令和7年11月11日(火曜日)知事定例記者会見

【発表案件】
令和6年「奈良県宿泊統計調査」結果(確定値)について
若草山焼き行事入場チケット販売開始
奈良県広報担当VTuber「奈々鹿」の近畿総体2026奈良県広報アンバサダー就任について

【質疑応答】
橿原文化会館存続についての要望書
日韓交流イベントについて
高市首相との面談予定について
大和西大寺駅の高架化について
ドリームランド跡地の活用について

 

 

 

 

司会:

 おはようございます。

 ただいまから知事定例記者会見を始めさせていただきます。

 本日の会見は、ユーチューブ、奈良県公式総合チャンネルでライブ配信しております。

 本日の知事からの発表案件は3件ございます。

 まず、1件目は、令和6年度「奈良県宿泊統計調査」結果(確定値)についてでございます。

 山下知事、よろしくお願いいたします。

令和6年「奈良県宿泊統計調査」結果(確定値)について

知事:

 資料を1枚めくっていただきまして、令和6年度の奈良県内での延べ宿泊者数が329万6,688人に確定いたしました。これは、前年度比35万9,402人増です。パーセンテージで12.2%の増加です。これは、平成21年に奈良県宿泊統計調査を開始して以来、過去最高の延べ宿泊者数となりました。これまでは、平城遷都1300年祭が開催された平成22年度でしたが、それを上回る数字ということでございます。

 過去の延べ宿泊者数の推移は、もう1枚めくっていただいた2ページをご覧ください。これだけ増えた要因でございますけれども、コロナ明け後の全国的な観光需要の高まりと、インバウンドのお客様の数が特に増えていることが原因かと思っております。令和5年度比で35万9,402人増えておりますが、そのうち半分以上が外国人の方ということでございます。また、ここ数年、奈良県内でも新たな宿泊施設がオープンしていることも、この宿泊者数の増に影響を与えているものではないかと考えております。

 ひとまず、私からの説明は以上でございます。

司会:

 質問のございます方は、お願いいたします。

 奈良テレビさん。

記者(奈良テレビ):

 特に外国人の宿泊者数が伸びているようにも思います。こちらの要因はどう考えられていますか。

知事:

 奈良県に限らず、円安ということもあるでしょうし、日本の魅力が旅行した人の口コミなどで伝わっているのではないかと思っています。

記者(奈良テレビ):

 例えば、県はこれまで海外の観光サイトの方と提携を結んだりもあったと思いますが、そちらの効果がすぐ出たというわけではないですか。

知事:

 あれは、去年の年末からだったと思いますので、令和7年の統計には反映されると思いますが、令和6年の統計にはおそらくあまり反映されていないのではと思います。

記者(奈良テレビ):

 今、令和6年の確定値ですけれども、令和8年など、今後さらにどういうふうに増加していきたいかというような目標があれば教えていただけますか。

知事:

 令和7年は万博の効果もありましたので、多分これより増えることは確実ではないかと私は思っています。目標は、観光戦略本部で立てていましたか。

観光戦略課:

 立てております。500万人でございます。

記者(奈良テレビ):

 ありがとうございます。

司会:

 ほかに質問。

 朝日新聞さん。

記者(朝日新聞):

 観光スポット別に見ると、奈良市内は増えていますが、ほかが軒並み減っているというようなデータがありました。やはり中南部にいかに人を持っていくかというのがずっと課題として言われておりますけれども、令和7年度以降、どういう取組をされているのか、しようとしているのか、改めて教えてください。

知事:

 客室稼働率で見ますと、奈良市を含む北部エリアというところが65.6%で、橿原市を含む中部エリアが73.3%なので、稼働率だけでいうと、橿原市を中心とするエリアはそんなに悪くありませんが、絶対数でいうと、おっしゃるように、奈良市内が圧倒的に多いと思います。中南和への誘客は、ずっと本県の観光施策で目標としているところではありますが、いろんな観光サイトを使ったキャンペーン等を行うとか、あるいは、中南和への宿泊施設の新たな進出促進もしておりますし、ならSLOW&LOOPというJRを使った割引チケットの販売などもしていますけれども、正直言って、まだ決め手となるような施策が見いだせていないのも事実かと思います。

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 NHKさん。

記者(NHK):

 グラフを見ると、コロナ前の令和元年と比べると、外国人の延べ宿泊者数がコロナ前の水準に戻ったというふうな見方ができると思いますが、その上で、延べ宿泊者数が50万人ぐらい伸びているというのは、これは日本人の方の宿泊者数が50万人伸びてるという理解でよろしいでしょうか。その要因について、何か思いつくものはありますでしょうか。

(令和元年が282万人、令和6年が330万人)

知事:

 そうですね、宿泊施設が増えてきたというのもありますでしょうし、京都がオーバーツーリズムというのもあるし、JR東海さんが「いざいざ奈良キャンペーン」というのをここ二、三年ずっとやってくれていますし、近鉄さんも「わたしは、奈良派」というキャンペーンをずっとやってくれていますし、首都圏で今言った両者がやってくれておりますので、そういった効果はあったのではないかと思います。

記者(NHK):

 これは、国内のどの地域から泊まられたのか、何かデータとして出ているのでしょうか。

観光戦略課:

 内部的には持っておりますけれども、公表はしておりません。ただ、大きくはやはり首都圏はじめ、大都市圏からの宿泊者数が割合として多いという状況にあります。

記者(NHK):

 昨今、京都がかなり大混雑しているということがあり、ちょっと奈良行ってみようかという流れにもなっているというような認識はおありですか。

知事:

 そうですね、それもあるでしょうし、想像ですが、京都や大阪で宿が取れなかった人が奈良で泊まってるということもあるのではないでしょうか。大阪、京都に比べると少し割安だと思いますので。

記者(NHK):

 そういった中で、奈良公園の辺りも今そうですが、オーバーツーリズムの問題というのも若干出てきているかと思います。それについての対策は、今後どういったことをやっていきたいかというのはありますでしょうか。

知事:

 特段、住民とのトラブルは現時点では把握はしていないのですが、やはりごみの問題は、奈良公園内でも出ていますので、今、試験的にごみ箱をバスターミナル前と東大寺の駐車場前の2か所に設置して、さまざまな情報を収集しています。恒常的に設置するかしないかという判断はこれからになると思いますけれども、そうしたことも含めて、対応していく必要があるかと思います。もちろん啓発のほうは引き続きやってまいります。

記者(NHK):

 ありがとうございます。

若草山焼き行事入場チケット販売開始

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 それでは、次の発表案件に移らさせていただきます。

 2件目の発表案件は、若草山焼き行事入場チケット販売開始についてでございます。

 知事、よろしくお願いいたします。

知事:

 来年の若草山の山焼きは、令和8年1月24日土曜日の予定でございます。来年から新たに有料観覧エリアを設けまして、そこで見たい人は、チケットを買っていただくということを始めます。

 3ページの、この黄色で色づけして、赤線で囲ったところが有料エリアでございます。チケットの販売枚数は、この若草山の山麓のゲート内は4,500枚、それから、奈良公園のバスターミナルは150枚販売する予定でございます。

販売期間は、今年の11月17日月曜日から来年の1月23日金曜日まで。先着順で、売り切れ次第終了ということでございます。入場料は、中学生以上1人2,000円、小学生以下は保護者1人につき1人無料ということでございます。販売方法は、オンライン販売、コンビニ販売、コールセンターでの販売ということで、詳細はQRコードを読み取っていただければ情報が出てくることになっております。

 もう1枚めくっていただきまして、この有料観覧エリアのチケットは、ふるさと納税の返礼品としても入手可能でございます。1万円のご寄附につき、1人分のこの有料チケットが返礼品としてもらえます。申込期間は、既に始まっておりまして、今年の12月25日までとなっております。当初、定員300名で募集を始めましたが、好評につき、500人まで枠を増やして、先着順で定員に達し次第、申込受付は終了というふうにさせていただきたいと考えています。ふるさとチョイス、ふるなび、楽天ふるさと納税、アマゾンふるさと納税といったサイトで受け付けております。詳細は、QRコードを読み取っていただければと思います。

 イメージについては、4ページ目、山麓ゲート内では、このような感じで、間近で見れますので、ダイナミックな光景を味わえるのではないかなというふうに思っております。花火も炎もすぐ近くで見れるということでございます。

 一方、バスターミナルの屋上は、少し離れた分だけ、全体の景色が見れるということでございます。また、バスターミナルの場合は、傾斜地ではございませんので、若草山の山麓ゲート内は傾斜地ですけど、こちらのほうは傾斜地ではないので、小さなお子様連れの方や高齢者の方なども安心して観覧することができます。バリアフリー対応もされていますし、トイレもあります。椅子はないそうです。

 あと、6ページは、若草山の山焼きの由来等について記載したものです。以上でございます。

司会:

 質問のございます方は、お願いいたします。

 毎日新聞さん。

記者(毎日新聞):

 まず、これまでは、どの辺まで入れていたのか、何か制限はあったのでしょうか。

知事:

 これまでは、この若草山麓ゲート内についても、無料で見られたのですが、この山麓ゲート内のイエローの部分は、今回、チケットがないと入れないということでございます。

記者(毎日新聞):

 その入れないエリアを有料で入れるようにされた背景はどういったところにあるのでしょうか。

知事:

 まず、先ほど宿泊者の数が増えているというお話をさせていただきましたけれども、若草山の山焼き行事についても、推計の観覧者数が、令和5年度、令和6年度で約19万人いました。過去最高を記録しております。特に、先ほど申しましたように、炎とか花火を間近で見られる、この若草山の山麓ゲート内には例年多くの方が詰めかけておりまして、時に入場制限や退場制限をかけなければならない状況となっておりました。山麓ゲート内は急傾斜地でございまして、将棋倒しなどの事故も予測され、安全を確保することが急務となっておりました。こうしたことから、人数制限をするという目的でチケットを有料で販売するものでございます。また、観覧者数が増えれば、当然警備費用等も多くかかってきますので、その運営費が増大しているということもありまして、その運営費の一部を実際にご覧いただく方にご負担いただいて、伝統ある山焼き行事を安全に執り行いたいということから、今回有料化に踏み切ったわけでございます。

記者(毎日新聞):

 県が負担する費用面は、去年よりも減るということになるのですかね。

知事:

 警備費用等はそうなります。

記者(毎日新聞):

 去年、その前と、約19万人来られてて、今年は、ある程度制限かけることで、全体の数自体も減る見込みというふうに見てよろしいですか。

知事:

 どうですかね。

奈良公園室:

 数自身はそれほど変わらないかと考えております。平地の部分でたくさん見ていただける場所がありますので、そちらのほうに誘導したいというふうに考えております。

記者(毎日新聞):

 奈良公園バスターミナルの屋上というのは、これまでは開放してなかった場所ということでよろしいでしょうか。

奈良公園室:

 そちらのほうは、抽選を行っておりました。

記者(毎日新聞):

 ありがとうございます。

奈良県広報担当VTuber「奈々鹿」の近畿総体2026奈良県広報アンバサダー就任について

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 それでは、次の発表案件に移ります。

 3件目の発表案件は、奈良県広報担当VTuber「奈々鹿」の近畿総体2026奈良県広報アンバサダー就任についてでございます。

 知事、よろしくお願いいたします。

知事:

 皆さんご存じの奈良県広報担当ブイチューバー、奈々鹿でございますけれども、このたび、近畿総体2026をPRする広報アンバサダーに就任をいたしました。ご覧のように、ジャージと言いますか、このようなスポーティーな服を着た新たな装いでアンバサダーの役を務めていただきます。

 活動内容といたしましては、広報チラシやポスター、パンフレットなどに登場いたします。大会オリジナルグッズのデザインにも使われます。それから、SNS等で情報発信をしていただく予定でございます。活動期間は、令和8年8月31日までとなっております。

 3ページ目は、奈々鹿についての紹介でございます。現時点で、奈々鹿のエックスは7,568人がフォロワーになっております。なお、奈々鹿のイラストは、フリーで自由に、無料で使っていただけますので、ぜひご利用いただきたいなと思っています。

 その次、4ページ目が近畿総体の概要でございます。奈良県で開催する4競技へ、選手、監督が3,900人、役員が900人、補助員が約1,300人参加する予定でございます。参加校数、延べ観客数等は、記載のとおりでございます。

 それから、5ページ目がこのPRイベントのご紹介ですけれども、GO!インハイ2026~インターハイを体験しよう!~というイベントを11月16日、次の日曜日の1時からイオンモール橿原で開催をいたします。

 私からの説明は、以上でございます。

司会:

 質問のございます方は、お願いいたします。

 奈良テレビさん。

記者(奈良テレビ):

この奈良県広報アンバサダーというのは、去年の近畿総体にはいなかった、新設ということでよろしいでしょうか。

知事:

 去年の総体にはいなかったですね。

記者(奈良テレビ):

 分かりました。ありがとうございました。

橿原文化会館存続についての要望書

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 それでは、そのほかの質問のございます方は、挙手にてお願いいたします。

 朝日新聞さん。

記者(朝日新聞):

6日に橿原文化会館の存続を求める会という団体が35,000筆余り、ほかの団体と合わせると42,000ほどの署名を知事充てに提出されました。知事が発表されている橿原文化会館の閉館と解体について、撤回を求めている、存続を求めているという内容でした。この署名の提出について、知事はどのように受け止めているか、まず、お考えをお聞かせください。

知事:

 存続を求めるご意見があるということは、承知をしていますけれども、5,000席を要するアリーナができますので、基本的にはそのアリーナを使っていただくか、南部でいえば、大和高田市のさざんかホール、あるいは、北和でいえば、新たにオープンする奈良県文化会館や大和郡山市の郡山城ホール、そうした施設を使っていただきたいというふうに考えております。

記者(朝日新聞):

 そのことについては、要望書の中にも、ちょっと使い勝手が、手狭だということが一番大きいみたいですけれど、そのような要望についてはどう思いますか。

知事:

 昨今の利用状況を見ますと、クラシック音楽とか演劇なので、橿原文化会館の大ホールが満席になったのは、年間十数回程度というふうに聞いておりまして、必ずしも1,500席なければならないというものではないのではないかというふうに思っております。

記者(朝日新聞):

 では、今後も橿原文化会館の閉館や解体については、見直し、もしくは、一旦停止とか、そういう考えはないということで、お考えは変わらないということでよろしいでしょうか。

知事:

 はい、ございません。

記者(朝日新聞):

 あと、これは知事の話ではないのかもしれませんけれど、署名の提出の日が6日になったということについて、理由をお聞きしたいのですが、知事充てに出した署名なので、多分、知事に直接渡したかったというふうに団体は考えたと考えられるんですけど、知事が出張中の時期にこの署名提出の日時を設定した理由を教えてください。

文化振興課:

 署名の提出日につきましては、署名提出団体さんと調整して、その日がお互いに都合のいい日という形で設定をしております。知事が不在の場合につきましても、代理として、地域創造部の次長が受け取るということで、先方のご了解もいただいておりますので、その点については特に問題なかったというふうに認識をしております。

記者(朝日新聞):

 多分、直接お会いして話したかったのではないかなというふうに推測してるんですけど、例えば昨日、今日と表敬訪問があるようだったら、それと併せてお会いすることとか、可能ではないのでしょうか。その辺については、これはどなたに聞いていいか分からないですけれど。知事でも結構ですが、向こうが面会を申し込んだ場合は、どう思われますか。

知事:

 以前、この件でこの吹奏楽連盟の方にはお会いしています。

文化振興課:

 補足しますと、必ずしも知事に直接渡したいという強い要望を受けているわけではなかったので、代理の受領で問題ないということで先方とは調整ができております。

日韓音楽交流イベントの成果などについて

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 NHKさん。

記者(NHK):

 先月下旬にあった日韓交流イベントの件でお伺いします。終わった後で、囲み取材があったんですけど、一言、二言ぐらいでしたので、改めてお伺いしますが、日韓交流イベントの総括、振り返りをまずお願いいたします。

知事:

 日韓関係を未来志向で発展させていくということは、先般の日韓首脳会談でも双方の首脳が確認されたことでございます。日韓の交流というのは、記録が残っている限りですけれど、西暦6世紀ぐらいから、この奈良で始まったわけですよね。そういう意味で、非常に日韓の歴史、交流の歴史において、奈良県が占めるポジションといいますか、それは非常に大きいものがあるというふうに考えております。こうしたことから、2011年に奈良県と、当時、百済の都があった忠清南道が友好提携を結んだわけでございますけれども、国と国とのそういう関係を、地方公共団体同士、あるいは、民間の草の根レベルの交流で支えるというのは非常に意義があることだというふうに思っておりまして、その意義を十分達成できた、そういうイベントではなかったのかなというふうに思っています。

記者(NHK):

 特に音楽イベントのほうなんですけれども、知事もご覧になられていたかと思いますが、率直に音楽イベントについてどうでしたか。

知事:

 やっぱり女性を中心にK-POPはすごい人気があるんだなということは改めて感じましたね、会場の雰囲気等で。

記者(NHK):

 来場者数が1,200人でしたかね。

知事:

 はい。

記者(NHK):

 募集が1,100人だったかと思いますが、それをちょっと上回っての入場者数ということに……。

知事:

 いや、もともと関係者席を300ぐらい用意していたので、1,400ぐらいは入れる予定でしたが、無料ということもあって、抽選で当たったけれど、来なかったという人もおられたのかなと思いました。ただ、最後のn.SSignのときには明らかに増えていましたね。最初と最後を比べたら。

記者(NHK):

 やっぱり会場の県民の方の熱気というのも、じかに感じられましたか。

知事:

 はい。

記者(NHK):

 最後にキム知事と共同宣言をされたかと思うんですけれども、今回を踏まえて、今後こんなことをしていきたいなど、何か具体的なものがあればお願いします。

知事:

 忠清南道との間で具体的に決まっているのは、毎年1回は行ったり来たりしようと、いわゆるシャトル外交を知事レベルでやろうということは決まっているのと、それに合わせて、毎年、日韓文化セミナーを、今年は日本、来年は韓国、再来年は日本みたいな感じで、毎年交互にやろうということは決まっていますが、それ以上のことは特にまだ決まっておりません。

記者(NHK):

そのシャトル外交とか、そのイベントというものを交互にやろうというのは、今回の……。

知事:

 いや、もうそれはもうちょっと前に決まった話です。

記者(NHK):

 今年からということですね。

知事:

決まったのは去年だと思いますけどね。

記者(NHK):

 別に今回の交流イベントを受けてというわけではない。

知事:

 ではないです。

記者(NHK):

 今後もそれを続けていこうということですね。

知事:

 はい、そうです。

記者(NHK):

 分かりました。では今年奈良でやったから、来年は韓国で。

知事:

 ということになるんでしょうかね。

記者(NHK):

 そのシャトル外交のほうというのは、今年はどっちのタイミングになった。

知事:

 今年は、キム知事も来たし、私も行っているので、ちょっと今年がどっちの年というのはまだ、その辺は曖昧ですね。

記者(NHK):

 シャトル外交を今後も続けていくということで。

知事:

 そうですね。

記者(NHK):

 分かりました。ありがとうございます。

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 朝日新聞さん。

記者(朝日新聞):

 今の関連なんですけれど、国レベルの韓国とのシャトル外交で、先日、高市首相が韓国のイ大統領と会談したときに、大統領が奈良に行きたいという発言がありました。高市さんもいいですよと言ったかどうか分かりませんけれど、そういう印象を受けているんですけれども、社交辞令で言ったかも分からないけれど、実現すれば、一国の大統領をお迎えすることになるので、奈良県としてはすごい一つのイベントになると思ったんですけど、これについて、国のほうから何か言ってこられたりはしてますか。

知事:

 いや、それはないですけど、もし奈良県で日韓首脳会談をされるということであれば、もう本県としては全面的に協力させていただきたいと思っています。大変名誉なことだと思います。

高市首相との面談予定について

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 毎日新聞さん。

記者(毎日新聞):

 高市首相と接触する機会というのはその後、どうなったのでしょうか。

知事:

 毎年恒例の柿の贈呈が11月19日11時10分から首相官邸で行われることになりましたので、そのときにお会いすることになろうかと思います。

大和西大寺駅の高架化について

記者(毎日新聞):

 西大寺の高架化の関係で奈良市議会に行かれてその後、3者協議の具体的な進展や仲川市長のアプローチはあったのでしょうか。

知事:

 ないです。

記者(毎日新聞):

 日程も年内はもう難しい感じでしょうか。

知事:

 それは奈良市次第という感じです。

記者(毎日新聞):

 奈良市次第では年内もあるという感じでしょうか。

知事:

 県としてはいつでも。なるべく早くと思っています。

ドリームランド跡地の活用について

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 朝日新聞さん。

記者(朝日新聞):

 先日、奈良市議会で知事が講演された中で、奈良ドリームランド跡地の活用策についての話があったと聞いております。知事は県としては、お金も出して、汗もかくということを明言されたと聞いていますが、良い活用案が奈良市との間で固まった際には、選択肢の一つとして県が土地を購入し、公的に使うということも考えているということなのか、違った意味合いだったのか真意を確認させてもらえないでしょうか。

知事:

 どういう形で県が関わるかということの具体的なことはまだ決まっていませんが、かなりの広大な面積にもなるため、道路の問題があると思います。今のロートフィールド、奈良マラソンのスタート場所でもあるドリームランドから法蓮中町の交差点までは県道です。もしドリームランドを開発するとなれば、渋滞すると思います。県が奈良加茂線という県道を管理していますので、当然その道路は県が考えなければいけない課題だと思っています。その用地取得等をどうするかということはまだ決まっていませんが、県がお金も出し、汗もかく用意はありますので、その旨をこの前の勉強会で呼びかけた次第でございます。

記者(朝日新聞):

 土地自体は民間の事業者が所有していますが、長年ほとんど使われていない状態であり、県民・市民にとってはあまりよくないことかなと思っています。土地活用が動かない一番の課題は何だと考えていますでしょうか。その課題はどう解消していくべきだと思われていますでしょうか。

知事:

 土地の用途規制がございます。市街化調整区域であり、ドリームランドの場所は奈良市風致地区条例の第二種となっております。その辺の規制が厳しいということが土地利用が進まない原因だと考えております。この土地利用に関する規制権者は市でございますので、市で例えば、市街化調整区域内における地区計画を立てることや、風致を第二種からさらに緩和する施策を講じることが必要です。都市計画公園という形で、県や市が都市計画法に基づく公園として整備する際には、規制はあまり関係ないと聞いていますので、規制もクリアできると思いますが、市が乗り出さないと進まない話でございます。ぜひ奈良市議会でも議論いただきたいという意味で、取り上げさせていただきました。

記者(朝日新聞):

 都市計画公園として整備するというのは、跡地を隣の競技場と一体化になるのか分かりませんが、県もしくは市がその土地を所有して公園にするということであれば、規制は除外されるということでしょうか。

知事:

 都市計画公園にするなら、除外されると聞いています。

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 時事通信さん。

記者(時事通信):

 知事の中ではどういった活用法を思案されていますでしょうか。

知事:

 現段階で具体的なアイデアがあるわけではないですが、勉強会で申し上げたのは、例えばスポーツ施設や商業施設、住宅などが考えられます、ということは言いました。

司会:

 ほかにご質問はございますでしょうか。

 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

知事:

 ありがとうございました。

以上

※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。

また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。

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