住所 奈良市八条五丁目437-8
電話番号(代表) 0742-30-6668
URL:http://houzankai.jp/
診療科:内科、外科、リハビリテーション科、放射線科
許可病床数:177床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
「自分でできる」を職員とおいしい食事がサポートします
病院の概要
当院は、加速する高齢化社会に対応し、高齢者に対して信頼される医療技術と心優しい気配りを兼ね備えた看護、介護体制で、面倒見のいい病院の役割を展開しています。救急告示病院としても地域医療に貢献しています。
また24床の地域包括ケア病床では、病状に関係なく60日間のリハビリが続けられます。敷地内には、老健施設佐保の里、桜の里、なら八条1番館(住宅型)、なら八条2番館(介護付)が併設され、退院後の生活も安心して送れます。
病院の地域連携室と、ケアプランセンターが協力し、ご本人、ご家族に寄り添った運営を行っています。
取り組みのきっかけ
患者さんの尊厳を重んじ、自立した生活を送っていただくために食事と排泄に注目しました。
急性期病院から移られる患者さんには気管チューブや胃瘻(いろう)、経管チューブ、留置カテーテルを装着している方も多く、何とか口から食事を摂取していただきたいという想いと、どうしても長期療養になられる患者さんが多いことから、せめて食事を楽しみにしていただきたいという想いがありました。
排泄の自立は患者さんの尊厳を守り、身体的機能の維持向上をはかるための明確な目標であると考えます。それはリハビリの目標でもあると言えます。
「面倒見のいい」内容
当院では、寝たきりにならないよう、褥瘡(じょくそう)ができないように、食事の提供に力を入れています。
食事介助が必要な方も、セッティングやポジショニングを工夫し、少しでもご自分で食べることができるようサポートしています。
また、訪問歯科医とも連携し、食後の口腔ケア・入れ歯洗浄の徹底、噛むための義歯の作成と調整も行っています。
少しでもお食事を楽しんでいただけるよう、毎月1回行事食を提供し、患者さんの咀嚼嚥下状態に応じて食事形態でも特別感を出せる様に工夫しています。病院調理師の力も大きいです。
排泄では起立・歩行能力の促進と維持を重視しており、リハビリと病棟との連携し、患者さんの日々の排泄パターンの把握、事前の声掛け、誘導を行うことで患者さんのタイミングでトイレにて排泄が行えるよう工夫しています。ご自宅や施設に移られるときに困らないよう、家屋構造、施設の特色、段差や手すりの有無などを把握して支援しています。
ご安心のポイント
食事が口から食べられるようになり、立位が安定されてトイレでの排泄が可能になると退院、となりますが、行先としての施設が充実しているので、安心して暮らし続けられます。
4種類のタイプの施設があるため、患者さんの状況に合わせて選択できます。同一敷地内に病院と施設があることで安全、安心が担保されます。入院・退院・入所に関して、病院の地域連携室とケアプランセンター、各施設のケースワーカーが協力して、親身に相談に応じます。また、長期入院が必要な患者さんは、療養病棟でも医療と介護の継続が可能です。ご家族がいらっしゃらない患者さんのフォローもできる限りいたします。
医療・介護関係者へのメッセージ
当院は救急告示病院でもあるので、比較的急な入院にも対応できます。
リハビリが目的の患者さんは地域包括病床で対応できます。
また、病院か施設でお悩みのケースも、効率よく施設見学ができますので、選択肢が広がり、柔軟にご希望に添えることができます。
身寄りがないなど、困難な生活背景を抱えておられる患者さんもできるかぎり受け入れに努めています。ご相談ください。
取組に関する問い合わせ先(部署名)
地域連携室
住所 奈良市八条五丁目437-8
電話番号(代表) 0742-30-6668
URL:http://houzankai.jp/