【発表案件】
○奈良県・忠清南道交流推進事業について
司会:
皆様、お集まりいただき、ありがとうございます。
ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。
本日の記者会見は、ユーチューブ、奈良県公式総合チャンネルでライブ配信しております。
本日の発表案件は、奈良県・忠清南道交流推進事業についてでございます。
ただいまから係員が資料を配付いたしますので、少しお待ちください。
それでは、ただいまから始めさせていただきます。
山下知事、よろしくお願いいたします。
奈良県・忠清南道交流推進事業について
知事:
お集まりいただきまして、ありがとうございます。
まず、資料の1ページ目でございますけれども、既にご案内しているとおり、10月24日に日韓音楽交流イベント、そして、10月25日に日韓文化セミナーを開催いたします。上記2事業につきまして、令和7年5月27日付で、政府の日韓国交正常化60周年記念事業というものに認定されましたので、まず、そのことを報告させていただきます。
その上で、各イベントの具体的内容ですが、2ページ目、ご覧ください。まず、この日韓音楽交流イベントの出演者が決定をいたしましたので、報告をさせていただきます。時間は、10月24日の17時から20時半、場所は、なら100年会館大ホールでございます。橿原文化会館でのサテライト配信も予定をしております。プログラムでございますけれども、そこに記載のとおり、まず、日韓学生K-POPパフォーマンスにつきましては、奈良県立国際高校、それから、忠清南道にございます韓国K-POP高校、サンミョン大学、それから、日韓高校生共同ステージは、同じく奈良県立国際高校と韓国K-POP高校、それから、日韓伝統芸能は、天理大学雅楽部、それから、おやさと雅楽会、韓国側は、扶余郡の忠南国楽団となっております。記念式典には、私とキム・テフム忠清南道知事さんが出席します。韓国の演歌と言われているK-トロットの分野からは、キム・ダヒョンさん、それから、ユンヒさん、ハ・ドングンさんが出演をされます。K-POPの公演は、FIESTAR、n.SSign、E11iVYNという3つのグループが出演をしてくださいます。それぞれの出演者の詳細については、3ページ、4ページ、5ページ、6ページ、7ページ、そして、8ページ、9ページに記載のとおりでございますので、詳細についての説明は割愛をさせていただきます。
10ページでございますけれども、日韓音楽交流イベントの参加者の募集期間は、9月1日から10月8日まで、広報といたしましては、本日の発表に加えまして、県民だよりの9月号で既にお知らせをさせていただいております。10月号にも掲載する予定でございます。それから、県の公式ホームページや公式SNS等で発信をしてまいります。入場料は無料、募集人数は1,100名、応募者が募集人数を超えた場合の選定方法は抽せん、応募手段は奈良スーパーアプリ、対象者は奈良県民ということを予定をしております。
日韓文化セミナーにつきまして、次のページ、ご覧ください。10月25日土曜日の1時から4時まで、場所は、かしはら万葉ホール、ロマントピアホールとなっております。オープニング、祝辞、それから、基調講演及びトークセッションとなっております。
登壇者は、直木賞作家であります馳星周さん、そして、本県の図書情報館長でございます千田稔さん、そして、私、それから、めくっていただきまして、韓国の国立公州大学史学科教授の鄭載潤さん、以上4名となります。
文化セミナーのほうは、既に8月1日から募集を開始をしております。県民だよりの8月号、9月号で既にお知らせしておりまして、10月号でも改めてお知らせをする予定でございます。入場料は無料、募集人数は600名、応募者が募集人数を上回った場合は抽せん、応募手段は奈良スーパーアプリとなっております。
なお、この事業の実施に当たりまして、企業、団体からの寄附をこれまで募っていたわけでございますけれども、現在、3つの企業、または団体から、合計250万円の寄附の申出を受けていることを併せて報告をさせていただきます。
私からの説明は以上でございます。
司会:
では、ご質問のございます方はお願いいたします。
朝日新聞さん。
記者(朝日新聞):
事業費は予算組んでいると思いますが、当初どおりでいいのでしょうか。先ほどの250万円の寄附は、プラスオンされるのか、どういう扱いになるのでしょうか。
知事:
当初の予算の範囲内で事業は実施いたします。寄附の使い道については、まだ決まってはおりませんが、一般財源ベースで組んでいる費用の一部を、その寄附金で賄うことにして、一般財源部分、当初組んでる予算が少し余るのではないかと思います。
国際課:
追加ですけれども、財源のほう、国際交流基金で充当させていただいているのですが、今回頂く予定の250万円については、オンをするわけではなく、国際交流基金をその分使わずに、250万円、寄附を充てさせていただくという形を考えています。
知事:
国際交流基金の取崩し額が減るということです。
記者(朝日新聞):
事業費としては、当初どおりの2,900万円ですか。
国際課:
ですから、音楽交流事業のほうが2,900万円、それから、文化セミナーのほうが300万円、計3,200万円の中でやらせていただくということを予定しております。
記者(朝日新聞):
K-POPアーティストの方、3組来られますけれども、この方々は、これまでに日本で公演されたりしたことはあるのでしょうか。
国際課:
そのうちの1組については、日本のツアーもされたことがあるということは伺っております。
記者(朝日新聞):
どのグループですか。
国際課:
n.SSignというグループの方が、Zeppツアーをされているということで伺っております。
記者(朝日新聞):
対象が全員県民の方になっておりますけれども、当初は、県外の方も入れるかどうかみたいな話もあったかと思います。このような判断に至った理由について教えていただけますか。
知事:
県の税金を使ってやっておりますので、県民の皆さんで十分1,100人応募が見込めるのであれば、県外に対象を広げる必要はないという判断でございます。
記者(朝日新聞):
このイベントについては、いろいろ紆余曲折あったかと思いますけども、改めて、今回の事業の意義だったり、この事業を踏まえて知事としてはどのような機会にしたいという思いがありますでしょうか。
知事:
先日、韓国の新しいイ・ジェミョン大統領が来日されまして、石破首相とも会談されましたけれども、その中で、未来志向で日韓関係をさらに深めていくというようなことが双方で確認されたかと思います。今回のイベントも、先ほどご説明したとおり、高校生、大学生が出演するとともに、K-トロットのアーティストもK-POPのアーティストも、皆さん若い方ばかりでございまして、恐らく来場される方も若い方が多くなるのではないかと思いますので、まさに、これからの日韓関係を担っていく若い世代の交流を通じた未来志向の日韓関係の深化という、今、日本政府と韓国政府が進めている取組に大いに資するものであると。もちろん、奈良県と忠清南道の友好交流の深化にも資するものだと、そんなふうに認識をしております。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
毎日新聞さん。
記者(毎日新聞):
このイベント用の特設サイトみたいなものはつくられるご予定はありますか。
国際課:
現時点でそのような予定はございません。
記者(毎日新聞):
窓口は、ここに書かれている国際課のホームページのみということでよろしいですか。
国際課:
はい、基本そのように考えてございます。
記者(毎日新聞):
それ以外に何か広報で考えてらっしゃるものとかはありますか。
国際課:
先ほど知事からのお話をさせていただきましたけれども、県民だよりのほかに、SNSであるとか、県公式のいろんなツールを使わせていただくとともに、チラシとか、そういったもので広報を深めていきたいと考えているところでございます。
知事:
いろんな県の施設にチラシを配架することもしていきたいと思っております。
記者(毎日新聞):
10月8日に締め切られて、その後の結果通知とか、いつ頃に発表とか、その辺はいかがですか。
国際課:
10月8日が水曜日だったと思いますけれども、できる限りその週中に、抽選で当選された方にお送りしたいと考えております。
記者(毎日新聞):
当選者のみに通知で、落選された方は何も連絡が行かないということでよろしいですか。
国際課:
現時点でそのように考えております。
記者(毎日新聞):
25日も同じでよろしいんですかね。
国際課:
はい、同じように考えてございます。
記者(毎日新聞):
分かりました。ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
奈良テレビさん。
記者(奈良テレビ):
1,100名が募集人数というのは、なら100年会館のほうだと思うんですけれども、橿原文化会館でのサテライト配信については、人数を決めたり、予約制になったりという予定はあるんでしょうか。
国際課:
橿原文化会館については、およそ300名を想定しております。お申込みをスーパーアプリでしていただく際に、サテライト会場も希望されるかを併せて伺う形を考えております。
記者(奈良テレビ):
こちらも、県民の方が対象ということでよろしいですか。
国際課:
はい、そのとおりです。
記者(奈良テレビ):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
多くの方に来場してほしいと思いますけども、呼びかけのお言葉を改めていただければなと。
知事:
先ほども申し上げましたけれども、本年が日韓国交正常化60周年ということでございます。歴史をひもとけば、日本と韓国の間には不幸な時代もございましたけれども、今は未来志向で非常に良好な関係が構築されていると認識しております。特に今、日本の若者が韓国のファッションとか、音楽、文化に憧れ、逆に韓国の若者が日本のファッションとか、音楽、文化に憧れるみたいな形で、
若いレベルでは興味関心を相互に持ってる人が非常に多くなっておりますので、そうした人たちにご来場いただいて、ぜひ日本にいながらでも交流できると、そういう場をぜひご活用いただければなと思っております。
記者(読売新聞):
ありがとうございます。
知事:
また、本物のいろんなアートに生で、そして、無料で触れられるという機会もそうはないと思いますので。
記者(読売新聞):
3つの企業、団体さんから250万円の寄附とおっしゃったことについて、全部企業さんではなく、団体というくくりのところもあるということですか。
知事:
そうですね。
記者(読売新聞):
約ではなく、ぴったり250万円ということですか。
知事:
はい。
記者(読売新聞):
分かりました。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
奈良新聞さん。
記者(奈良新聞):
なら100年会館ですが、キャパが1,500人ぐらいと言ってらっしゃったと思うのですが、この差というのは何でしょうか。
知事:
関係者席を確保しています。忠清南道からも数多くの人が来られますし、日本の関係者もぜひ参加していただきたいと思っていますので、その関係者席で、今300余り取っているんですけれども、それがもうちょっと少なくても済むということであれば、1,100人を抽せんで決める時点でもう少し増やして、関係者席が余って、見れなくなるみたいなことがないように、そこは、関係者席の埋まり具合を見ながら、1,100人も場合によっては増やしていきたいと思っています。
記者(奈良新聞):
出演される韓国側のアーティストは韓国側から示されたということでいいんでしょうか。
知事:
そうです、忠清南道から。
記者(奈良新聞):
韓国では著名な方たちなんですか。
知事:
その辺は私もあまり知識がないので、何ともよく分かりません。詳しくは資料の7、8、9ページぐらいに書いていますので、ぜひこれをご参考いただければと思っております。先ほど、日本で公演した経験があるという、n.SSignというグループには、日本人のメンバーも入ってるということでございます。
司会:
毎日新聞さん。
記者(毎日新聞):
2ページのプログラムの1番と2番ですけども、パフォーマンスとか共同ステージとありますが、具体的にどういったことをやるのでしょうか。
知事:
パフォーマンスというのは、この3つの高校、または大学が別々にやります。共同ステージというのは一緒にやります。
記者(毎日新聞):
音楽とダンスみたいな感じですか。
知事:
そうです。
国際課:
ダンス中心になってくるかと思います。
知事:
ダンス中心。共同ステージというのは、合同チームでやるということです。
ちなみに、さっきの奈良新聞さんの質問ですけど、このE11iVYNというのは、資料にも書いていますけれども、公式ユーチューブチャンネルの登録者数が10万人とありますから、それなりに人気があると言っていいのではないでしょうか。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
NHKさん。
記者(NHK):
これまでの会見等で、S、A級、B級という話があったかと思いますけども、この出演者の中にS、A級の方というのはいらっしゃるんでしょうか。
知事:
そういうランクは今回、忠清南道のほうから示されていませんので、私どもでは分からないということです。
記者(NHK):
S、A級は少々難しいんじゃないかという話もありましたが、そういったところも、最終的にどうなったかというのは分からないですか。
知事:
出演する歌手のランクというのは、我々では分かりかねるところがありますので、誰しも知ってるグループ、例えばTWICEとかというほど有名ではないということは確かじゃないでしょうか。
記者(NHK):
知事、この出演をご覧になって、ご存じの方はいらっしゃいましたかね。
知事:
私がですか。いや、正直言って、知ってるグループはなかったです。
記者(NHK):
そういった中で、知事もご覧になられると思うんですけど、楽しみにしてるところとか、何かあれば教えてください。
知事:
私もK-POPの音楽は家で努めて聞くようにしておりまして、迫力のあるダンスも持ち味だと思いますので、それが生で見られるのは非常に楽しみにしております。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
それでは、以上をもちまして知事記者会見を終了させていただきます。お集まりいただきましてありがとうございました。
知事:
ありがとうございました。
以上
※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。
また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。