林道について

 林 道 と は ?

 林道とは森林の中を通っている自動車道などをいいますが、国道・県道・市町村道はこれには含まれません。林道は枝打ち、除間伐などの山の手入れや、木の伐採、搬出などを行う道-すなわち林業経営のために必要な交通を主な目的として作られた道のことをいいます。林道の写真1
 しかし林道は林業経営のためだけではなく、山村地域の人々の生活道としての働きも持っています。また都市の住民が山村に来る時のアクセス道や、人々の森林レクリエーションのための道としての働きも持っています。

林道の写真2
 奈良県には総延長約850kmの林道があります(平成11年度)。吉野地域では古くから山にたくさんの木を植え、成長するに従って木を間引いていく(この作業を間伐といいます)方法をとっています。そのた林道の写真3め間伐を行わなければ、木は十分な栄養をとることができず、働きの低い森林になってしまいます。特に林業不振の今、森林の手入れを促進するために、森林の奥まで林道がはりめぐらされていることが理想です。

 林道は、林業経営のためにはかかすことのできないものです。最近では森林浴や自然観察、山菜採りなどを楽しむ人や、林道を走ることを楽しむ人など、様々な林道の使い方がでてきました。林業の振興はもちろんのこと、これらの多様な林道の目的にも、うまくこたえていくようにしていくことが今後の課題です。
林道の写真4


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