    教育委員  平田 静太朗

  朝霧を頬に感じて散策の途上、「おはようございます」と行き交う人
 々から声をいただく。その一言で何か幸せをプレゼントされた気がして、
 清々しい一日の出発となる。私も率先して挨拶するよう心掛けている。
 「挨拶」、それには見知らぬ人とも心交わせる不思議な力があると思う。
  私には、「挨拶」について二つの出会いがあった。一つは高校時代、
 大学受験で有名な高校のS先生が、「学習力」をテーマに講演されたと
 きのこと。「点の取れる人を、『よく出来る人』等と言って人格まで決
 め付ける風潮があるが、点を取るだけの学習は、やがて色褪せてしまう。
 真の学力を付けるためには、自ら学習風土を醸成しなければならない。
 それは、大きな声で挨拶できること。物を大切にすること。進取の念を
 持って行動することである。」と。
  もう一つは、相撲の親方が十両に上がった弟子を紹介したときのこと。
 「こいつは大成しますよ。誰にでも大きな声で挨拶するし、部屋のゴミ
 も自分から率先して拾う。」と。
  人、時、場所を異にした出会いであったが、大成する秘訣には共通し
 たものがあることを知った。
  思えば私も先生や親、地域の人々からの挨拶や言葉かけに支えられ、
 ヤル気、根気、本気が育てられたと感謝している。「早う起き、遅刻す
 るよ!」の前に「おはよう」があったら・・・。「行ってきます」に応
 えて「行ってらっしゃい」より「早う、お帰り」の方がと思いを巡らし
 ている。とりわけ、「ただいまー」に応える声があるだろうか。「お帰
 りなさい」、愛情のこもった言葉である。不在家庭にあっても、一片の
 メモ書き、おやつ一つにその声を聞く事が出来る。家庭でも学校でも、
 挨拶は教育の原点であり、心を交わす支柱でもあると考えている。


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【 教育委員会の動き 】

 〔1〕本年度の奈良県教育委員会選奨、13名が受賞
              総務室

    奈良県教育委員会選奨は、昭和24年度に創設され、今回で61回目
   を迎える栄えある表彰制度です。学校教育分野のみならず社会教育、
   保健体育、文化財保護などの分野において、長年にわたり尽力され、
   優れた業績を残された方々や団体を表彰しています。
   今年度は、下記の13名(男11名、女2名)の方々が受賞されまし
   た。

   氏 名(年齢)   所属・職名           主な功績
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   稲垣 美佐子(59) 奈良市立椿井小学校長      学校経営
   奥坊 耕一 (60) 山添村立やまぞえ小学校長    学校経営
   阪本 豊一 (60) 奈良市立三笠中学校長      学校経営
   西田 太郎 (59) 橿原市立光陽中学校長      学校経営
   澤田 晴夫 (59) 田原本町立田原本中学校長    数学教育・学校経営
   大西 利文 (60) 県立奈良朱雀高等学校長     学校経営
   西川 隆彰 (59) 県立橿原高等学校長       学校経営
   平田 明利 (59) 県立桜井高等学校長       学校経営
   上明代 康男(60) 県立高田高等学校長       学校経営
   深田 桂子 (60) 県立ろう学校長         特別支援教育・学校経営
   大西 正親 (59) 葛城市教育委員会教育長     学校経営
   中井 肇   (74) 黒滝村社会教育委員会議議長  社会教育
             奈良県社会教育委員連絡協議
             会副会長
   植田 哲司 (60) 文化財保存事務所所長補佐    文化財保護行政

   (※年齢は平成21年11月1日現在のものです。)

    授与式は、11月26日(木)に「春日野荘」(奈良市法蓮町)にお
   いて、来賓に奥田副知事を迎え開催しました。受賞者の方々には、
   その高い見識と豊富な経験で、ますます活躍の場を広げられ、今後
   も奈良県教育の発展にご協力いただけるよう願っています。
    なお、詳細は、次のページでご覧いただけます。
    http://www.pref.nara.jp/secure/34298/21kyoikusensyou4.pdf

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 〔2〕奈良県民教育フォーラムにおけるシンポジウムについて
                            総務室
 
    奈良県民教育フォーラムは、おかげさまで 1,324人のご参加をい
   ただきました。ありがとうございました。
    また、フォーラムにご参加いただいた方々に「『奈良県民教育フ
   ォーラム』に関するアンケート」をお願いいたしましたところ、フ
   ォーラムに対する総合的な感想として、94.7%の方から「よかった」
   「まあよかった」との回答をいただきました。
    シンポジウムでは、「奈良県の子どもたちに見られる課題・・・
   その解決に向かっての取組が進んでいます!」とのテーマで、一人
   一人の大人が子どもたちとどのように向かい合って行けばよいのか
   を探りました。
    まず、下記に示した学校、園、地域での具体的な取組内容が発表
   されました。それをもとに、コーディネーターの上田信行同志社女
   子大学教授の進行のもと、上田ゼミの学生さんたちが参加者にイン
   タビューするなどフロアからの意見を聞き取り、子どもたちのため
   にどのような行動を起こせるかについて考えました。
    ここでは、発表者の方の感想や考えをご紹介します。
    なお、各取組についての発表概要は、次のページをご覧ください。

   http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/kyoikunohi/21/21forumphoto.html

  ■小学校運動場芝生化推進事業
   発表題「はだしでかけよう みどりのじゅうたん」
     大和郡山市立矢田南小学校長、真田和則さんは、「運動場が芝
    生になって、子どもの遊びの種類が変化し、サッカーや鬼ごっこ
    などの遊びが増え、走り回ったり寝そべったりしている子どもの
    姿が見られるようになった。また、学校だけでなく保護者、地域
    の方々が芝生化の作業にたくさん集まっていただき感激した。さ
    らに作業を通じて互いの結びつきを強めていけたことで、学校も
    心強く思った。やって良かった。」と述べられました。

  ■「おはよう・おやすみ・おてつだい」約束運動
   発表題「親子でいっしょに『おはよう・おやすみ・おてつだい』」
     大和高田市立片塩幼稚園長、岡田教子さんは、「しっかりお手
    伝いできたときに大人が褒め、認めていくことは、『みんなの役
    に立ったんだなぁ』と子どもが実感することにつながっていく。
    そういうことを幼稚園のときから体験していく必要があるのでは
    ないかと感じた。また、保護者からも『子どもを褒め励ますこと
    で、親子が心を通わせる楽しい時間をもつことができた』などの
    意見をいただいている。」と述べられました。

  ■学校支援地域本部事業
   発表題「子どもの『笑顔』と『ありがとう』に魅せられて」
     宇陀市立榛原・大宇陀中学校区学校支援本部コーディネーター、
    松本守正さんは、「それぞれの地域には素晴らしい方がたくさん
    いらっしゃる。その方々を学校がどのように生かしていくか、ま
    たその方々に学校にどれだけ関心をもっていただけるかが今後一
    層大事になってくる。学校支援地域本部事業が終わっても、終わ
    ったときこそ、地域の方々がボランティアとして活躍していただ
    けるよう考えていきたい。」と述べられました。


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【 今、学校では 】

  2009年度版「ネットショップ奈良朱雀」がOPENしました

              県立奈良朱雀高等学校 校長 大西利文
 
  奈良朱雀高等学校は、近鉄橿原線西ノ京駅から東へ約1,000mの位置に
 あります。駅周辺には世界遺産にも登録されている薬師寺や唐招提寺な
 どの歴史的建造物があり、平城宮跡の朱雀大路に面している立地は、校
 名である「奈良朱雀」の由来にもなっています。          
  本校は、平成19年度に「ものづくりとビジネスを共に学ぶ専門高校」
 として、奈良商業高等学校と奈良工業高等学校が統合されてできた学校
 です。当初、奈良市柏木町の柏木校舎と奈良市秋篠町の秋篠校舎に分か
 れてスタートしましたが、柏木町の校地に新しい実習棟が完成し、本年
 度完全統合されました。                     
  本校の情報ビジネス科3年では、「電子商取引」について学習するた
 め、本校ホームページ上で奈良県の名産品の無店舗販売(店名「ネット
 ショップ奈良朱雀」)を行っています。この取組は、情報ビジネス科と
 しての専門性を活かし、地域の活性化を目的に地元企業の求めに応じら
 れるようなホームページ制作を通して情報活用と情報発信の能力を伸ば
 すことをねらいとしています。平成12年度に取組を開始して以来、今年
 で10回目を迎えました。                     
  今年度は、県内の17企業にご協力いただき、奈良県の数多くの名産品
 をインターネットで販売しています。学習の一環として行っていますの
 で、「代引き(着払い)のみの販売とし、代金の回収は宅配業者に任せ
 る。」など、お客様や協力企業にお世話をおかけしています。    
  この学習を通して生徒たちは、ホームページ作成やセキュリティ技術
 の知識を身に付けることはもとより、協力していただく企業への連絡・
 取材・打ち合わせなどの活動から社会的なマナー・礼儀を学んだり、奈
 良県の名産品の調査・研究をすることにより伝統的産業や奈良県の現在
 の産業の様子についての知識を深めたりすることができました。
  これからも、「ネットショップ奈良朱雀」を通じて、全国に奈良県の
 名産品の良さをアピールしていきたいと考えています。
  ぜひ一度次のアドレスにお立ち寄りください。

 ■「ネットショップ奈良朱雀」
  http://www.nara-suzaku.ed.jp/2009/top.html

 ■奈良朱雀高等学校のホームページはこちらへ
  http://www.nara-suzaku.ed.jp

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【知っておきたい 高校入試情報】第7回

  定時制課程・通信制課程について
                           学校教育課 

  今回は、定時制課程・通信制課程の入試の実施校及び入学考査料など
 について説明します。

 1 定時制課程・通信制課程の入学者選抜の概要について

    平成22年度入学者選抜を実施する定時制課程・通信制課程のある
   高校は次のとおりです。  

 【定時制課程】
   ○奈良朱雀高校(機械科・ビジネス科)
   ○大和中央高校(普通科)
   ○畝傍高校(普通科)
   ○五條高校(普通科)
   ○五條高校賀名生分校(農業・家政科)
   ○山辺高校山添分校(農業・家政科)
 【通信制課程】
   ○大和中央高校(普通科)

  ■願書受付、学力検査等及び合格発表の日程は次のとおりです。
    願書受付3月5、9日 学力検査等3月15日 合格発表3月18日

   ただし、大和中央高校定時制のA選抜については次のとおりです。
    願書受付2月12、15日 学力検査等2月18、19日 合格発表2月24日

  ■各高等学校の募集人員や実施する検査の内容等については、次のペ
   ージで紹介しています。
   http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-14157.htm

 2 入学考査料及び入学料について

  【定時制課程】
    入学考査料 950円   入学料 2,100円
    ただし、五條高校賀名生分校は入学考査料500円、入学料2,000円、
    山辺高校山添分校は入学考査料1,000円、入学料2,000円です。

 【通信制課程】
    入学考査料  不要    入学料  500円
   (なお、全日制課程については入学考査料2,200円、入学料5,650円です。)

  ■入学考査料は、入学願書に所定の金額の奈良県収入証紙※を貼って
   ください。ただし、分校の入学考査料は、出願時に現金で納付して
   ください。

   ※ 奈良県収入証紙は、南都銀行の本店や一部の支店などで購入で
     きます。詳しくは、奈良県会計局会計課(0742-27-8912)まで
     お問い合わせください。

  ■高校入試に関するお問い合わせ先 
   学校教育課学事係 TEL 0742-27-9851 FAX 0742-23-4312


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【 奈良県の先生になろう 】第23回

  奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第3回ワークショップ
                           
                            教職員課

  11月14日(土)に、県立教育研究所において、「特別支援教育」をテ
 ーマに第3回ワークショップを開催しました。
  最初に特別支援教育企画室指導主事が「すべての子どもが輝くために」
 という題で講義を行いました。「障害」のとらえ方や、気づきの大切さ、
 個への支援が学級全体への支援につながることなど、さまざまな例を用
 いながらの話に、受講生はもちろんのこと、スタッフも大変熱心に聞き
 入っていました。
  受講生からは、「子どもの『できないこと』ばかりに目を向けるので
 はなく、『できること』を探して支援していくというとらえ方が新鮮だ
 った。今後の学校現場での実習に生かしていきたい」といった感想が寄
 せられていました。
  ワークショップでは、リクルーター(採用2〜5年目の若手教員)か
 ら、担任する学級の中で気になる子どもの事例が提示され、その後、そ
 れをもとに、小グループでの討議を行いました。今回は、「限られた時
 間を有効に使うスキル体験」にもなっていたため、時間的な制約を受け
 ながらも受講生は大変活発な討議を行いました。討議の報告では、具体
 的な対応策が数多く発表され、一人で抱え込まず、チームで子どもたち
 を支援していくことの大切さについて考えることができたようです。
  次回のワークショップでは、「高い水準の授業作り」について、モデ
 ル授業などを通して学ぶ予定です。


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【 おしらせ 】

  教育広報番組「教育ならニューズルポ」今後の放送予定
                          県立教育研究所 

    奈良テレビ放送(55ch  デジタル29ch【リモコンNo9】)
    毎週水曜日 18:25〜18:30放映

    12月2日 「Professionalsに学ぶ」
          県立郡山高等学校

    12月9日(12月2日放映分の再放送)
         「Professionalsに学ぶ」
          県立郡山高等学校

    12月16日 「第24回奈良県高等学校総合文化祭総合発表」

    12月23日 「森林ボランティア」 
           県立奈良北高等学校

  ■過去に放映された番組は、次のページで動画配信中です。
   http://www.nara-c.ed.jp/multi/month/bangumi.html

    10月14日放映分
         特色ある学校づくり
          〜プラネタリウムを使った星の観察〜
          御所市立名柄小学校

    10月21日(10月28日)放映分
         外遊び、みんなでチャレンジ!
          十津川村立上野地小学校


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【 報道発表資料 】      ◇ 11月15日〜11月30日 ◇

■ 2009年11月24日 奈良県教育委員会選奨受賞者の決定
  http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=32575#itemid32575

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【 編集後記 】

  今年も残すところあとひと月。冷え込みがすすむにつれ、鍋料理のお
 いしい季節になってきました。
  先日、家族で「奈良のうまいもの」の一つ、飛鳥鍋を食べました。こ
 の鍋は、飛鳥時代に寒さをしのぐために作られたのが最初とか。牛乳仕
 立てのお鍋で、とてもあっさり味です。あったかい鍋を囲むとみんなが
 笑顔になります。体だけでなく心もホカホカになる鍋料理は、冬の家族
 団らんに欠かせませんね。


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◎「E−夢 はっしん!」ウェブページは、こちらへ。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/mailmagaweb1.htm

◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message31.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせてい
  ただきます。
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

◎このメールマガジンのレイアウトが崩れて見える場合の対処法について
 は、こちらへ。
 http://help.mag2.com/000047.html

◎このメールマガジンは、「まぐまぐ!」を利用して発行しています。
 http://www.mag2.com/ 
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 ます。
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         発行:奈良県教育委員会事務局 総務室
          〒630-8502 奈良市登大路町30番地
         TEL 0742-22-1101(代表)内線 5353
           0742-27-9830(直通)
         mail:kyoikuk@office.pref.nara.lg.jp
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