自然公園の概要

 私たちの暮らすこの国は、四季折々に様々な表情を見せる豊かな自然に恵まれています。自然の風景は、心身にさまざまな安らぎや潤いを与えてくれます。
 
 私たちは自然と共生し、このようなかけがえのない風景を次代に継承していかなければなりません。

1.自然公園の概要

 自然公園は、国又は都道府県が優れた自然の風景地を保護するとともにその利用を図ることを目的として指定しています。

 本県には1つの国立公園(吉野熊野)、4つの国定公園(金剛生駒紀泉・高野龍神・大和青垣・室生赤目青山)、3つの県立自然公園(矢田・吉野川津風呂・月ヶ瀬神野山)があります。

 その総面積は63,328haで、県土面積の17.2%を占め、県土の良好な自然環境の保全に重要な役割を果たしています。

 また、人々の自然との触れ合いを求める時代のニーズを背景に、健全な野外レクリエーションの場、自然教育の場としてもその重要性が増しています。

 それぞれの自然公園では、自然公園法に基づき、保護及び利用のための公園計画を策定しています。そして、当該公園計画に基づく公園事業を行い、保護及び利用のために必要な施設整備の促進を図っています。

 また、自然保護の観点から、自然公園を特別保護地区・第1種特別地域・第2種特別地域・第3種特別地域・普通地域に区分し、これらの地域における一定の行為を規制しています。

 さらには、公園利用の基地として集団施設地区を指定し、公園の適正な利用を増進することを図っています。

  奈良県自然公園等区域図(約1.9MB)


2.特別保護地区、特別地域内における規制行為(お問い合わせ先:自然環境係 0742-27-8757)

 特別保護地区、特別地域内で次の行為を行う場合には、事前に許可が必要です。
 
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3.普通地域内における行為の規制(お問い合わせ先:自然環境係 0742-27-8757)

 普通地域内で次の行為をするときは、あらかじめ届出をする必要があります。
 (原則として届出をした日から起算して30日間は行為に着手することができません。)

  ア 一定規模を超える工作物の新築・改築・増築
  イ 特別地域内の河川、湖沼の水位、水量に増減を及ぼさせること
  ウ 広告物等の掲出、設置又は工作物等への表示
  エ 水面の埋立て又は干拓
  オ 鉱物の掘採又は土石の採取
  カ 土地の形状変更