第24回 新型コロナウイルス感染症対策本部会議

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新型コロナウイルス感染症
最新の感染状況をふまえた県民のみなさまへのお願い   

令和3年7月1日 第24回奈良県新型コロナウイルス感染症対策本部会議

 

資料全文(pdf 2207KB)

 

映像】(YouTube)

 

目次

1.最新の感染状況をふまえた県民のみなさまへのお願い

2.変異株(デルタ株)の状況

3.ワクチン接種の早期展開

 

 

 6月7日~13日を底に、6月14日以降2週連続で増加

図表

 

 感染経路の3類型では、相変わらず家庭内感染は多い(45%)が、クラスターが減る一方、家庭外感染が増加(33%→51%)し、全体の1/2。

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 家庭外感染の行動別では、友人等との交流が増加(33%→52%)し、全体の1/2。

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 家庭外感染の場所別では、飲食店が増加(17%→37%)し、場所別内訳のトップ。

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 市郡別では、1日当たりの感染者数に換算すると、県全体で約7割減少している中、橿原市及び桜井市の2つの市が増加、また大和高田市は減少率が低い状況。

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 調査中112名の行動歴を見てみると、1/2を超える61名が飲食店の利用歴あり。

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 感染経路の調査を進めた結果、スナックなどにおいて集団感染が発生していることが判明しました。
以下の3つの案件についてクラスターと認定し、対処します。

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 聴き取り結果から推定されるクラスターの発生要因等

 

① 桜井市の案件 

利用客が長時間滞在したことにより、感染が拡大したものと推定。
また、利用客が従業員にうつし、その従業員が別の日に訪れた利用客にうつすという感染の連鎖が発生。
長時間の利用に伴い、ついマスクを外したまま会話する時間が多くなることで、感染のリスクが高まると思われる事例。
カラオケ利用あり。

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それぞれのリスクを説明すると

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※1 内閣官房発表(令和3年6月25日「カラオケ等の影響(各種条件における飛沫計測)」、「飲酒時の会食時間(WEBアンケート結果)」)より。

※2 厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A」より。

 

 

② 大和高田市、橿原市の案件 

いずれも現時点では従業員を中心に感染が拡大している状況。
大和高田市の案件では換気扇は回しているが換気の状況があまり良くない、橿原市の案件ではアクリル板の設置がない、といった設備面での対策が十分でなかったと思われる事例。
また、両案件とも、マスク着用の徹底が不十分であったと思われる。

イラスト

 それぞれのリスクを説明すると

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※1 内閣官房発表(令和3年6月22日「飲食店等での座席配置の影響に関する理化学研究所でのシミュレーション」) より。

 

 事業者へのお願い

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感染防止対策を実施する飲食店・宿泊施設の認証制度をご活用ください

飲食店営業または喫茶店営業の許可を受けた施設で、飲食のための客席を有する施設の場合は、感染拡大防止対策に必要な設備、機器、必需品等の導入等に要する経費の一部を、県から補助する制度があります
「奈良県新型コロナウイルス感染防止対策施設認証制度」

 

 利用者へのご注意

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感染防止対策を実施する飲食店・宿泊施設を、県が認証しています

認証を取得した店舗、施設の情報は、県ホームページで、適切な感染防止対策が行われている店舗、施設であることを紹介中。お店、お宿選びの参考に!!

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 職場・家庭・家庭外で、感染が連鎖しないよう、気をつけましょう

 

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家庭へ感染を持ちこまない・家庭外へ持ち出さない配慮が必要です。

 

 

 ワクチンを接種されたみなさまへ

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感染症専門医の助言

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ワクチンの発症予防効果は100%ではなく、また、ワクチンを接種した方から他人への感染をどの程度予防できるかも、まだ分かっていません
引き続き、親しい仲間うちでも、対面になる時にはマスクを着けましょう

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県保健研究センターにおいて、変異株(デルタ株)の検査体制を整え、6月14日より検査を実施しています。
今後、デルタ株の状況には、注意が必要です。

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高齢者のワクチン接種率と感染率の状況

 ・現時点では弱い負の相関関係であるが、今後、ワクチン接種が進めば、接種率が高い市町村ほど高齢者の感染率が低くなる傾向がより顕著になるものと推定される
・三郷町の感染率が高くなっているのはクラスターの影響によるもの

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ワクチン接種の効率的な展開

・65歳以上用のワクチンは、6月中に配送済。
・今後の64歳以下用のワクチンの供給量が、不透明な状況において、接種が進んでいる市町村でワクチン不足が生じないよう配分方法を工夫

 

今後、国から割り当てられるファイザー社製ワクチンの配分にあたり、接種の加速化が図られるよう、次の方針で配分を実施

① ワクチン接種記録システム(VRS)における高齢者の接種率の高い市町村に優先的に配分
② ワクチンの在庫が少ない市町村に優先的に配分
③ VRSにおける週あたりの接種状況等を踏まえ配分

 

市町村におけるワクチンの在庫数の見える化
・ワクチンの効率的な配分を行うため、より厳格な在庫管理の徹底を要請
・毎週、ワクチンの在庫数の棚卸しを実施し、その結果の報告を求める(ファイザー社製ワクチン、モデルナ社製の両方を県へ報告)

 

 

64歳以下への接種券の発送について

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研修医派遣チームによる接種状況(6月29日まで)

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職域接種の承認状況について

<申請件数17団体(6月30日現在)>

承認済7団体
○近鉄グループHD株式会社(接種会場:奈良市)
○DMG森精機株式会社(接種会場:大和郡山市)
○株式会社森下組(接種会場:大淀町)
○民間企業A(接種会場:大和郡山市)
○奈良県中央卸売市場協会(接種会場:大和郡山市)
○あすかロータリークラブ(接種会場:橿原市)
○ニチアス株式会社(接種会場:王寺町)

 

申請中10団体

 

 


 

 

新型コロナウイルス感染症に関連する人権への配慮について
 ― 差別や偏見をなくしましょう―


新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染された方をはじめ、医療従事者やそのご家族、その方々が属する施設・機関などに対する差別的な言動や、SNSでの誹謗中傷など、人権を侵害する事象が見受けられます。
いかなる場合でも、差別、偏見、いじめなどは決して許されるものではありません。
県民のみなさまには、新型コロナウイルス感染症に関連する憶測、デマ、不確かな情報に惑わされず、人権侵害につながることのないよう、行政機関の提供する正確な情報に基づき、冷静に行動していただきますようお願いいたします。