決議第1号

       第85回国民スポーツ大会及び第30回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議

 国民体育大会は、我が国最大のスポーツの祭典として、広く国民の間にスポーツを普及し、国民の健康増進と体力の向上を図るとともに、地方スポーツの振興と地方文化の発展に大きく寄与してきた。また、全国障害者スポーツ大会は、障害のある選手が競技等を通じ、スポーツの楽しさを体験するとともに、国民の障害に対する理解を深め、障害者の社会参加の推進に寄与してきた。
 本県においては、昭和59年に“駆けよ大和路はばたけ未来”をスローガンとして、第39回国民体育大会「わかくさ国体」と“この力伸ばそう生かそうたくましく”をスローガンとして、第20回全国身体障害者スポーツ大会「わかくさ大会」を開催した。輝かしい成績と感動を与えた本県選手団の活躍や、県民総参加で大会を支えた誇りと自信は、その後の県勢発展に大きな影響を与えた。
 二巡目となる国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会を本県に招致することは、競技スポーツの振興はもとより、障害のある人もない人もともにスポーツに親しみ、スポーツの力で地域活性化を図る機会につながる。
 また、県内全域を会場として大会を開催することで、来県される方々に本県の自然・歴史・文化などの魅力を体感いただける絶好の機会となり、観光振興にも資するものである。
 よって、奈良県議会は、令和12年の第85回国民スポーツ大会及び第30回全国障害者スポーツ大会を本県に招致することを強く要望する。

 以上、決議する。

 令和2年3月25日

                          奈良県議会

第85回国民スポーツ大会及び第30回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議