
奈良の茶栽培
我が国で初めてお茶が供されたのは、天平元年(729年)に聖武天皇が「僧を召して茶を賜った」ことといわれています。また、茶の栽培の歴史としましては、大同元年(806年)に弦法大使が唐から種子を持ち帰り、仏隆寺(宇陀市榛原赤植)の開である高弟堅恵に与えて、その地に種をまいたのが「大和茶」の始まりといわれています。
以来、気象条件や雨量など自然条件に恵まれた大和高原一帯は、日本でも有数の茶処として発展してきました。
現在の茶栽培は、奈良市、山添村を中心に、宇陀市、天理市、大淀町、東吉野村などで行われており、かぶせ茶や煎茶、番茶などが「大和茶」として生産されています。
荒茶の生産状況(平成23年度)
茶期別 全体 一番茶 二番茶 冬春秋番茶
荒茶生産量
(t) 1,750 965 457 323
茶種別 おおい茶 普通煎茶 番茶
荒茶生産量
(t) 426 640 675
茶の生産技術の紹介
乗用型茶摘採機
一人で収穫作業ができるため、
効率化・省力化が図られ、県内の
茶産地で導入が進んでいます。
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機械化された大型自動製茶工場
コンピューターで統合制御
された製茶工場で自動的に
お茶が加工されます。
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おいしいお茶の飲み方

問い合わせ:奈良県農林部
農業水産振興課
果樹農産係 0742-27-7443