第89回奈良県古都風致審議会

◇日時
  2010(平成22)年 2月26日(金) (現地視察)13時~14時20分 (会議)14時35分~16時25分
   ※当日は会議の開催に先立ち、石舞台古墳周辺の現地視察が行われました。
◇場所
  明日香村中央公民館 研修室
◇審議の公開・非公開について
  公開にて実施(傍聴者1名)


[会議の概要]
   
(議題1) 会長の選任等について
  会長に水野正好奈良大学名誉教授を選任。
  会長職務代理者に磯田則生奈良女子大学大学院教授を指名。
  小委員会委員として水野会長、磯田職務代理者のほか、前迫ゆり大阪産業大学大学院教授、
  榊原和彦大阪産業大学教授、瀬渡章子奈良女子大学教授、田辺征夫奈良文化財研究所長を
  指名。


(議題2) 石舞台古墳周辺の県道改良事業について
      なお、審議の過程で、次のような質疑・意見があった。

    ・事業の目的は何か
     → 石舞台古墳に接して通過する狭隘区間を解消し、地域住民・観光客の安全
     を確保するとともに、観光の振興と交流の促進を図る。
    ・ルート選定の考え方は
     → 特別史跡石舞台古墳の区域を回避するとともに、河川や集落景観を損ねず、
     また、既存集落の移転、国営公園の機能などに大きな影響を与えないように
     配慮し、検討した。
    ・景観への配慮は
     → 盛土により生ずる法面は、直線的なものとせず、周辺の棚田と合わせた法
     面とし、周辺樹木と調和した植栽を施す。
    ・地下遺構について
     → 一部については事前調査されているが、計画・事業化が認められれば、全
     面発掘を行う。
          地下遺構を傷めない盛土工法を採用し、検討している。
    ・道路排水、排気ガス等による周辺への環境の影響がないよう配慮されたい。
    ・盛土工法により浸透水や地下水の流れが変わり、道路地盤に与える影響や地下
  遺構に与える影響に配慮されたい。
    ・人、車、自転車が錯綜する危険箇所を解消し、いい意味での観光ルートを形成
  してもらいたい。
   
     ※ 本日の会議は計画に対するこれまでの検討結果を説明し、質疑・意見をいた
    だいた。次回改めて審議いただき、審議会としての判断をいただく予定


[お問い合わせ先]
  (議題2)の事業計画の詳細に関することは、次へお問い合わせください。

  道路建設課事業計画係 TEL0742-22-1101(内線4143) TEL0742-27-7495(ダイヤルイン)