奈良のいちご
奈良のいちごは、昭和40年代には、「宝交早生」という品種が約1,000ha栽培されていましが、
生産者の高齢化により栽培面積は減少し、現在では約117ha栽培されています。
主な品種は、奈良県育成品種の「アスカルビー」や「章姫」が栽培されています。最近では、平成23年に品種登録された奈良県育成品種「古都華」の栽培も増えつつあります。
栽培方法では、従来の土耕栽培に加え、立ったまま作業ができる高設栽培も増えており、高設栽培での観光いちご園も増えています。
奈良県のいちご産地
奈良市・天理市・大和郡山市・橿原市・桜井市・生駒郡・田原本町・明日香村・五條市を中心に、
11月から5月まで、ほぼ奈良県下全域でハウス栽培されています。
生産状況(H22年度産)
○栽培面積 ・・・ 117ha
○収穫量 ・・・2,450t
品種
アスカルビー
奈良県が育成し平成12年に品種
登録されたいちごです。大玉でつや
があり、鮮やかな赤紅色の果実で糖度
と酸度のバランスのよいジューシーな
いちごです。
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章姫(あきひめ)
静岡生まれの品種で、果実はかなり
長い円錐形で大粒です。果皮は鮮紅色、
果肉は淡紅色で糖度も高く、酸っぱく
なく誰にでも好まれる味で食味は
良好です。
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古都華(ことか)
平成23年に品種登録された奈良県
育成の新品種です。果実の色は濃赤
色で果皮には光沢があり、食味は
糖度と酸度が高く味が濃厚で、香り
の強いことが特徴です。
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問い合わせ:奈良県農林部
農業水産振興課
園芸係 0742-27-7443