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腸管出血性大腸菌 O157から身を守ろう
発生は、例年6月~9月に多く発生しています。
年齢別では、10歳以下の児童に集中し多発しています。
◇ O157の特徴とは
1.強い感染力
食中毒で代表的なサルモネラ菌は100万個以上体内に入らないと感染しません。しかし、O157はわずか100個足らずで感染しますので食中毒菌と異なり、赤痢菌なみの予防が必要です。
2.強い毒性
O157は大腸で「ベロ毒素」と呼ばれる猛毒を作り出します、そのため、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は腎臓や脳に重い障害を起こし、まれに死に至ることもあります。
3.長い潜伏期間
潜伏期間が4~9日と長く感染源が特定しにくいため、汚染された食品が流通してしまったり、二次汚染(菌が他の飲食物などにうつること)などで感染が広がる危険があります。
◇ O157の感染経路は?
O157は菌が口から入ることで感染します。
感染の予防には食べ物や水を介して菌が口の中に入らないようにすることが大切です。
感染源(国内の報告例)
・井戸水、サラダ、生レバー
・飲み水や食べ物に菌が少量でもついていればどれも感染源になります。
※ 細菌に汚染された手や調理器具からうつる「二次汚染」やO157患者からうつる「二次感染」に注意
◇ 気になる症状があったときは
症状からO157感染が疑われる場合は、直ちに医療機関に受診しましょう。
乳幼児は特に注意してください。
主な初期症状
・鋭い腹痛
・鮮血が混じった下痢
・発熱、嘔吐
◆下痢の時は水分の補給をする
脱水症状の予防、体内中の毒素をうすめる
◆自己判断で下痢止めは飲まない
毒素が体内に滞留し、症状が悪化することがある
◇ O157は熱に弱く、どの消毒剤でも容易に死滅します。おっくうがらずに調理器具や手をこまめに洗う習慣をつけましょう
◆O157を寄せ付けない
◇手洗い励行
◇十分な休養
◇食べ物にはラッピングをする
◆O157をふやさない
◇冷蔵庫保管
◇早めに食べる
◆O157を殺す
◇十分な加熱
◇殺菌
※ ハンバーグ、焼き肉等についてはふたをし、数回裏返す等して中心温度が75℃に達するようにする。
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O157の予防
O157の予防は手洗いと消毒が最も大切です。 |
O157の予防は手洗いと消毒が最も大切です。特に手洗いの励行を徹底しましょう。
子どもたちに手洗いの習慣
手洗いはO157などの感染予防の第一歩。子どもたちには、食事前、外で遊んだ後、用便後、帰宅後の手洗いの習慣をつけさせましょう!
(1) 子どもたちに手洗いの方法を指導しましょう。
(2) 保育士等が、用便後や食事前の子どもたちの手洗いの確認をしましょう。
(3) 用便後はトイレの手洗いで流水で手を洗い、洗面所でもう一度殺菌効果のある薬用石鹸等で手を洗うことが望まれます。
(4)保育士等もおむつ交換後等の手洗いを徹底しましょう。
(5) 手洗い後の手拭きはペーパータオルなどの使い捨てタオルか、各自持参のタオルを使用しましょう。タオルの共用は避けましょう。
(6)タオル掛け等でタオルが他のタオルと接触しないようにしましょう。
※手指消毒用のアルコールを噴霧し、手もみしながら乾燥させる方法も有効です
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トイレ周りを中心とした消毒の徹底を
○トイレの取っ手、ドアノブ、水洗レバー、トイレットペーパーホルダなどをしっかり消毒しましょう。トイレは専用の履き物を使用しましょう。
○トイレ・おまる、保育室・プレイルーム等の清掃・消毒はこまめに行いましょう。 |
医療政策部保健予防課感染症係 電話 0742-27-8612
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