第 174 号
    ▲   ■ ▲     ◇ 奈良県教育委員会メールマガジン ◇
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        発行:奈良県教育委員会事務局 企画管理室              
          http://www.pref.nara.jp/kyoiku/                
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                  「E−夢 はっしん!」第174号html版            
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no174.html
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【 巻頭言 】

  「再美日本(ふたたびにっぽん)とゆび筆」
               (株式会社墨運堂 社長 松井 茂浩)
 

【 教育委員会の動き 】

 〔1〕平成23年度奈良県・奈良市・大和高田市
    公立学校教員採用候補者選考試験の受験状況について
                           (教職員課)

 〔2〕桜井高等学校と特別支援学校のコラボ展覧会!
                          (学校教育課)

 〔3〕「絵本ギャラリーin奈良」で夏の思い出づくりをしてみませんか  
                                         (県立教育研究所)


【 今 学校では 】

  体験活動を通した地域の食文化の理解
              (下市町立下市小学校 校長 藤田謙治)


【 近畿高総文祭だより 】第2回

  部門紹介(1)〜合唱・器楽部門、日本音楽部門、マーチングバンド
          ・バトントワリング部門〜
          (第30回近畿高等学校総合文化祭奈良県実行委員会)


【 おいしさ発見!ふるさと奈良レシピ 】−その5−

   ★今号のレシピは「はね切り団子」★


【 お知らせ 】

 「なら教育リポート 〜まなびだより〜」の今後の放送予定
                        (県立教育研究所)

【 報道発表資料 】【 編集後記 】

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【 巻頭言 】

  「再美日本(ふたたびにっぽん)とゆび筆」

                株式会社墨運堂 社長 松井 茂浩

  近年、文字を打つ・叩くという表現が日常的に使われるようになった。
 文字を書くというのが当たり前の時代に育った人間としては、最初は馴
 染めなかったが、今では何の違和感も無く文字を叩いて仕事をしている。
  長い歴史を持つ墨は、日本の歴史を伝え、文化発展に大きく貢献して
 きた。唯一無二の筆記具として永く使用されてきた墨も、戦後は多種多
 様な筆記具に取って代わられ、教育や書画芸術の分野でのみ必需品とし
 て残っている。しかし、昭和55年頃からの出生率の低下、その後の高齢
 化、また、バブル経済破綻の影響を受け、書画市場は厳しい状況が続い
 ている。このような市場状況の中、伝統産業・技術を残していく為には
 需要を喚起し、新市場を創っていけるかが課題となっている。書画用具
 は長い歴史の中でそれぞれの完成度が高まり、一般の人には使いづらい
 物になっているのではないか。硬い筆記具やキーボードに慣れている人
 には、柔らかい筆と墨で書くことに大きな抵抗があるようだ。
  私には、墨の特徴である濃淡・潤渇(にじみ・かすれ)・筆致による
 表現域の大きさや墨色の変化などの多様性を知って欲しいという思いが
 ある。現代の人達に、年齢を問わず初学者にとっても使い易く楽しく書
 道のできる道具を開発するため、大学の先生と共同で今までの常識にと
 らわれず道具の見直しを始めた。出来上がった書画用具は、「再美日本
 (ふたたびにっぽん)」という総称の下、好評を得ている。
   「ゆび筆」もこのような状況の下、広く年齢を問わず大勢の人達に楽
  しく使っていただける物をという発想で、大学の先生やデザイン事務所
  などと共同で開発した。筆は持つ物だと言う固定観念から付ける物へと
  発想転換することにより、今までにない用途や対象者が大きく広がった。
  子ども時代に曇りガラスや砂浜に指で描いた様に、自由に頭に浮かんだ
  まま描ける最適のツールと考えている。健常者は勿論、障がいのある人
  や握力が弱く筆を持つことのできない人も、自在に書く(描く)ことが
  でき、大きな反響を呼んでいる。今後は誰もが簡単に使えて、墨の不思
  議さ・面白さを体感していただける道具を開発し、文字を打つ・叩くと
  共に“書く”ことの楽しさを発見して欲しいと思っている。


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【 教育委員会の動き 】
  
 〔1〕平成23年度奈良県・奈良市・大和高田市
    公立学校教員採用候補者選考試験の受験状況について
                            教職員課 

    平成23年度奈良県・奈良市・大和高田市公立学校教員採用候補者選
  考試験の第1次試験が終了しました。7月17日(土)には、県立奈良
  朱雀高等学校・県立西の京高等学校・県立二階堂高等学校の3会場で
  筆記試験を、7月21日(水)〜24日(土)には、県立郡山高等学校で
  面接試験を実施しました。また、岡山会場では、7月17日(土)に筆
  記試験及び面接試験を実施しました。

  ■次の Webページで、第1次試験の受験状況をご覧いただけます。
     http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/jj2010-1.pdf
  
   第1次試験の結果は、8月10日(火)午前10時に、奈良県庁正面掲
  示場に合格者の受験番号を掲示する予定です。受験者の皆さんには結
  果通知を同日に投函するとともに、合格発表後2週間、県教育委員会
  (教職員課)の Webページに合格者の受験番号を掲載する予定です。
   なお、電話によるお問い合わせには応じられません。

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 〔2〕桜井高等学校と特別支援学校のコラボ展覧会!
                           学校教育課

   平城遷都1300年祭平城宮跡会場の交流ホールで、8月8日から10日
  まで、県立桜井高等学校の書芸コース・書道部と特別支援学校の児童
  ・生徒による絵画・工芸・書の作品を展示します。
   なかでも、4校の特別支援学校の児童・生徒が大きな紙に絵を描き、
  そこに桜井高等学校の生徒が和歌を書くという、これまでにない取組
  によってできた共同作品は必見です。是非、ご覧ください。
 
   ■展示品制作の様子と展示予定作品(一部)の画像はこちら↓
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/collaboration.pdf

  ■展覧会についての詳細は次の Webページからご覧いただけます。
    http://www.pref.nara.jp/secure/39469/1300tenrankai.pdf

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  〔3〕「絵本ギャラリーin奈良」で夏の思い出づくりをしてみませんか  

                                          県立教育研究所

   教育研究所は、家庭教育を推進する事業の一つとして8月21日(土)、
  22日(日)の2日間、奈良教育大学(奈良市高畑町)で行われる第11
  回「絵本ギャラリーin奈良」に参加します。
   本年度の「絵本ギャラリーin奈良」は、「広がれ絵本の世界〜きみの
  夢、きみの未来〜」というテーマで、絵本作家による講演会やサイン
  会、一日文庫、絵本の部屋、木工クラフトなど、盛りだくさんの内容
  で開催されます。
   この夏休み、お子さんと一緒に絵本ギャラリーに参加してみません
  か。そして、子どもに読み聞かせたい絵本を探してみませんか。絵本
  のもつ不思議な力が、子どもたちに夢を与え、親子がふれあう機会と
  なるよう、現在準備を進めています。ほかにも、楽しいイベントがた
  くさん用意されています。詳しくは次の Webページをご覧ください。
  多数のご参加をお待ちしています。
 
  http://www.nara-c.ed.jp/katei/katei/ehon-gallery/11_2010/ehon-gallery-index.html
   

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【 今 学校では... 】

  体験活動を通した地域の食文化の理解

               下市町立下市小学校 校長 藤田謙治

  近年の「食」をめぐる問題の多様化、深刻化に伴い、「食」に対する
 知識を確かにし、「食」を大切にする心を育むことは、子どもの健全な
 育成に向けて非常に重要な要素となってきています。さらに、地域の食
 材を見つめ、地域の食に対する親しみを深めることは、地域の伝統や食
 文化を理解する上で大切なことです。
  本校においては、平成21年度「食育推進活動」の一環として、地元下
 市町の食文化と食の歴史に関わる学習を行いました。6年生では、地元
 で柿の葉すし店を営んでおられる方をゲストティーチャーに招き、地域
 の特産である「柿の葉すし」の歴史や作り方等を深く学びました。
  ゲストティーチャーから「昔は初夏の風物詩として、各家庭が『自家
 製柿の葉すし』を作っていました。食材となる鯖は熊野灘で調達し、内
 臓を取り除いた箇所へ塩を入れ、下市までの長い道のりを運ばれました。
 その後、酢めしでおにぎりを作り、すいた鯖とともに柿の葉で包みまし
 た。渋柿の葉が持っている殺菌作用により、おいしい味を長い時間保つ
 ことができるのです。柿の葉すしは吉野杉で作られた箱に詰められてい
 ました。」との説明を受けた子どもたちは、「そうだったのか。知って
 いるようで、知らなかったなあ。」といったさまざまな思いを持ち、そ
 の歴史を知った喜びを抱いたようでした。
  柿の葉すしつくりは、ほとんどの児童が初めての経験で、「難しいの
 ではないかと思っていたけど、やってみると簡単にできた。」とか、
 「すしを柿の葉で包むことと、さばをつかむときの感触がおもしろかっ
 た。また作ってみたい。」という感想が出されました。また、「柿の葉
 すしには歴史がつまっていることを感じた。」という児童もいました。
 この授業を通して「みんなに柿の葉すしのことを知ってもらいたい。」
 と多くの児童が感じたようでした。
  さらには、「自分が作って、家の人に食べてもらいたい。」や「自分
 たちがしっかりと未来に伝えていかなければならないなあ。」、「ゲス
 トティーチャーの人は、すごく下市のことが好きなんだ、きっと。」と
 いう感想も聞かれました。
  この体験学習を通して、下市に伝わる食文化を見つめ直し、さらには
 地域に対する愛着をそれぞれに深めることができました。また、地域の
 食をしっかりと受け継ぎ、継承していくことの大切さを改めて認識する
 よい機会になったととらえています。

 ■下市小学校の柿の葉すしづくりの様子はこちら↓
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/shimoichishou.pdf


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【 近畿高総文祭だより 】第2回

  部門紹介(1)〜合唱・器楽部門、日本音楽部門、マーチングバンド
          ・バトントワリング部門〜

          第30回近畿高等学校総合文化祭奈良県実行委員会

   奈良県で開催する第30回近畿高等学校総合文化祭の各部門について、
  これから数回にわたり紹介をします。

 <合唱・器楽部門>
   コーラス部員による単独校の合唱や複数校による合同合唱と、オー
  ケストラ、ギター・マンドリンなどのストリングスを中心とした器楽
  演奏を行います。特に、恒例となった合唱・器楽の大合同演奏“ハレ
  ルヤコーラス”は聴衆だけでなく演奏者にも大きな感動を与えてくれ
  ます。今年も“近畿は一つ”の言葉どおり、他府県の皆さんと“ハレ
  ルヤ”の合同演奏をします。
    ○開催日:平成22年11月14日(日) 場所:新庄文化会館

 <日本音楽部門>
   筝曲・雅楽・三味線等の多彩なジャンルで構成されています。古
  (いにしえ)の都奈良の地で、連綿と受け継がれてきた日本の伝統文
  化の優美な音を奏でます。日々の練習成果を発揮できるよう一所懸命
  頑張ります。
  ○開催日:平成22年11月7日(日) 場所:やまと郡山城ホール

 <マーチングバンド・バトントワリング部門>
   40m四方の舞台で、管楽器や打楽器の演奏と、フラッグなどの手具
  を用いた演技で、10分間に凝縮された“音楽”を表現するマーチング
  バンド。一本のバンドを操りどんなことでも表現でき、可愛さと力強
  さを兼ね備えたバトントワリング。ふたつの芸術の世界を是非ご覧く
  ださい。
    ○開催日:平成22年11月7日(日) 場所:天理大学杣之内第一体育館

  ■詳細は、近畿高等学校総合文化祭のWebページでご覧いただけます。
   http://www.pref.nara.jp/secure/47881/index.html

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【 おいしさ発見!ふるさと奈良レシピ 】−その5−

  子どもたちが郷土を理解し食文化を伝承していくための資料「奈良県
 の郷土料理集」(県教育委員会作成)の中から、料理レシピをピックア
 ップしてお届けしています。

   ★今号のレシピ「はね切り団子」はこちら↓★
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/ryouri/hanekiridango.pdf

〔ちょっと一言〕
    東吉野村では、盂蘭盆(うらぼん)に「はね切り団子」を仏前にお供え
 する習慣があります。

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【 お知らせ 】

 「なら教育リポート 〜まなびだより〜」の今後の放送予定

                         県立教育研究所

   奈良テレビ放送(55ch デジタル29ch)の番組「ゆうドキッ!」
  (17:45〜18:30放送)の中で、毎月2、3回(水曜日の18:20〜18:25
  頃)放送します。

   ○8月4日(水)
          子どものすこやかな成長を願って〜教育研究所 教育相談部〜

   ○8月11日(水)
     夏休み企画 高校生リポート〜平城遷都1300年祭 Part1〜
            ※平城遷都1300年祭記念事業委員会の仕事の様子を高校生が
       現地リポートします。

   ○8月25日(水)
     夏休み企画 高校生リポート〜平城遷都1300年祭 Part2〜
            ※平城遷都1300年祭平城宮跡会場の様子を高校生が現地リポ
       ートします。

        ■過去の放送分は次の Webページからご覧いただけます。
        http://www.nara-c.ed.jp/multi/month/bangumi.html


     6月2日 奈良県教育委員会訪問〜橿原考古学研究所〜

     6月16日 子どもたちの健やかな成長を願って
          奈良県立教育研究所〜家庭・幼児教育部 Part1〜

     6月23日 家庭教育の充実に向けて
          奈良県立教育研究所〜家庭・幼児教育部 Part2〜
  

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【 報道発表資料 】7月15日〜7月31日

 ■7月15日 平成23年度県立高校入学者選抜参考資料
    http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=34510#itemid34510

  ■7月26日 県立山辺高校山添分校 料理講習会の開催
    http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=35029#itemid35029

  ■7月28日 芝生ポット苗の運動場への定植について
    http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=35037#itemid35037

 ■7月28日 高校野球優勝校への知事・教育長メッセージ
    http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=35038#itemid35038


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【 編集後記 】
 
  先日、奈良県中学校総合体育大会のとある競技会場に行ってきました。
 最終的に勝ち残るのはひとりだけ。他の選手は、必ず負けを経験します。
 自分の負けが決まった瞬間に天を仰ぐ3年生の選手を見ていると切なく
 なりますが、勝っても負けても練習を積み重ねてここまでやってきた自
 分に自信をもって、さらに前を向いて進んでいって欲しいものです。
 
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◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
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 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせてい
  ただきます。
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
                            
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 は、こちらへ。
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