奈良県地域医療再生計画(平成23年度版)の策定

 本県では、救急医療等を中心とした本県の医療課題を解決するため、平成21年度に地域医療再生計画を策定し、北和(奈良医療圏・西和医療圏)及び中南和地域(東和医療圏・中和医療圏・南和医療圏)において、拠点となる高度医療拠点病院を整備し、将来にわたって持続可能で安定的な救急医療・周産期医療体制の構築など高度医療の充実を図り、これらを担う医療従事者を安定的に確保する体制の整備に取り組んでいます。
    奈良県地域医療再生計画1 (計画へリンクしています)
   「地域の医療需要に応じた医療提供体制の構築1
    -断らない救命救急、医療連携、県民への情報提供の拡充を踏まえて-」
  奈良県地域医療再生計画2 (計画へリンクしています)
   「地域の医療需要に応じた医療提供体制の構築2
    -地域医療を守るための安定的な医師派遣の仕組みの構築を踏まえて-」
 
 これらの取り組みを進める上で、南和医療圏(五條市及び吉野郡)における公立病院の医療機能の低下や救急医療等に対する諸課題があらためて浮き彫りになり、それらを解決することが、南和医療圏の地域医療の再生、引いては県全体の医療再生につながるものと考えています。
 このため、対象地域を南和医療圏とする、新たな地域医療再生計画(案)を策定し、平成23年5月20日付けで厚生労働省へ提出しました。
 なお、全国の状況等については、厚生労働省のホームページをご参照ください。

  計画の内容等

1.概  要
   医療機能が低下している3つの救急病院(県立五條病院、吉野町国民健康保険吉野病院、大淀町立大淀病院)を、1つの救急病院(急性期)と2つの地域医療センター(療養期)に役割分担を行い、医療提供体制を再構築します。
2.対象地域
  南和医療圏
3.計画期間
  平成23年度から平成25年度まで
4.内  容
  奈良県地域医療再生計画 (計画へリンクしています)
   「南和地域の医療を再生する取り組み」
5.事 業 費(見込)
  158億円
      うち51億8370万9千円を国から交付される「地域医療再生臨時特例交付金」を充てます。 
      残りは、県及び南和医療圏の各市町村(1市3町8村)で負担します。