奈良・町家の芸術祭はならぁと2019

奈良・町家の芸術祭はならぁとの概要

はならぁと2019のメインビジュアル

 9回目を迎える『奈良・町家の芸術祭 はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。

 お掃除プロジェクトや空き家見学ツアー開催による町家利活用機運の向上を図り、地元まちづくり団体主体の運営体制による地域力向上と現代芸術を通じた新しい価値の提案による住民の町に対する誇り・愛着醸成の機会を創出しつつ、住民とアーティストの交流促進による芸術普及や海外への新たな地域価値の発信を目標としています。

 これまでの8年間で、40件の空き町家が『はならぁと』開催がきっかけとなり店舗や移住者の住居として利活用されています。

 

 『はならぁと』を特徴づける3つの部門

 

■はならぁと こあ

 ゲストキュレーターが参画し、実験的な現代芸術の展覧会を開催する本芸術祭のメインエリア。地域性を再考察することで現代日本の課題を読み解き、未来に向けて、新しい価値を提案・発信します。 

 

■はならぁと ぷらす

 まちづくり団体が主導し、様々な展覧会やイベントを企画運営するサテライトエリア。長年の開催で芸術祭運営ノウハウを得たまちづくり団体自らがコーディネーターとなり、イベントを企画立案。地域と縁の生まれたアーティストが継続的に参加することで、地域ごとの独自性が育まれています。

 

■はならぁと あらうんど

  地域に寄り添ったワークショップ等を実施し、地元の人への芸術普及・まちづくり活動への理解促進等を支援するエリア。小規模かつ地域事情を優先した企画をコーディネーターが組み立て、本芸術祭への新規エリア参入の機会とすると共に、地元住民とアーティストが相互理解を経て、共にステップアップすることを目標としています。

 

主催

奈良・町家の芸術祭 HANARART実行委員会、奈良県

 

開催地と会期等

はならぁと こあ

開催地

宇陀松山

■会期

20191018()–20()25()-27()

■開場時間

10時-18時

開催概要

 舞台設計家で建築家の渡辺瑞帆がキュレーターを務める。2015年度に、当時空き町家だったマルカツ(現はならぁと事務所)で劇を演じた「アムリタ」が、2017年度にメイン会場となったかつての芝居小屋「喜楽座」を舞台に作品を披露します。

 

はならぁと ぷらす

開催地

 橿原(八木・今井)

■会期

八木〉2019927() 29()104()6()

〈今井〉20191019()27() ※会期中無休

■開場時間

10時-16時

■開催概要

 公募により選考されたアーティストや、地元ゆかりのアーティストを中心とした展覧会が橿原のまちなかで賑やかに開かれます。また、引き続き、空き町家利活用に取り組んでいます。

はならぁと あらうんど

開催地

  奈良市柳生、吉野町上市 ※柳生エリアは初開催

■会期

〈柳生〉2019年11月13日(水)20日(水)
〈上市〉2020年 2月8日(土)11日(火・祝)初市に合わせて開催

■開場時間

〈柳生〉10時-15時

〈上市〉2月8日(土)-9日(日)|13時−20時 

 2月10日(月)-11日(火・祝)|10時−16時

■開催概要

 年間を通じて、地域の課題に寄り添ったワークショップやプレイベントを実施する、これまでよりも一層「まちづくり」に特化したアートプロジェクトです。

クラウドファンディングの実施について

 奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会が、今年度のメイン会場である、かつての芝居小屋「喜楽座」の改修や、本イベントの今後の継続のために、クラウドファンディングを実施しております。実施期間は2019年9月15日(日)までです。

 

 詳しくは、はならぁとクラウドファンディングページをご覧下さい。