2009年4月18日に奈良県JET青年連絡協議会（Nara JETNet）は橿原市で第2６回目のイベント 「外国青年と藤原宮跡を歩こう」を開催しました。Nara JETNetとは、住民との国際相互理解を深める事を目的として国際交流事業の企画と運営に取り組んでいる団体です。県内で活動している国際交流員(CIR)5人と奈良県教育委員会の外国語指導助手(ALT)1人が委員で、奈良県のJETプログラム参加者がメンバーになっています。今回のイベントは101名の住民の方が参加し、37名のJET青年達と10チームにわかれ、約８キロメートルのハイキングを通じて、交流しました。 当日のイベントは10時から始まり、Nara JETNet会長のあいさつと国際交流員からのオリエンテーションに続いて、チームのメンバーが親しくなるようにアイスブレーカーゲームを実施してから、チームごとに出発しました。まず、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている今井町に向かい、伝統的な町屋等を自由に散策しました。その後、藤原宮跡に向かいました。藤原宮跡ではチームごとに参加者とＪＥＴ青年が一緒にお弁当を食べて、楽しく談笑し、さらに交流を深めました。お昼休憩の後は、橿原神宮に向かいました。橿原神宮では、お参りをしたり、記念撮影をしたりと自由にのんびりと過ごしました。最後に橿原神宮駅に到着して、ここで解散となりました。 日本人参加者に答えてもらったアンケートによると、奈良ＪＥＴ青年連絡協議会のイベントに今回初めて来た方は、全体の3分の2に上り、ほとんどの方がよく楽しめたことが分かりました。各アンケートに書かれた感想の中で、楽しいイベントになった主な理由は、「ＪＥＴ青年は優しい人」、「話やすかった」などでした。同じように、ＪＥＴ青年に答えてもらったアンケートにおいても、楽しいイベントになった理由は「日本の方との会話」でした。 今回のイベントは、ＪＥＴ青年と話して国際交流を楽しみながらハイキングをすることを趣旨としていましたが、参加者は、今回の交流を本当に楽しんだ様子で、笑い声も絶えませんでした。また、日本人参加者の数が100名を超えましたが、多くのＪＥＴ青年は、交流を楽しむことのできる良い人数と思ったようでした。日本人参加者、ＪＥＴ青年ともに満足し、イベントは好評のうちに終えることができました。