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松くい虫
みなさんは、松くい虫を知っていますか?このサイトでは、日本の松の天敵「松くい虫」について、簡単にご紹介します。
とりあえず、松くい虫のお話
松という木はみなさん知っていますね。冬も緑色の針の様な葉を持った丈夫な木です。その松が、今助けようのない恐ろしい病気にやられて、次々に死んでいっています。
これは、これまでに知られている、どんな松の病気ともちがうもので、しかも伝染病のようにバーっと広がっています。ふつうの病気なら、弱い木はやられても元気にのいい木は生き抜いてきました。しかし、この謎の病気は健康な松まであっという間に枯らしてしまうのです。そして、正体も長い間よく分からなかったのです。わかっているのは、夏から秋にかけてこれまで元気だった松を年齢に関係なく急に枯らしてしてしまうということ、被害が爆発的に広がるということだけでした。
最近になって、ようやくこの謎の病気の正体がわかってきました。
1970年のある日、九州でこの病気を調べていた研究者が、何気なく机の上に置かれたシャーレに目を向けました。シャーレには、謎の病気で枯れた松の小枝が入っています。ごくかすかな動きが目に止まりました。動いていたのは、病気の正体、長さが1mmにもみたない『線虫』の仲間だったのです。この線虫はこれまで知られてなかった種類で、健康な松につけると間違いなくあの「謎の病気」になることがわかってきました。
この線虫には、マツノザイセンチュウ(松の材線虫)という名がつけられました。しかし、この線虫には足も羽もなく、ただモゾモゾと動くだけ。なのに、どうして病気がどんどん広がってしまうのでしょうか。 考えられるのは、この線虫を運ぶ『運び屋』がいるということ。
そして、とうとう運び屋の正体もつきとめました。松くい虫の仲間の「マツノマダラカミキリ」というカミキリ虫だったのです。では、どうやってマツノマダラカミキリはマツノザイセンチュウを運ぶのでしょう?研究を進めるにつれて、びっくりするような、そのしくみがわかってきたのです。
それでは、その驚きのしくみを簡単な絵といっしょに見ていきましょう。
ふしぎなしくみ
~なかなかやるな、マツノザイセンチュウ~
6月~8月
6月~8月
6月~8月
1 マツノマダラカミキリが松の小枝をかじっています。お尻の先を枝につけたスタイルです。
2 すると、カミキリ虫の腹の方から、線虫がゾロゾロ出てきて、お尻の先から枝のかじり跡に移ります。
3 線虫はかじり跡から材の内部にもぐりこみ、木全体に広がります。
6月~8月
6月~10月
9月~7月
4 ヤニがとまり、元気のなくなった松にカミキリ虫が卵を産み付けます。
5 カミキリ虫の幼虫は、初めのうちは木の皮のすぐ下で生活します。
6 やがて、材の内部にもぐりこみ、サナギになる部屋を作ります。
9月~7月
9月~7月
6月~8月
7 その部屋のまわりに線虫が集まり始めて・・・・・・
8 サナギが親の形になりかかると、線虫は部屋に入り、カミキリ虫の気門にとりつきます。
9 線虫をかかえたカミキリ虫は、新しい松の枝を求めて外に飛び出します。
なんとたくみにできたしくみでしょうか!マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリのおかげであちこちに移動でき、マツノマダラカミキリはマツノザイセンチュウがどんどん枯らしてくれる松のおかげで、卵を産み幼虫の育つ場所がたっぷり確保できるのです。
もし、この2つが中に入ったままの松を、知らないで人間がどこかに運んだりすると、そこでまたこの病気が広がったりもします。こうして、松のおそろしい病気が日本中に広がって行ったのでした。
では、ここで被害の対策についてちょっと表にしてみました。
特別防除
航空機を利用し、薬剤を散布し、カミキリムシを殺す。
予防
地上散布
地上から薬剤を生立木に噴霧し、カミキリムシを殺す。
樹幹注入
生立木に殺虫剤を注入し、ザイセンチュウを殺す。
駆除
伐倒駆除
被害木を伐倒し、カミキリムシの幼虫を殺す。
森林整備
樹種転換
守るべき松林の周りで、松以外の樹種または抵抗性松を植栽。
松くい虫は現在、北海道と青森県を除く全国で発生しています。国や都道府県は様々な被害対策を進めてきた結果、被害量はピーク時(昭和54年の243万m
3
)の約3割にまで減ってきていますが、依然として異常な被害状況は継続しています。
さて、それではどうしたらこの病気から松を救うことができるでしょうか?放っておいては、近いうちに日本から多くの松が消えてしまう恐れがあります。
もっとも大きな問題は、日本人の多くがこの松の病気に無関心だということかもしれません。一人一人みんなが、どうしたら松を守ることができるかを考えていかないと、効果的な防除は難しいのです。
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