住所 奈良市鶴舞西町1番15号
電話番号（代表） 0742-43-3333
URL：https://www.nishinarachuo.or.jp
診療科：内科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内科、外科、消化器外科、肛門外科、脳神経外科、整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科、泌尿器科、放射線科、緩和ケア内科、緩和ケア外科、麻酔科
許可病床数：166床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
患者さんにとって最善の意思決定をするための取り組み
病院の概要
当院は奈良市西部地域の中核病院として、急性期、回復期、血液透析、健診事業に加え、緩和ケア病棟24床を有しています。
緩和ケア病棟では、病気の治癒を目的としたものでなく、痛みや息苦しさなどの身体的な苦痛緩和を最優先し、不安や気持ちの辛さなどに寄り添って患者さんがその人らしく穏やかに日常生活が送れるよう多職種で支援しています。
またご家族の気持ちにも寄り添いながら、家族ケアにも力を注いでいます。そして、病院から在宅療養への移行支援も行っています。
取り組みのきっかけ
平成29年度「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」において、我が国の現状と今後の在り方をふまえたガイドラインの見直しの必要性が提議され、「本人の尊厳を追求し、自分らしく最期まで生きる」ことの重要性からガイドラインの改訂が行われました。
当院においても、医療・ケアの方針や、どこでどのような生活を送りたいかといった今後の生き方や過ごし方について、普段から繰り返し話し合うこと（ACP）が重要と考えています。
患者さんの人生観や価値観を尊重し、患者さんとご家族と医療者とで共有することが、患者さんのQOL・自己決定の尊重・支援につながります。
患者さんの揺れ動く気持ちに寄り添いながら、患者さんにとって大切にしていることを大切にできる医療者でありたいと思っています。
「面倒見のいい」内容
高齢化社会が進み多様化する価値観の中で、積極的治療が困難となる時期には特に、今後の生活について患者さんとご家族の意向を確認しています。その中で、患者さんが家に帰りたいと希望された場合には、往診医や訪問看護と連携を図り在宅療養へとつなぐ役割を担っています。また再入院をご希望される場合にも24時間365日対応し、病院と在宅が行き来できるよう医療体制の充実を図っております。
当院の緩和ケア病棟に入院されるがん患者さんには、痛みや息苦しさなどの身体的な苦痛緩和を最優先し、不安や気持ちの辛さなどに寄り添いながら、その人らしく穏やかに日常生活が送れるよう支援しています。治療の中で苦痛症状が緩和され、住み慣れた自宅に帰られる方もいます。
またご家族の負担も考慮し、在宅療養が難しい場合は、ご家族の休息目的での療養も可能です。患者さんがどの療養場所においても安心して緩和ケアが受けられるよう早期から院内全体で取り組んでおります。
ご安心のポイント
QOL・自己決定の尊重・支援のために、適切に話し合いのきっかけ作りをし、ACPを進めることは重要とされています。
- あらかじめ代理決定者を選定し、
- 患者さんと代理決定者が現在とこれからの病状を共有した上で、生活や療養で患者さんが何を大切にし、どんな治療・ケア、生活を希望するか、してほしくないことは何かなどを話し合い、
- 医療者とも共有することで直面する複雑な医療状況に対応することが可能とされています。
医療者は、患者さんとご家族の信頼関係の構築に努めながら、患者さんの感情に配慮しつつ、患者さんの大切にしていること・もの・人、これからの生き方や過ごし方について少しずつ話し合い、患者さんの意向が十分に尊重されるよう支援しています。
医療・介護関係者へのメッセージ
当法人の理念でもある「心の医療をもって、地域住民に貢献する」ことをモットーに、地域住民に、医療における安全を重視し、信頼と安心を提供できる病院を目指しています。
「病気を診るだけでなく人を癒す病院」として、患者さんとご家族の心に寄り添い、共に考え、患者さん中心の医療提供を目指します。
24時間365日、地域の方々が安心して暮らすことができるようサポートさせて頂きたいと考えております。
取組に関する問い合わせ先（部署名）
緩和ケア病棟
住所 奈良市鶴舞西町1番15号
電話番号（代表） 0742-43-3333
URL：https://www.nishinarachuo.or.jp