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日本の歴史・文化が息づく吉野山を越えて黒滝へ

ルート概要

古くから修験道の聖地とされる吉野町をスタートし、世界文化遺産である金峯山寺(きんぷせんじ)や金峯神社を巡る。

まず、近鉄吉野駅から少し南にある千本口駅から吉野山駅まではロープウェイを使って山上へ。吉野駅から道なりに進むと金峯山寺が見えてくる。門前には吉野名物の葛まんじゅうや柿の葉寿司の店がある。さらに道なりに南下すると路線バス(ケーブルバス)の竹林院前バス停があるので、ここから奥千本まで乗車すれば、金峯神社まではすぐ。金峯神社から黒滝ルートを進むと、「左西行庵・右鳳閣寺」という石の道標ある。これを目印に先を進む。鳳閣寺(おうかくじ)に近づくと、平坦な道と急勾配の続く道に分かれるので、自分のペースに合わせて調節できる。春日神社から地蔵峠までは車道が続くが、再びゴールの黒滝までは粟飯谷川沿いに地道を進む。

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作家の歩いた道
  • スタート:吉野山ロープウェイ 吉野山駅
  • 金峯山寺蔵王堂(きんぷせんじざおうどう)
  • 金峯神社(きんぷじんじゃ)
  • 西行庵
  • 鳳閣寺(ほうかくじ)
  • 地蔵堂
  • 黒滝・森物語村「御吉野の湯」

ゴール:奈良交通 バス停黒滝案内バスセンター

スポット紹介

金峯山寺蔵王堂(きんぷせんじざおうどう)

金峯山寺蔵王堂(きんぷせんじざおうどう)

役行者が開いたという修験道の根本道場、金峯山寺の本堂。高さ34mの大伽藍は、木造建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさ。現在の本堂は1592(天正20)年に再建されたもので、重層入母屋造り檜皮葺きの建築美でも知られている。2月の節分会、4月の花供懺法会、7月の蓮華会・蛙飛び行事などの年中行事のほか、多数の行事が行われる。
【住】吉野郡吉野町吉野山
【電】0746-32-8371
【時】9:00~17:00
【休】なし
【¥】蔵王堂拝観料400円

金峯神社(きんぷじんじゃ)

金峯神社(きんぷじんじゃ)

奥千本にひっそりと佇む古社で、吉野山の地主神、金山毘古命(かねやまひこのみこと)を祀っている。黄金の守護神として信仰を集め、中世以降は修験道の修行場となり、「栄華物語」には、藤原道長も祈願したことが記されている。境内の左の坂を少し下ると、源頼朝に追われた義経が弁慶らと隠れたという、小さなお堂「義経隠れ塔」がある。
【住】吉野町吉野山
【電】0746-32-3081(吉野町観光商工課)
【時】【¥】境内自由
【休】なし

西行庵

西行庵

金峯神社の右脇の坂道を15分ほど進んだ山中にある西行庵。西行が出家後の3年間を過ごしたという庵。山桜と紅葉の名所としても知られ、近くには、やまとの水36箇所のひとつに数えられる「苔清水」がある。西行はこの清水について、「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなき住居かな」という歌を残している。
【住】吉野町吉野山
【電】0746-32-3081(吉野町観光商工課)
【時】【¥】境内自由
【休】なし

鳳閣寺(ほうかくじ)

鳳閣寺(ほうかくじ)

678(弘文7)年、役行者が勅命を受け、国家安泰を祈願する修験道場として、百貝岳の中腹に開山。その後、895(寛永7)年に、修験道中興の祖といわれる聖宝理源大師が建立したと伝えられている。寺から少し離れたところには、理源大師廟塔があり、花崗岩造りの宝塔形の石塔は、造立当初の姿をとどめる歴史的遺品として、国の重要文化財に指定されている。
【住】吉野郡黒滝村鳥住90
【電】なし
【時】【休】【¥】境内自由

地蔵堂

地蔵堂

地蔵峠にあるお堂は、地元では日本三峠地蔵の一つといわれている。弘法大師が日韓唐三国の土で、地蔵尊像を造り、祀ったのが始まりと伝えられている。慶長年間に、当初の像を模して造られた本尊は、高さ110cmの凝灰岩質の地蔵菩薩立像である。また、昔の茶屋跡には、地蔵菩薩に捧げる清水が湧き出ていて、「地蔵の水」と呼ばれている。
【住】吉野郡黒滝村鳥住753
【電】なし
【時】【休】散策自由

黒滝・森物語村「御吉野の湯」

黒滝・森物語村「御吉野の湯」

黒滝川に面した山里型のリゾートエリアにある。宿泊施設「森の交流館」に隣接する入浴施設で、高野槇風呂の薬湯やサウナルームも完備。ウォーキングの疲れを癒し、リフレッシュするのに最適だ。また、森物語村には他に宿泊施設やレストラン、プール、吊り橋があり、ハイキングや森林浴が楽しめる。
※入浴施設の営業日は金曜・土曜・日曜と祝日のみ。
【住】吉野郡黒滝村栗飯谷1
【電】0747-62-2770
【時】13:00~20:00(最終受付19:00)※季節により変更あり、要問合せ
【休】月曜~木曜(祝日は営業)、12/27~1/1
【¥】入浴料500円