昨年(平成21年)4月に、東京都青梅市のウメ樹において、
日本で初めてウメ輪紋ウイルス病の発生が確認されました。
この発生事例を受けて全国的な調査が行われ、
東京都の他、茨城県、神奈川県及び滋賀県で発生が確認されておりましたが、
今回、奈良県の観賞用ウメ5樹が本病に感染していることが確認されました。
これらの感染樹はすべて抜根され、焼却処分されました。
さらに、感染樹から半径1kmの範囲を調査いたしましたが、他に感染樹はありませんでした。
また、県内のウメ、モモなどの生産地(果実出荷用)においては、
本年(平成22年)5月に調査を実施しておりますが、ウメ輪紋ウイルスの感染は確認されませんでした。
万一、ウメ、モモなどの葉や実などに
ウメ輪紋ウイルスによる病気に類似する状が見つかった場合は、
速やかに最寄りの
県関係機関に連絡してください。
なお、ウメ輪紋ウイルスは植物のみに病気を起こしますので、
万が一感染した果実等を食べても、人体には影響ありません。
本件についての詳細は、以下の資料をご覧下さい。
ウメ輪紋ウイルスによるウメの葉の病徴