日韓文化セミナー

藤原不比等の一代記を描いた直木賞作家、馳 星周 さんが奈良と百済のゆかりを語るー。

※本セミナーは日韓国交正常化60周年記念事業に認定されています。

「奈良と百済のゆかり」をテーマに、直木賞作家 馳 星周さん、奈良県図書情報館館長の千田 稔さん、また、韓国から公州大学教授の鄭 載潤(チョン ジェユン)さんを招いて、セミナーを行います。

 

プログラム

  • 基調講演
  • トークセッション

 

登壇者

馳 星周さん

馳 星周さん

千田 稔さん

千田 稔さん

鄭 載潤さん

鄭 載潤さん

山下奈良県知事

山下奈良県知事

 

※要申込(申込期間:8月1日(金曜日)~10月8日(水曜日))

※600名(抽選)/参加費無料

申込みはこちら

(申込みには奈良スーパーアプリへのアカウント登録が必要です。)

(抽選結果は当選者のみに通知いたします。)

 

日時・場所

10月25日(土曜日)13時~16時(受付開始12時~)予定

橿原市立かしはら万葉ホール ロマントピアホール

 

アクセス
  • 近鉄大和八木駅から徒歩約20分(タクシーで約5分)
  • 近鉄畝傍御陵前駅から徒歩約15分

※駐車場に限りがあるため、できる限り公共交通機関のご利用をお願いします。

 

登壇者プロフィール

馳 星周(はせ せいしゅう)氏

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。

出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)――不夜城2.』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年『少年と犬』で第163回直木賞を受賞。

また、古代の奈良を舞台に描いた藤原氏三部作『比ぶ者なき』『四神の旗』『北辰の門』も有名。

 

千田 稔(せんだ みのる)氏

1942奈良県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。同大学文学博士。
奈良県立図書情報館館長。
国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。
主な著書に、『地形の巨人 吉田東伍ー大日本地名辞書の誕生』、『平城京遷都 女帝・皇后と「ヤマト」の時代』、『古代日本の王権空間』 ほか執筆多数。

 

鄭 載潤 (チョン ジェユン) 氏

1961年生まれ。
国立公州大学 史学科教授。公州百済文化祭執行委員長。
これまで韓国古代史学会会長、国家遺産庁文化遺産委員会委員、公州大学図書館長、百済学会会長などを務める。
『武寧王、神話から歴史へ』『百済歴史遺跡地区の世界遺産登録と意味』など多くの著書・論文を執筆。

 

馳 星周 著作の古代の奈良を舞台に描いた藤原氏三部作

「比ぶ者なき」(2014年)

比ぶ者なき_本画像

藤原氏の繁栄の礎を築いた藤原不比等の一代記。

藤原史(ふひと)(のちの不比等)が胸に秘めた野望、それは「日本書紀」という名の神話を創り上げ、天皇を神にすること。そして自らも神の一族となることで、永遠の繁栄を手にすることであった。

他とは異なる新たな切り口から古代史を描いた代表作。

 

 

「四神の旗」(2020年)

四神の旗_本画像

武智麻呂、房前、宇合、麻呂。父・不比等の遺志を継ぎ、四人の子らはこの国を掌中に収めることを誓う。

だが、政の中心には、生前の不比等が唯一恐れた男、長屋王が君臨していた。兄弟は長屋王から天皇の信頼を奪うために暗躍。それに気づいた長屋王は、兄弟の絆を裂くための策を打つー。

皇族と藤原家。野望と野望がぶつかり、巻き起こる壮絶な政争。その果てに待つ、思いもよらぬ結末とは?

 

 

「北辰の門」(2024年)

北辰の門_本画像

「恵美押勝(えみのおしかつ)の乱」。この国を激変させた衝撃の七日間の全容を描く。

時は天平。疫病により多くの為政者が命を落とした朝堂において、ひとり異彩を放つ者がいた。

藤原仲麻呂(のちの恵美押勝)。皇后である叔母の寵愛を受け、出世の階段を駆け上がるこの男は、臣下の誰一人として持ち得ない、危険な野望を秘めていた。

一方、次代の天皇である阿倍内親王は、帝となることに意味を見出せず、ただ人並みの幸せを望んでいた。かつて恋慕の情を持った仲麻呂への想いが憎しみに転じた時、時代の歯車が軋み始めるー。

お問い合わせ

国際課

〒 630-8501 奈良市登大路町30

TEL:0742-27-8477(多文化共生係)

   0742-27-5821(国際交流係)


外国人支援センター

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TEL:0742-81-3320(代表)

   0742-81-3420(相談窓口)