「E-夢 はっしん!」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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発行:奈良県教育委員会事務局企画管理室 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
-◆-◇◆◇- 目 次 -◇◆◇-◆- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【 巻頭言 】 管理職のための課題解決思考法 (県教育委員会 教育長 冨岡 將人) 【 教育委員会の動き 】 〔1〕平成23年度 教育委員会事務局組織の改編について (企画管理室) 〔2〕平成23年度4月教職員の人事異動について (教職員課) 〔3〕子どもの規範意識向上推進委員会からの「提言」 (生徒指導支援室) 【 はっしん!みんなの夢 】 風屋ダムと二津野ダムを見つめる ~重力式ダムとアーチ式ダムの違いから~ (十津川村立上野地中学校 3年 西岡 真治 2年 阪口 伸悟 2年 玉田 智之 2年 津本 涼 2年 富永 悠斗) 【 おいしさ発見!ふるさと奈良レシピ 】-その21- ★今号のレシピは、「よもぎ団子のあんつけ」★ 【 お知らせ 】 〔1〕東北地方太平洋沖地震に伴う奈良県の対応について 〔2〕平成23年度県民歴史講座の受講者を募集します 〔3〕「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定 【 報道発表資料 】【 編集後記 】 |
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管理職のための課題解決思考法 県教育委員会 教育長 冨岡 將人 皆さんはPDCAマネジメントサイクルはご存じでしょう。 じゃあ、質問です。「PDCAの最後のA(action)は具体に 何ですか。」ノータイムで答えられますか。私は「改革案の提 示」と即答しました。10年ほど前、行財政改革推進室長時代、 いきなり副知事からの電話でのやりとりの場面です。次に「あ りがとう。」で、この会話は終了します。(自慢ぽくって恐縮 です。) 何が言いたいのか、頭の中の整理なんです。整理が出来てい ないと次々と出てくる課題に対応できないと思っています。た だ、プランやプログラムまで整理して覚えておくのは至難の業 です。私もできません。 最も大切なのは課題をデータに基づき客観的、相対的に把握 すること。次に課題にどう対応するかの「構え」を発想するこ と(ベクトルの方向を決めること)だと考えています。私はこ れを「コンセプト=着想」を持つことと言っています。これは 対象の有り様、人的・物的資源の状態、背景となる環境等客観 情勢で千変万化です。コンセプトの良い悪いは、言わばあなた の力量が問われるところです。ここまでは、頭の中だけの整理 だと思います。(私は、記憶力に自信がないのでノートにメモ します。) 後は、コンセプトに基づき、課題解決のグランドデザイン (全体構想)をつくります。この段階から、幹部の議論を展開 し修正を加えながら、組織としての決定をします。次にプラン、 プログラム、対応組織、個別予算事業等への展開となるものと 考えています。また、これらの思考の流れが冒頭のPDCAサ イクルのA(action)を生み出す最良、最短の方法と考えてい ます。これは、実は個人的な課題にも応用が利くものと、私は 確信しています。 要はデータ収集と分析、次にコンセプト、これが要諦です。 如何でしょうか。試してみる価値はあると思うのですが…。 |
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〔1〕平成23年度 教育委員会事務局組織の改編について 企画管理室 県教育委員会事務局では、業務の効率化や新規事業等に対 応するため、組織改編を行いました。概要は次の通りです。 ○暴力行為等の生徒指導上の諸課題に対応し、生徒指導を支 援する機能を強化するため、生徒指導支援室を新設し、学 校教育課生徒指導第一係及び生徒指導第二係を移管。 ○教育研究所家庭・幼児教育部幼児教育係の事務を移管し、 学校教育課に幼児教育係を新設。また、家庭・幼児教育部 家庭教育係の事務を移管し、人権・社会教育課に家庭教育 係を新設。 ○特別支援教育企画室特別支援教育第一係の事務を移管し、 学校教育課に特別支援教育係を新設。また、特別支援教育 第二係の事務を移管し、教育研究所に特別支援教育部を新 設。(これにより、特別支援教育企画室は廃止) 〔2〕平成23年度4月 教職員の人事異動について 教職員課 異動件数(退職含む)については、小・中学校が1,198件、県 立学校が457件、事務局が141件で、総数は1,796件です。異動 総数は昨年と比して128件増となっています。 (1)校種間交流については、小・中学校間は37件、小・中学校 と特別支援学校間は8件、また高校と特別支援学校間は2 件行いました。 (2)管理職及び事務局指導主事等への若手登用については、小 ・中学校の教頭に3名、県立学校教頭に1名、県教育委員 会事務局に30歳代3名を含む26名、さらに、市町村教育委 員会事務局には9名の若手登用を行いました。 (3)小・中学校の女性管理職には10名を登用し、計54名となり ました。また、県及び市町村教育委員会事務局には、女性 の指導主事等を16名登用しました。 (4)長期勤務者の解消については、学校教育の活性化を図るた め、同一校10年以上の長期勤務者の解消に努め、その結果、 小・中学校では平成22年度末(12.6%)から 6.1ポイント 減の 6.5%、また、新採の同一校6年以上の長期勤務者の 割合は、昨年度と比して 2.8ポイント減の 2.4%となりま した。県立学校では 2.2%となり、長期勤務者の割合を昨 年度より、さらに引き下げる異動を実現しました。 (5)人事交流の促進については、教員の経験と視野を広げ、指 導力のより一層の充実強化と公立学校の活性化を目指し、 奈良教育大学附属中学校や奈良女子大学附属中等教育学校、 奈良市立一条高等学校、大和高田市立高田商業高等学校と 計14件の人事交流を図りました。 ■異動件数 小・中学校 県立学校 事務局 合 計 異動総数 1,198 457 141 1,796 退職 校長 69 11 80 教頭 23 6 29 一般 265 115 15 395 転勤 841 325 126 1,292 ■校長・教頭への昇任件数 ※( )は女性で内数 小学校 中学校 県立学校 合 計 新校長 45(4) 22(1) 11(0) 78(5) 新教頭 50(3) 27(2) 13(3) 90(8) 〔3〕子どもの規範意識向上推進委員会からの「提言」 生徒指導支援室 この度、子どもの規範意識向上推進委員会から、県教育長 へ「提言」と「高等学校生徒指導ガイドライン」を提出して いただきました。 同委員会では、県教育長からの諮問を受け、大阪市立大学 名誉教授森田洋司氏(日本生徒指導学会会長)を委員長とし て、子どもの規範意識向上に向けて、奈良県教育への提言及 び生徒指導に関するガイドラインについて、2年間の審議を 重ねていただきました。 この度提出された「提言」の中では、「子どもたちの規範 意識の醸成・向上に向けたアプローチ」と「暴力行為等の問 題行動の減少に向けたアプローチ」の両面からの指摘をいた だきました。 また、「ガイドライン」は、各高等学校で活用しやすいよ うに、生徒指導に関する基本的な考え方等と主な事象に対す るマニュアルで構成されたものとなっています。 この「提言」を踏まえ、問題行動の減少や規範意識の向上 に向けた取組を一層推進していきます。 詳細については、こちらのWebページをご覧ください。 |
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十津川村立上野地中学校の西岡真治さん(3年)、阪口伸悟 さん(2年)、玉田智之さん(2年)、津本涼さん(2年)、 富永悠斗さん(2年)の5人は、十津川のダムに関する研究で、 自然や科学への関心と芽を育てるコンクール、朝永振一郎記念 第5回「科学の芽」賞で奨励賞を受賞しました。 風屋ダムと二津野ダムを見つめる ~重力式ダムとアーチ式ダムの違いから~ 十津川村立上野地中学校 3年 西岡 真治 2年 阪口 伸悟 2年 玉田 智之 2年 津本 涼 2年 富永 悠斗 僕たちは、「十津川村にある風屋ダムと二津野ダムで種類が 違うのはなぜか」と不思議に思い、総合的な学習の時間に研究 することにしました。 もし「重力式ダムとアーチ式ダムのコンクリートの厚さを同 じにしたらどちらの方が強いか」という課題を持ち「アーチ式 の方が強いという予想」のもと実験で確かめました。ダムを紙 粘土で作ったり、厚紙で作ったりして水を貯める実験をしまし たが失敗しました。
として発泡スチロールを使う方法を考えました。重力式ダムと アーチ式ダムを発泡スチロールで作り、水の重さの代わりにお もりを乗せることにしました。しかし、この実験でも発泡スチ ロールの固定の方法が悪くて失敗したり、おもりの乗せ方が悪 くて失敗したりしました。何度も失敗しながらその度に考察し、 実験方法を考えていきました。このように実験を考えながら進 めていくのが楽しかったです。そして、最終的にアーチ式の方 が重力式より2~3倍強いと分かりました。
うのかを考えました。それはダムの下流に集落があるかないか などの違いと経済性からではないかと推測しました。さらに、 壊れにくいアーチが橋に使われていることも分かってびっくり しました。 楽しんで実験したことが、筑波大学の「科学の芽」奨励賞に 選ばれてうれしいです。
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【 おいしさ発見!ふるさと奈良レシピ 】-その21- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
子どもたちが郷土を理解し食文化を伝承していくための資料 「奈良県の郷土料理集」(県教育委員会作成)の中から、料理 レシピをピックアップしてお届けしています。
農家の春の休み、奈良盆地や吉野川流域などでは、お寿司 や煮しめのごちそうと春の香りのするよもぎ団子をつくる風 習があります。 「よもぎ団子のあんつけ」は、春の土手などに出ているよ もぎの若芽を摘んでしっかりゆでてあく抜きをし、お餅に混 ぜ込んで、団子に丸め、あんをつけて仕上げます。 |
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【 お知らせ 】 目次に戻る | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
〔1〕東北地方太平洋沖地震に伴う奈良県の対応について 東北地方太平洋沖地震で被災されました方々に心よりお見 舞い申し上げます。 「被災した生徒等の奈良県での就学機会の確保について」 や「東北地方太平洋沖地震の被災児童・生徒のホームステイ 受け入れボランティアを募集します!」など、奈良県の東北 地方太平洋沖地震に伴う対応は、こちらの Webページでご覧 いただけます。 また、各都道府県教育委員会の被災県支援に関する情報等 は、こちらの Webページでご覧いただけます。 最新情報の確認等にご利用ください。 〔2〕平成23年度県民歴史講座の受講者を募集します 県立同和問題関係史料センター 県立同和問題関係史料センターでは、平成23年度も、人権 問題にかかわる史料を読み、奈良県内の各地域を歩くことに よって人権問題の歴史についての理解と認識を深める県民歴 史講座の受講者を募集します。 ○受講対象者は、県内在住の方及び県内在勤の方(50名)です。 ○5月~12月に8回開催します。 ○申込期間は、4月1日(金)~20日(水)です。 ■開催日、お申し込み方法等、詳しくはこちらの webページ でご覧いただけます。 〔3〕「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定 県立教育研究所 奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(17:45~18:30)の中で、 18:20~18:25頃放送します。 ○4月は、20日(水)と27日(水)に放映する予定です。 内容は4月15日号でお知らせします。 ■過去の放送分はこちらのWebページでご覧いただけます。 |
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【 報道発表資料 】◇3月15日~3月31日◇ 目次に戻る | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3月18日県立高等学校入学者選抜基本方針等について 3月18日東北大地震に伴う就学機会の確保について 3月18日重要文化財の新指定について 3月25日県民歴史講座の受講者を募集します |
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【 編集後記 】 目次に戻る | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東北地方太平洋沖地震発生から3週間がたちました。ひとり ひとりをつなぐ絆、国と国とをつなぐ絆の強さと大切さをあら ためて感じています。【お知らせ】に掲載いたしましたように、 奈良県の支援策等の最新情報は、県のホームページのトップペ ージからリンクしている「東北地方太平洋沖地震に伴う奈良県 の対応について」でご確認いただけますので、ご利用ください。 3月15日~22日に実施いたしました「E-夢はっしん!」読 者アンケートは、おかげさまで 139通のご回答をいただきまし た。調査結果の概要は、次号でお伝えする予定です。 調査にご協力いただき、誠にありがとうございました。 |
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◎このメールマガジンは、「まぐまぐ!」を利用して発行し ています。 「ウィークリーまぐまぐ!」の配信が不要な場合は、 こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎「E-夢 はっしん!」のバックナンバーは、こちらへ。 ◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message31.htm *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参 考にさせていただきます。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了 承ください。 ◎当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 発行:奈良県教育委員会事務局 企画管理室 〒630-8502 奈良市登大路町30番地 TEL 0742-22-1101(代表) 内線 5353 0742-27-9830(直通) mail:kyoikuk@office.pref.nara.lg.jp ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |