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皆さんの力で川をきれいに! 大和川清流復活大作戦
〜 台所やお風呂の排水口は、川や海への入り口です 〜

 私たちの暮らしは、川から多くの恵みを受け、支えられています。県人口の9割が集中し、県民の生活を支えている大和川は、多くの生活排水が流れ込むため、汚れた川として全国的に有名です。下水道等の整備にともない、平成22年には初めて全国水質ランキングでワースト3を脱却しましたが、翌年には再びワースト3に戻ってしまいました。川をきれいにするためには、下水道等の整備に加え、私たちの家庭でできるチョットした取り組みが、大変有効で即効性があります。今回は、そのような家庭でできる取り組みについて紹介します。
 
なぜ川が汚れるの?
 大和川が汚れる原因の約8割は、食べ残しや洗剤などの生活排水が占めており、中でも台所から出る汚れが最も多くなっています。
 
大和川の水は、そんなに汚れているの?
 大和川は、もともと川の水量が少ない上に都市化が進んできたため、大変汚れてしまいました。しかし、一人一人の取り組みや、下水道の普及にともなって改善が進んでいます。
 また県では、平成17年から3年連続水質ランキングワースト1の汚名を返上するため、「大和川清流復活ネットワーク」(下記参照)を立ち上げ、取り組みを進めています。
大和川の概要
県北東部の笠置山地に源を発し、奈良盆地を流れ大阪湾に注ぐ一級河川。
県内では157の支川が合流し、流域では県民約120万人が生活している。
 

BODとは、水の汚れを表す指標です。この値が小さいほど、きれいな水であるといえます。
 
川をきれいにするためにできる生活排水対策
 川を汚さないためには、生活排水をできるだけ少なくすることが大切です。一人一人が家庭でできる取り組みから始めましょう。
(コップ一杯の牛乳を流して、魚がすめるような川にするには、コップ13500杯ものきれいな水が必要といわれています。)
家計にもやさしいひと工夫
洗剤は正しく量り使いすぎない食べ残しは流さない
(水切りネット利用)食べる分だけ作り残さない
アクリルタワシ
各地で「アクリルタワシ作製講座」を開催。洗剤を使わなくても汚れが落ちるので、経済的で川もきれいに!
(開催案内は下記
アクリルタワシを使う
調味料はつけすぎない
油は固めたり古紙にしみ込ませる お皿やフライパンはふき取る
 
 
家計にもやさしいひと工夫
 
2月は水質改善強化月間です
 冬は雨が少ない上、水をきれいにする微生物の働きが弱まるため、大和川の水質が特に悪化します。洗剤や油を控えるなど生活排水対策にご協力ください。
 
大和川清流復活ネットワーク
(平成20年11月18日設立)
平城遷都1300年祭を契機に「ワースト3脱却」を目指し、国・県・市町村・民間団体で構成。
①「きめ細かな分析と対策」
②「情報発信」
③「民間との協働」
を3つの基本方針として、取り組んでいます。

第8回会議&水辺活動団体事例報告会
3月9日(土)11時〜(予定)
県橿原文化会館
 
問 県環境政策課   県河川課   県下水道課
tel 0742-27-8737 tel 0742-27-7504 tel 0742-27-7525
fax 0742-22-1668 fax 0742-22-1399 fax 0742-23-9318
 
家計にもやさしいひと工夫
 
イベント情報

◆アクリルタワシ作製講座
開催日時・会場  ※いずれも時間は13:30〜15:30
◆2月6日(水)
◆2月14日(木)
◆2月19日(火)
◆2月26日(火)
県橿原文化会館
奈良市ならまちセンター
明日香村立中央公民館
広陵中央公民館
(橿原市)
(奈良市)
(明日香村)
(広陵町)
●川をきれいにする取り組みを募集中!
県では川をきれいにしてくださる団体を募集しています。
●川の彩り花づつみ事業
 川に花を植え育てていただける団体に花苗等を支援
●地域が育む川づくり事業
 川の草刈、清掃活動をしてくださる団体に報償費等を支援
 
問 県河川課
tel 0742-27-7504
fax 0742-22-1399

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