第  1 6  号 

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      ■■■■■■■      ≡奈良県教育委員会メールマガジン≡
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    ■■■■■■■       「 E − 夢 は っ し ん ! 」
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        発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課
          http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
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 ┏━┓ 【巻頭言】・・・・・・・・・県こども家庭局次長 中村美榮子
 ┃目┃ 【教育委員会の動き】・・・・教育企画課 県立教育研究所 
 ┗━┛ 【今、学校では・・・】・・・大淀町立大淀桜ヶ丘小学校
 ┏━┓               奈良県立五條高等学校
 ┃次┃ 【数字で見る奈良県の教育】
 ┗━┛ 【お知らせ】【新着情報】 
  
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【 巻 頭 言 】 
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          「きずな」の結び目
                 県こども家庭局次長 中村美榮子

 最近、きずなという言葉をよく耳にする。ある人は、「きずなは重苦しい
感じがする」ととらえ、ある人は、「人と人とがつながるためには必要なも
の」ととらえている。

 そこで、辞書で「きずな」を調べた。辞書には、「馬や犬などの動物をつ
なぐ綱。絶つに忍びない恩愛。離れがたい情実。」などの意味が記されてい
た。確かに、きずなには、綱とか、情的な重苦しさなどを感じさせる意味が
ある。しかし、きずなを漢字で示すと「絆」と書く。漢字からは、重苦しさ
よりも、むしろ、糸と糸とを半分ずつ互いに出し合うことで、二つの糸は結
びあえるという意味合いがあるように思える。

 友達や親子でも心を結ぶとき、この文字のように、相手の喜びや悲しみを
互いに受け入れ、自己主張だけでなく温かな心のやりとりがあってこそ、き
ずなは結ばれるのだろう。ただ、肝心なのは結び目ではないだろうか。

 着物を着るとき、帯がほどけないようにきっちりと結ぶと、苦しくて仕方
がない。しかし、上手な人に帯を結んでいただくと、苦しくもなくそれでい
て着崩れがない。

 人と人とがきずなを結ぶには、心地よい結び目になっているかをしんしゃ
くするだけの心のゆとりが大切なのだろう。

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 【 教 育 委 員 会 の 動 き 】
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  新しい高校入試の在り方について、検討委員会が報告書を提出
                           教育企画課
 
 1月6日、奈良県立高等学校入学者選抜検討委員会(藤田正委員長・奈良
教育大学教授)から、県立高校の入学者選抜制度改革についての報告書が提
出されました。

 報告書は、「受検生の選択の幅を広げる」「各高校の主体性・独自性を生
かす」という観点から、従来の分割選抜に代えて、すべての高校で「特色選
抜」を行うこととし、その際、各学校が検査内容を選択し、検査問題を作成
するとしています。また、調査書の学習成績の記載方法を絶対評価に改め、
合否判定における調査書成績と検査成績の比重の置き方等を一定の範囲内で
各高校が定めることなども提言されています。
 
 県教委では、報告書の趣旨を踏まえ、各方面の関係者の意見を聞きながら、
今年度末か4月までに入学者選抜制度の改革方針を決定したいと考えていま
す。なお、この報告書については、次のページでご覧いただけます。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/nyusisenbatu.htm

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    リーフレット「ならっ子、みんなで育てよう」を作成
                          県立教育研究所

 家庭教育部では、平成12年度から3年間にわたって実施してきた「家庭教
育アンケート調査」の結果から、奈良県の家庭教育の課題を明らかにし、そ
の課題解決に向けて、家庭教育で大切なことを「家庭教育7か条」として提
言するリーフレット「ならっ子、みんなで育てよう」を作成しました。

 本年度は5,000部を作成し、県内すべての保育所(園)、幼稚園、小学校、
中学校、家庭教育部の家庭教育啓発推進実行委員会の各組織団体に配布しま
した。また、次のページでもご覧いただけます。ぜひ、お役立てください。
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/syokai/sosiki/katei/15kateikyouiku7kajyou.htm

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 【 今 、学 校 で は・・・・ 】
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┃小学校┃    伝統の取組をたいせつに、地域とともに
┗━━━┛               大淀町立大淀桜ヶ丘小学校

 大淀町は吉野地方への玄関口に位置し、吉野川に沿った豊かな自然と文化
の香り漂う町。大淀桜ヶ丘小学校は、下市口駅の北、町の新庁舎から一番近
い学校です。

 この地域では、中世以降、能楽の原点とも言える猿楽の一座「桧垣本猿楽
座」が活躍していました。町では3年前の吉野魅惑体験フェスティバルの開
催を契機として、これを伝統文化遺産として受け継いでいこうと、「大淀町
能楽プログラム」を策定しました。能楽協会や小鼓の大蔵流からも絶大なる
支援をいただいて、「ちびっ子能楽体験」や「ちびっ子桧垣本座」、そして、
「大和猿楽子どもフェスティバル」の開催など、多彩なイベントを行ってき
ましたが、本校でも、これらの活動に積極的に参加し、伝統文化に親しむ学
習を展開しています。

 また、本校の総合的な学習の時間は、人権・生命・平和を中心のテーマに
取り組んでいます。4年生の「10歳を祝う会(ミニ成人式)」、5年生の「環
境学習」、6年生の「生い立ちの記」の学習。そして、生命と平和への自覚
と決意を確認する機会ともなる「ヒロシマ修学旅行」の学習は、全校生を前
にした出発式や保護者への報告会も含めて、毎年、感動的な取組となってい
ます。

 本校の特色のもう一つは、保護者や地域の皆さんからの学校支援にありま
す。PTA読書会の方々による「ストーリーテリング・読み聞かせ・おはな
しの会」、PTAの「花いっぱいボランティア」や「音楽発表会」での保護
者有志の出演、学校行事にあわせての「託児所」の開設など、多くの方々に
支えられての大淀桜ヶ丘小学校です。

 *大淀町(猿楽のとりくみ)のホームページはこちらへ。 
 http://www.town.oyodo.nara.jp/html/sarugaku/15nougakuframepage.htm
 *この記事に関連した写真は、次のページでご覧いただけます。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/

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┏━━━┓ 
┃高 校┃       伝統校の新しい取組   
┗━━━┛                  奈良県立五條高等学校
 
 全日制には普通科と商業科、夜間定時制には普通科、賀名生分校には農業
・家庭科があり、寮も併設されています。今年 108年目を迎える歴史と伝統
のある学校ですが、平成4年に現在の地に移転した校舎は、オシャレで近畿
でも有数の施設を持っています。

 全日制普通科ではほとんどが進学希望であるため、2年生から、文型、文
理型、理型の3類型に分かれて学習します。1年生の9月から、数学や英語
で習熟度別講座編成、3年生では、英語、数学、国語において、進路希望別
少人数講座編成による授業を実施し、意欲のもてる授業を通して実力向上を
目指しています。

 衛星を利用して予備校の授業を視聴するサテライト講座、大学の先生を招
いての特別講義、夏期休業中の勉強会や大学見学会、毎学期実施される校内
実力テストや放課後の進路補習なども充実し、進路指導にとても力を入れて
います。

 商業科では、情報化時代に対応できる人材の育成のため、パソコンが一人
に一台ずつ設置された2つの教室を使って、きめ細かい情報処理実習の指導
を行っています。実際に商業活動を模擬的に体験する授業なども好評です。
各種検定(簿記・商業英語・情報・電卓等)にも積極的に挑戦し、卒業時には
全員有資格者となっています。商業科の進学希望も多く、普通科と同じ科目
を学習できるなど進学にも十分対応できる教育課程を編成しました。

 英語学習や国際理解の充実の一端として、オーストラリアの高校と姉妹校
関係を結び、20名程度の交換留学(短期)を毎年3月に実施しています。

 *この記事に関連した写真は、次のページでご覧いただけます。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/

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 【 数 字 で 見 る 奈 良 県 の 教 育 】  
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    スポーツ・レクリエーションの59種目・分野に556人! 

 これは、本年度の「奈良県スポーツリーダーバンク」(以下、リーダーバ
ンク)に登録されたスポーツ指導者の数です。リーダーバンク事業は、生涯
スポーツ社会の実現に向け、昭和62年にスタートしました。県教育委員会保
健体育課に置かれている事務局では、県内の市町村や職場、学校等からの照
会に応えて、実技講習や講義を行っていただける適切な指導者を紹介してい
ます。  
            種目・分野数    登録人数   
      昭和62年     25      250人
      平成5年     41      466人
      平成10年     41      527人
      平成15年     59       556人

 リーダーバンクに登録されているのは、国民体育大会等でなじみの深いス
ポーツはもちろん、各種レクリエーションスポーツやスポーツドクター、ス
ポーツ学など、実に59の種目・分野に及びます。また、登録いただいている
指導者は、競技団体の公認資格所有者や専門家・大学関係者、県内の体育関
係団体等から推薦をうけた方々で、県民の皆さんの多様なニーズに応えるこ
とができるようになっています。

 当事業の活用については、保健体育課社会体育係(0742-27-9861)まで、
お問い合せください。

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 【 お 知 ら せ 】
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■多数のご来場を! 県立同和問題関係史料センター開所10周年記念展
  「史料センター 十年の歩み展 −部落史研究の過去・現在・未来−」■
 期間:〜3月31日(水)9:00〜17:00 (土・日・祝は休館)
 場所:県立同和問題関係史料センター(奈良市大安寺1-23-1)
 http://www.pref.nara.jp/jinkenk/sitryou/siryoucenter1.htm

■参加者募集!「奈良県子どもの読書活動推進フォーラム」■
 日時:1月31日(土) 13:00〜16:00
 場所:奈良県社会福祉総合センター(橿原市大久保町320-11)
  「奈良県子ども読書活動推進計画」の関連事業として、子どもの読書活
 動推進に関する基調提案、実践報告及びパネルディスカッションを行いま
 す。定員は150名(先着順)。申込みの締切は1月23日です。申込み、お問
 い合せは、生涯学習課図書館グループ(0742-27-9839)まで。詳しくは、
 次のページをご覧ください。
 http://www.library.pref.nara.jp/lib-nara/dokusyo/forum.htm

■参加者募集!「親子万葉教室〜親子で楽しく学ぶ万葉集〜」■
 日時:2月15日(日) 13:00〜16:30
 場所:県立万葉文化館(高市郡明日香村飛鳥10)
 対象:小学4〜6年生と保護者のペアー10組
  万葉文化館では、万葉古代研究所の研究員とともに、クイズを解きなが
 ら館内を探検するなど、万葉集や万葉文化にふれていただく「親子万葉教
 室」の参加者を募集します。参加料は1組1,000円。(観覧料を含む) 申
 込みは先着順で2月9日まで。詳しくは、次のページをご覧ください。
 http://www.manyo.jp/event/index.html 

■ボランティア募集! 奈良県立万葉文化館■
 万葉文化館では、ボランティア活動をとおして「万葉集」や古代文化に関
する理解を深めるとともに、その魅力を広く伝え、一緒に万葉文化振興に取
り組んでくださる方を募集しています。詳しくは、次のページをご覧くださ
い。 http://www.manyo.jp/sub/volunteer/index.html

■参加者募集! 県立教育研究所「教育セミナー”2003”」■
 日時:2月20日(金) 9:00〜16:00  
 場所:奈良県立教育研究所(磯城郡田原本町秦庄22-1)
  県立教育研究所では、昨年度までの「研究発表大会」を「教育セミナー」
 と改称して、本年度は、「−教育ナビ! 輝く子どもの未来へ−」をテー
 マに実施します。筑波大学教育学系長、門脇厚司教授の「非社会化時代の
 子育てと教育〜いま、育てるべき子どもの社会力〜」と題した講演のほか、
 研究発表(研究プロジェクト、指定研究員・指導主事の研究)が行われ、
 幅広いテーマの中から、聴きたいものを選んで参加していただけます。参
 加申込みは、2月13日(金)まで。詳しくは、次のページをご覧ください。
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/happyo/happyo15/happyo15.htm

■橿原公苑体育施設を開放!「ふれあいDAY」■
 日時:2月21日(土) 9:30〜16:30
 場所:県立橿原公苑(奈良県橿原市畝傍町51)
    第1体育館・・・・卓球、バドミントン
    第2体育館・・・・ソフトバレーボール
    トレーニング室・・各種トレーニング
  橿原公苑では、軽スポーツに親しむ機会を提供し、施設利用の促進を図
 ることを目的に「ふれあいDAY」を開催します。参加費は無料。2月15
 日(日)までに申込みの上、運動できる服装、体育館シューズ、用具(ラ
 ケット貸出可)等を持参してご参加ください。お問い合せは、県立橿原公
 苑体育館事務室(0744-22-6000)まで。詳しくは、次のページをご覧くだ
 さい。 http://www.kashihara-kouen.jp/sports.html

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【 新 着 情 報 】
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◎奈良県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。
 奈良県立高等学校入学者選抜検討委員会報告     教育企画課
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/nyusisenbatu.htm
 平成15年奈良県教育委員会トピックス10        教育企画課
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/topics10/
 「奈良県子どもの読書活動推進フォーラム」      生涯学習課
 http://www.library.pref.nara.jp/lib-nara/dokusyo/forum.htm
 
◎教育研究所のホームページに次の情報を掲載しました。 
 平成16年新春特別番組 県教育長にきく「子どもたちが主人公−奈良県の教育改革−」
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/H16_taidan/h16_taidan.htm
 「ならっ子、みんなで育てよう」
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/syokai/sosiki/katei/15kateikyouiku7kajyou.htm
 「教育セミナー”2003”」
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/happyo/happyo15/happyo15.htm

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【 県庁各課のメールマガジン 】  ◇ 読者登録をお願いします!◇
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広報広聴課「大仏さんのつぶより情報」http://www.pref.nara.jp/koho/nara-merumaga/
地域政策課「まほろば*地域づくり情報」http://www.pref.nara.jp/chiikis/mahoroba/
県民生活課「ボランティア情報誌 Vio」http://www.pref.nara.jp/kenmin/vioinfo.html
健康増進課「健康21ファンクラブ通信」http://www.sukoyakanet-nara.jp/mag/

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 【 編 集 後 記 】
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 読者の皆さん、こんにちは。今年のお正月休みはいかがでしたか。若草山
では山焼きも終わり、こげ茶色の山肌が静かに春の芽吹きを待っています。

 さて、いよいよ一年の仕上げの時期となりました。学校では、かるた会や
耐寒マラソンなど、この時期ならではの行事も行われます。受験生の皆さん
も、あとひと踏ん張り。喜びの春をイメージして、風邪など引かずに頑張っ
てくださいね。

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◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message3.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。 
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。
 http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信
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        発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課  
         〒 630-8502 奈良市登大路町30番地 
       TEL 0742-22-1101(代表) 内線 5352 5353  
         0742-27-9830(直通)
          e-mail:kyoikuk@pref.nara.jp    
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