第  1 7  号 

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      ■■■■■■■      ≡奈良県教育委員会メールマガジン≡
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        発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課
          http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
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 ┏━┓ 【巻頭言】・・・・・・・・・新庄町教育長 綛谷裕彦
 ┃目┃ 【教育委員会の動き】・・・・総務福利課 教育研究所
 ┗━┛ 【今、学校では・・・】・・・大和郡山市立郡山北小学校
 ┏━┓               桜井市立大三輪中学校
 ┃次┃ 【数字で見る奈良県の教育】
 ┗━┛ 【お知らせ】【新着情報】 
  
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【 巻 頭 言 】 
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        1校1運動の指導に期するもの 
                新庄町教育委員会教育長 綛谷 裕彦

 健康上の理由から5km程度のウォーキングを日課にして、5年が過ぎた。
少々風邪気味でも歩くし、旅先でも歩く。体が軽くなるのはもちろん、健康
診断の各種数値が着実に改善されていくのが何よりの励みになる。数値は目
標としてわかりやすく、良い数値なら維持したいし、さらに良くというのが
人情である。

 このことは、即、望ましい教育の必要条件となる。目標を明確に示すこと、
誰もが容易に自己評価できるような目標ならなお良い。同時に、自分が獲得
・到達した良い状態を維持したい、一層向上させたいと子どもたちが思える
程度まで導き、引き上げること。その後は各人に任せる。

 過日、子どもたちの体力・運動能力が著しく低下したという報道がなされ、
関係者の注目を集めた。知・徳・体の調和のとれた発達・成長が私たちの願
いだが、知力の源は体力にある。体力を抜きにした知力では、大事に臨んで
十分それを発揮することもままならない。このような認識から、本県教育懇
談会でも1校1運動を提言している。

 ただ、1校1運動も、明確な目標のもとで、生涯にわたる維持・向上の欲
求レベルまで子どもたちの体力・運動能力を高めてこそのものである。この
認識を欠いた取組では、十分な成果も期待できまい。先生方のご指導に創意
工夫が求められる。 

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 【 教 育 委 員 会 の 動 き 】
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   平成14年度 奈良県事務事業評価システム実施結果について
                           総務福利課
 
 奈良県では、行政経営の観点から、平成12年度より事務事業の評価に取り
組んでいます。評価の対象は、普及啓発・広報、イベント、相談、補助金な
どの10分野に及んでいます。
 
 教育委員会におきましても、平成14年度実施の 153の事業について事務事
業評価を行い、奈良県のホームページで公表していますので、ご覧ください。

 なお、各事務事業の評価内容についてのお問い合せは、各評価調書の「問
い合わせ先」に記載されている各事業担当部署へお願いします。

 http://www.pref.nara.jp/gyosei/hyoka/kyouikuiinkai.htm

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    第6回 奈良こだわりビデオコンテスト、結果発表!
                         県立教育研究所

 県立教育研究所では、1月17日、「第6回奈良こだわりビデオコンテスト」
の上映審査会及び表彰式を開催しました。これは、創作活動の楽しさを共有
するとともに郷土のすばらしさを再発見する目的で、児童生徒や県民の皆様
からビデオ作品を募集しているものです。今回の最優秀賞・優秀賞受賞作品
は次のとおりです。

◎一般の部
  最優秀賞「面に魅せられて」           當麻 武さん
  優秀賞 「海柘榴市(つばいち)から三輪の市へ」  福井利男さん
  優秀賞 「モデルは又兵衛桜」           玉置 朗さん

◎児童生徒の部
最優秀賞「さよなら木造校舎 大塔村立大塔中学校」
                 大塔村立大塔中学校デジタル工房部
優秀賞 「カントリーエレベーターは奈良市にあるの?」
                 奈良市立伏見小学校5年1組
優秀賞 「お米日記」       菟田野町立下芳野小学校

 この記事に関連した情報は次のページでご覧いただけます。
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/sonota/contestH15/contest.htm 

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 【 今 、学 校 で は・・・・ 】
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┃小学校┃      生き生きコミュニケーション
┗━━━┛               大和郡山市立郡山北小学校

 本校では、大和郡山市の研究指定を受け、生活科と「総合的な学習の時間」
(以下「総合学習」)の実践研究に取り組んでいます。

 総合学習を進めるうえで、集団と個との響き合いはとても重要です。また、
「聞けば分かる」「話せば伝えられる」といった安心感は、何にも代え難い
ものです。そこで、昨年度から総合学習の中でもコミュニケーションの力を
つけようとしています。

 コミュニケーションには「相手」と「場」が必要です。1年生は郡山北幼
稚園の年長児と、2年生は校区探検の途中でお店の人などと、3年生は校区
のお年寄りと一緒に菊を育てながら、思いを言葉にしていきます。また、4
年生は「牛乳パックはがき」の販売のなかで、5年生は観光ボランティアに
なるためのインタビューをとおして、6年生は校区で暮らす外国の人と輪に
なりながらと、全学年で多方面の方々と言葉のキャッチボールをしながら、
児童一人一人が自分の課題を追究してきました。

 また、話すことの基礎・基本を身につけるために、毎朝の「さわやかタイ
ム」も同時進行中です。身近な話題をとりあげてスピーチしたり、トークし
たり・・・。そして、そのなかで、「話す順序を考える」「資料を提示しな
がら話す」などの技能を繰り返し、練習、学習します。

 子どもたちの生き生きした声が学級・学校・校区に広がっています。

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┏━━━┓ 
┃中学校┃     ボランティア活動をとおして
┗━━━┛                 桜井市立大三輪中学校

 本校では、定期テストの最終日(1年間に5回)、希望者を募り、ボラン
ティア活動に取り組んでいます。呼びかけに応えて参加してくれるのは、毎
回、50名ほどの生徒たちで、この数は徐々に増えつつあります。生徒たちは
いくつかのグループに分かれ、校区内の幼稚園や保育所、福祉作業所や介護
老人保健施設などに出向いて活動します。
 
 参加した生徒は、幼稚園や保育所の子どもたちの元気の良さに驚いたり、
お年寄りの笑顔に励まされたりしながら、何かのお役に立とうと懸命です。
また、福祉作業所では、多くのボランティアの皆さんが関わっていること、
障害を持った人たちが一生懸命に作業に取り組んでいることなどを知ること
ができました。普段何気なく通り過ぎている施設ですが、実際にそこで仕事
を体験することにより、保育・福祉に目を向け、新しい発見をする機会とも
なったようです。

 また、園長さんや所長さんから、「○○さん、ありがとう」という言葉を
かけられ、「本当に役に立てたんだ」と感激する生徒がいます。「今度から
はもっとちゃんと話を聞いて、会話ができるようになりたい」と、次の出会
いを待ち望んでいる生徒もいます。一度きりに終わらず、継続してボランテ
ィア活動を行えるというのが、この取組の大きな魅力です。

 最近では、幼稚園や保育所からもボランティアの依頼を受けるようになっ
てきました。また、中学校卒業後もボランティアを続けている生徒も多くい
ます。「何かをしてあげる」のではなく、一緒に遊び、一緒に過ごすなかか
ら、「共に生きることの大切さ」を身に付け、思いやりの心を大きく膨らま
せてくれることを願っています。

 *この記事に関連した写真は、こちらでご覧いただけます。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/

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 【 数 字 で 見 る 奈 良 県 の 教 育 】  
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    昨年度、公立高校留学生、160人を派遣、103人を受け入れ

 国際化が進むなか、語学の修得や文化交流を目的として、多くの高校生が
海外へ留学したり研修旅行に行っています。

 県内の国・公立高等学校から、平成14年度中に海外へ留学・研修旅行で派
遣した生徒は、20校の 160人。期間は6日間から1年間で、行き先は19か国
におよび、最も多いのがオーストラリア(70人)、次いでアメリカ(28人)、
イギリス(15人)となっています。

  平成10年度 218人(13か国) 平成11年度 238人(12か国)
平成12年度 263人(13か国) 平成13年度 193人(13か国)
平成14年度 160人(19か国)

 平成13年度、14年度と減少傾向にありますが、これは、同時多発テロやイ
ラク戦争、新型肺炎(SARS)などが影響していると考えられます。

 また、海外からの留学生も受け入れており、平成14年度は、13か国から10
3人(女38人、男54人)を、17校で受け入れました。留学生の受け入れは、
在校生にとっても、語学の勉強や文化交流など好影響をもたらしますので、
更に受け入れ校が増えることが望まれます。

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 【 お 知 ら せ 】
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■多数のご来場を! 県立同和問題関係史料センター開所10周年記念展
  「史料センター 十年の歩み展 −部落史研究の過去・現在・未来−」■
 期間:〜3月31日(水)9:00〜17:00 (土・日・祝は休館)
 場所:県立同和問題関係史料センター(奈良市大安寺1-23-1)
 http://www.pref.nara.jp/jinkenk/sitryou/siryoucenter1.htm

■参加者募集!「親子万葉教室〜親子で楽しく学ぶ万葉集〜」■
 日時:2月15日(日) 13:00〜16:30
 場所:県立万葉文化館(高市郡明日香村飛鳥10)
 対象:小学4〜6年生と保護者のペアー10組
  万葉文化館では、万葉古代研究所の研究員とともに、クイズを解きなが
 ら館内を探検するなど、万葉集や万葉文化にふれていただく「親子万葉教
 室」の参加者を募集します。参加料は1組1,000円。(観覧料を含む) 申
 込みは先着順で2月9日まで。詳しくは、次のページをご覧ください。
 http://www.manyo.jp/event/index.html 

■ボランティア募集! 奈良県立万葉文化館■
 万葉文化館では、ボランティア活動をとおして「万葉集」や古代文化に関
する理解を深めるとともに、その魅力を広く伝え、一緒に万葉文化振興に取
り組んでくださる方を募集しています。詳しくは、次のページをご覧くださ
い。 http://www.manyo.jp/sub/volunteer/index.html

■参加者募集! 「第5回 小・中・高校生の未来を考える集会」■
 日時:2月17日(火)  13:00〜16:10
 場所:奈良県社会福祉総合センター(橿原市大久保町320-11)
  小学校、中学校及び高校の生徒指導研究会が主催して、校種を越えて連
 携しながら、保護者や関係機関と共に子どもの健全育成をテーマとした集
 会を開催します。内容は、小・中・高の生徒指導担当者からの基調報告、
 県警察本部少年サポートセンター少年警察補導員による非行防止啓発劇、
 県立教育研究所指導主事による講演等です。当日参加が可能です。

■参加者募集! 県立教育研究所「教育セミナー”2003”」■
 日時:2月20日(金) 9:00〜16:00  
 場所:奈良県立教育研究所(磯城郡田原本町秦庄22-1)
  県立教育研究所では、昨年度までの「研究発表大会」を「教育セミナー」
 と改称して、本年度は、「−教育ナビ! 輝く子どもの未来へ−」をテー
 マに実施します。筑波大学教育学系長、門脇厚司教授の「非社会化時代の
 子育てと教育〜いま、育てるべき子どもの社会力〜」と題した講演のほか、
 研究発表(研究プロジェクト、指定研究員・指導主事の研究)が行われ、
 幅広いテーマの中から、聴きたいものを選んで参加していただけます。参
 加申込みは、2月13日(金)まで。詳しくは、次のページをご覧ください。
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/happyo/happyo15/happyo15.htm

■橿原公苑体育施設を開放!「ふれあいDAY」■
 日時:2月21日(土) 9:30〜16:30
 場所:県立橿原公苑(奈良県橿原市畝傍町51)
  第1体育館・・・・卓球、バドミントン
  第2体育館・・・・ソフトバレーボール
  トレーニング室・・各種トレーニング
  橿原公苑では、軽スポーツに親しむ機会を提供し、施設利用の促進を図
 ることを目的に「ふれあいDAY」を開催します。参加費は無料。2月15
 日(日)までに申込みの上、運動できる服装、体育館シューズ、用具(ラ
 ケット貸出可)等を持参してご参加ください。お問い合せは、県立橿原公
 苑体育館事務室(0744-22-6000)まで。詳しくは、次のページをご覧くだ
 さい。 http://www.kashihara-kouen.jp/fureai.html

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【 新 着 情 報 】
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◎奈良県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。
 第15回奈良県教育懇談会 討議の速報 教育企画課
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/kondankai/15sokuhou.htm
 奈良県立高等学校入学者選抜検討委員会報告      教育企画課
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/nyusisenbatu.htm
 平成15年奈良県教育委員会トピックス10 教育企画課
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/topics10/
「奈良県子どもの読書活動推進フォーラム」 生涯学習課 
 http://www.library.pref.nara.jp/lib-nara/dokusyo/forum.htm
 
◎教育研究所のホームページに次の情報を掲載しました。 
 第6回奈良こだわりビデオコンテスト結果
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/sonota/contestH15/contest.htm
 平成16年新春特別番組 県教育長にきく「子どもたちが主人公−奈良県の教育改革−」
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/H16_taidan/h16_taidan.htm
 「ならっ子、みんなで育てよう」
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/syokai/sosiki/katei/15kateikyouiku7kajyou.htm
 「教育セミナー”2003”」
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/happyo/happyo15/happyo15.htm

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【 県庁各課のメールマガジン 】  ◇ 読者登録をお願いします!◇
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広報広聴課「大仏さんのつぶより情報」http://www.pref.nara.jp/koho/nara-merumaga/
地域政策課「まほろば*地域づくり情報」http://www.pref.nara.jp/chiikis/mahoroba/
県民生活課「ボランティア情報誌 Vio」http://www.pref.nara.jp/kenmin/vioinfo.html
健康増進課「健康21ファンクラブ通信」http://www.sukoyakanet-nara.jp/mag/

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 【 編 集 後 記 】
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 読者の皆さん、こんにちは。立春を前に厳しい寒さが続きますが、風邪な
どひかれてませんか?うがい、手洗いの励行とともに、億劫がらず、しっか
り体を動かして、この寒さを乗り切りましょう。
 
 さて、 第130回、芥川賞の受賞者が19歳と20歳の女性作家と聞いて「へぇ
ー」と感心していると、中1の娘が「『蹴りたい背中』知ってる。学校で友
達に借りてもう読んだよ」とぽつり一言。そういえば、この2冊、中・高生
にもよく売れているとか。読書の楽しみが子どもたちの間で広がりつつある
のはうれしいですね。

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◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message3.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。 
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。
 http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信
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        発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課  
         〒630-8502 奈良市登大路町30番地 
        TEL 0742-22-1101(代表) 内線 5352 5353  
          0742-27-9830(直通)
           e-mail:kyoikuk@pref.nara.jp    
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